お話をお聞かせください。相談余話

相談余話

常照護

てんかんの娘さんが、当店に5年ほど前に御両親と来られ、漢方薬他、体質改善をしていただきました。2年ほどでてんかん症状も治まり、安心しておりましたが、最近、転勤先の静岡の方から連絡があり、また最近、以前のような症状ではないが、軽い痙攣症状とチック症状が現れたとのことでした。お母様からのお話を伺っているうち、一つ、気になることがありました。以前の相談の中で、ご両親様に「夫婦の有り様」についてお話したことを思い出し、現在はどうですか、「夫婦仲良く子供さんを見守ることが、子供さんの病気には大事ですよ。守られている安心感を与えてください。」と申しました。その時お母様は電話口で泣いていらしたようです。ついつい夫婦ゲンかを子供の前でしてしまい、以前お話ししたことを忘れていたようです。薬より大事なことですと申し上げました。

1.汝自身を知れ、補って治す。取って治す。

この世には、一人として同じ人間がいないように、丈夫でとても元気な人もいれば、見るからに弱々しく虚弱な人がいます。なかなか中庸の普通の人は来ません。風邪を拗らして、なかなか治らないということで相談に見えたお客様は典型的な虚弱タイプです。テレビコマーシャルを見て購入した風邪薬を一週間ほど服用しても夕方になると微熱がでて、だるく、最近は胃痛もでてきたと相談に見えました。お客様のような弱い体質の方には、一般的な風邪薬では負担が大きく、そのために風を拗らせたことを申しまして、胃腸に負担がなく、「体力を補って治す」漢方薬をおすすめしました。また、近くの専門店の店長さんは、見るからに赤ら顔の丈夫な元気な方です。風邪を引いても休めないということで当店に見えて、漢方薬を求めましたが、相談によると食欲もあり、胃腸もしっかりしているので、漢方薬をよりも一般的な風邪薬の方が効き目もよく、早く治りますよと申しました。できたら今日だけは早く帰宅するように申しました。エネルギーがあり過ぎる方の風邪は「取って治す」のが一番です。