おぼこあきちゃんの売店

あきちゃんの売店

第52話 おぼこのあきちゃん いつものおぼこです。

毎日、毎日が忙しさの中で終わっていきますが、楽しいことばかりです。

こんな私が、みなさんの役に立っているんですから。

私が作った漬け物でしょ、梅干しに鰹の削り節でしょ、それに玄米ご飯が、やまと堂のみなさんの食事になるんですもの。元気に働いてもらわないといけませんよね。

裏方も大変ですが、やりがいがあって、毎日が充実しております。

それに、うめ爺うめ子、社長なんか、あ~これで長生きが出来るなんて言っているんですから。

やまと堂も安心して、来年を迎えることが出来そうです。

健康に感謝です。

浅草の浅草寺のおみくじにも一日一日を大切に焦らず待てば必ず思いが叶うと書いてありました。

ホームページも、富岡の薬寿庵もみなさん一生懸命に頑張っていますので待ちたいと思います。

焦らず待てば、来年はもっといい年が来ますものね。

一歩、一歩ですね。

それと柳丸の青梅っこ梅しそ味の青梅せんべいは、やはりおいしいですね。お笑いですね。

あと、社長がつるつる温泉の帰りに撮ったそうです。奥多摩湖です。

第51話 おぼこのあきちゃん 理想的な売店見つけました。

もう秋です。一年というのは、早いものですね。緑のお山もすでに、黄色や茶色に変わっていきました。

私はと言うと、あいかわらず、おぼこですかね。というのも、小さいときアトピーが悪化しまして、病院に入院したとき、一人で、お風呂やお着替えに、看護婦長さんが来るとベッドに正座して、「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」なんて言っていたようです。

それが、今でも、朝起きると、正座をして、今度は観音様に同じように、今日もよろしくお願いします。と言っています。

やまと堂のみなさんや、やまと堂に来てくださるお客様の無事を毎日お願いしております。

看護婦長さんが、観音様になっただけですかね。

それと、まもなくやまと堂の社員旅行なんですよ。この秋は、那須の麓にある、板室温泉というところに行って来ます。

何かよい写真が撮れましたら、載せますね。

社長は、湯あたりに、うめ爺は食べ過ぎ、飲み過ぎに注意でしょ。うめ子はまた、エステですかね。目を離さないように注意、注意です。

それこそ、無事帰ってきて、英気を養ってお客様のために頑張りたいと思います。

旅の途中、素敵なお店を見つけました。
理想的です。将来このような雰囲気の売店を富岡に作りたいです。

第50話 おぼこのあきちゃん 上棟式です。

8月は、やまと堂の夏休みに合わせて、おぼこのあきちゃんコーナーも休ませていただきました。それからやまと堂のホームページも5年ぶりにリニューアルしますので、また新しいホームページをよろしくお願いします。

「相談余話」は、社長です。「うめ爺、うめ子」は、いったいだれでしょうかね?
それから、私は、まさしく「おぼこのあきちゃん」です。

社長に言わせると、「この青梅でもみたけ山のニホンオオカミと同じで、もうすぐ絶滅危惧種になるようだね。」と言われております。

どういうことですかね。
そうならないように、精一杯生きますよ。

社長よ、後ろからいって、足かっくんしますよ。
まあ~、出来ませんけど、しょうがない。

それから、8月末に富岡の母屋の上棟式も終わり「薬寿庵」らしくなってきました。

多くの方のご協力に感謝いたします。

一歩、一歩、進んでおります。

やまと堂のシンボルでもあり、みな様のアジール(憩いの場)になることを祈っております。

これからも、社長、うめ爺、うめ子、それに、未熟ですがおぼこのあきちゃんも頑張りますので、よろしくお願いします。

新しいホームページでお会いすることを楽しみにしております。

上棟式の様子です。
雨の予定でしたが、くもりや小雨で無事におわりました。
遠くから来た大工さんもいました。ありがとうございました。
この後、どんどん家の形になっていきます。楽しみです。


第49話 おぼこのあきちゃん 春休みの初日(つづき)

あ~、あ~、なつかしいですね。

温泉旅館として立派になりましたが、湯治部や茅葺の菊水館や川に面する露天風呂は昔と変わりませんね。

やはり、私は、茅葺の菊水館に泊まりたいです。

素朴な部屋に、質素な食事がいいですね。

でも、ここから混浴の露天風呂が見えるとのことでこの部屋は一番人気なんですって、お笑いです。

でもいい眺めですね。豊沢川にかかる橋が素敵です。

橋を渡ってくるのは、おしか婆さんですかね。ここまで来るのは、大変ですから行ってみますか。

おぼこ様、手を出してはいけませんよ。

はい、はい、わかりました。

この橋の上からあんたのお化粧道具一式を投げ入れたわね。
あれはね、もう世間に合わせた生き方を捨てるためにしたんだよ。

おしかばあさん、そのおかげで私は、私の生き方が見つかりました。
本当にありがとうございました。

そんなこと言うのは、おぼこ様だけだよ。
本当に立派になったもんだよ。

さあ、お風呂に入ってゆっくりしてくださいよ、おぼこ様。

この菊水館は、昔のしきたりでね。部屋は質素だし、食事も一汁一菜みたいなものだよ。
仲居さんなどいないが、今日は、おぼこ様専属の仲居でございます。何でも言いつけてくださいよ。

おしかばあさん、それではお願いします。横になってください。

はい、はい、わかりました。

あれですよ。足もみをします。

昔と体重が違うけど、やさしくしておくれや、おぼこ様。

当時は、半分寝ながらやっていましたよ。

そうかい、そうかい、涙が出てくるね。これじゃ仲居としては、失格かね。

いえいえ、合格です。あいかわらず、三畳のふとん部屋にいるそうですね。

あそこが私の会長室だよ。いつも初心を忘れないようにね。最後は心が決めることだよ。おぼこのあきちゃんも同じだよ。技術は、終わりがあるけど、心は、無限に続くよ。心を大事に前に進むんだよ。

はい、最後までありがとうございます。
おしかばあさん、私も色々強くなりましたよ。今晩は、二人でお酒でも飲みますか。朝までやりますよ。いいですか。

やはり、私の一番弟子だね。

男でも露天に入っていたら、二人で押しかけますかね。

いいね、みんなびっくりだよ。  おわり

ご来店、お買い上げのお客様でご希望の方に「おぼこのあきちゃんセット」をプレゼントさせていただきます。
​かごの中にも色々は入っていますので、お好きなものをお選びください。

第48話 おぼこのあきちゃん 春休みの初日。

今年は春休みを利用して、おしかばあさんに会いに行くところです。

どうにもならない私を社長が、おぼこのあきちゃんは、長い目で見るしかないので、大沢温泉におしかばあさんというすごいおばあさんがいるから、修業しておいでと言われ、一人で旅立ったのが昨日のことのように思い出されます。

当時は、不安で、不安でどうにもなりませんでしたが、今回は、おしかばあさんに会いたくてたまりません。

どうにもならない私を、ここまでしてくださった人なんです。
育てのおばあちゃんですかね。

そうとう怒られましたが、もうなつかしいです。

今では、やまと堂の私もおしかばあさんですかね。社長も安心しているようです。なんちゃって、ここでの話しですが。

そんなわけで、お土産をいっぱい持ってきました。

あらもう、新花巻の駅ですよ。あそこにちっちゃなおばあさんが見えましたが、もしかしておしかばあさんですかね。あ~あ~、涙が止まりません。おしかばあさ~ん、会いたかったよ。

おい、おぼこ。私だよ、ばあさんだよ。

はい、あのおぼこです。おしかばあさん、小さくなりましたね。

もうすぐ、お迎えが来るから、あの世に運んでもらうには、小さくて軽い方がいいだろうよ。
うれしいよ、会いに来てくれて。みんな元気かね。

はい、社長もうめ爺もうめ子も元気です。

おまえさんは、こんなにでかくなっちまって、その太い腕は、いったいどうなっているんだね。

おばあさんが鍛えてくれたおかげですかね。

たいしたものだね。やっぱり、私の一番弟子だね。
温泉に入ってゆっくりしな。今日、明日は、おまえの専属の仲居をつとめさせていただくよ。
さあ~、私の最後の勤めになるかもね。よく見ておくんだよ、おぼこのあきちゃん。

私は、迎えが来るまで、この大沢温泉の仲居さんで終わるつもりだよ。会長は、もう嫌だね。

さあ、宿に行きますかね。お荷物を持たせてくださいな、おぼこのあきちゃん様。

はい、よろしくお願いします。   つづく

『梅酒をつける季節になりました。』

作り方

青梅:1kg、氷砂糖1kg、ホワイトリカー1.8ℓ

梅をきれいに洗い、へたをとります。水に3時間ぐらいつけ水気を切ります。
梅の実を一つずつキッチンペーパーに焼酎をふくませふきます。(きれいな実になります)
青梅、氷砂糖を交互にいれ、最後にホワイトリカーをそそぎます。
濃厚な梅酒を飲みたいと思いますので、来年の今ごろまで熟成させます。

第47話 おぼこのあきちゃん 私もまひろです。

みなさん、ありがとうございます。
「あきちゃん、ホームページ読んだよ。がんばっているね。」と言ってくださるんです。

もう、うれしくてうれしくて、涙が出てしまいます。
本当にこのコーナーをやってよかったと思います。

最初は、社長から言われて、どうしていいかわかりませんでしたが、私を知ってもらうには、ありのままの私を書いていくのが一番よいかと思い始めました。

今じゃ、NHKの大河ドラマ「光る君」にはまっておりまして、いつも番組が始まると吉高由里子ちゃんのまひろになったつもりで、テレビの前に座り、同じ衣装を着て見ているんですよ。

衣装は、何とか私が作りましたが、他の人には見せられません。

うめ子と、うめ爺なんか、社長に早く病院に連れて行った方がよいかもとか何とか言ったそうです。

社長も心配して、おぼこのあきちゃん、何か悪いものでも食べましたか?ですって。
まったく失礼ですよね。お笑いですが。

そんなわけで、まひろちゃんは、世の中を少しでもよくしたく頑張っているし、私もやまと堂をもっとよくしたく頑張っているのです。

まひろちゃんには、道長さんがおりますが、私には、今まで支えてくださった方々、それにうめ爺にうめ子、社長がおります。

まひろちゃんも私も同じですよ。

今回もいっぱいお煎餅を用意しておりますので、どうぞめしあがれ。

あ~あ、しあわせですね。

平安時代の頃から、空薫(そらだき)と呼ばれるお香が使われるようになったそうです。
いい香りです。私の部屋も平安時代にタイムスリップしたようです。

第46話 おぼこのあきちゃん お煎餅いかがですか。

いつの間にか、白いお山が緑のお山ですよ。
ふもとでは、お花畑で子供達がくるくる回って楽しそうに遊んでいます。

ここにお家が出来たら一緒に遊びましょうね。
ここにもお花畑を作りますから来てくださいね。

ここから見る桜は、何と素敵なんでしょう。

川の先に広がる田んぼに今年もいっせいに楽しそうに花を咲かせています。
黄色い菜の花の下では、みなさんがお花見の宴会をしています。

これは、夢じゃないんです。ほっぺをつねっても痛いですもの。

そうだ、いつかお話をした、おぼこのあきちゃん煎餅を見つけましたので、この本当につまらないおぼこのあきちゃんシリーズを読んでくださいました方々にプレゼントをさせていただきます。

社長から、身体も弱く、アトピーで、それも小ちゃいんです。
そんな私が、世に出てがんばっている姿を見てもらい、同じような方の励みにもなるし、自分にとってもみなさんのお手本になって、やりがいのあることだよと言われました。

なんだか、恥ずかしいことですが、お役に立てればうれしいかぎりです。

今後も続けていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

そんなわけで、読んだよと言ってくださいましたら、お店で受け取ってくださいね。

かごに入れておきます。恥ずかしいですが、とてもかわいいお煎餅です。めしあがれ…。

今年も富岡の桜です。
晴れた空にさくらがきれいです。気分もよくなりますね。

第45話 おぼこのあきちゃん いい旅夢気分。

さあ~、今日は、大内宿に入りますか。

会津と日光を結ぶ会津西街道として、旅人で賑わっていたそうです。今でも30軒の茅葺の民家が連なり、それは、時代劇のセットそのものなんですよ。

なんか、休まりますね。

おはるさんが、家の前の水路で大根を洗っていると、小兵さんが、「おはるよ、おまえの足でも洗っておるのかい」とかなんとか言っているシーンを思い出しますね。

私の足も同じようなものですが、それくらい昔懐かしい風景が広がっているんです。

はい、そんなわけで、今回は、富岡の母屋についで、私のちいさなおぼこのあきちゃんの売店について、何かヒントになるかと思い寄せてもらいました。

それにしても、ここにいると癒やされますね。まったくの江戸娘ですよ。

造りは、三畳分の土間の売店に、同じ大きさの小部屋があり、できれば台所があって、裏木戸から石畳を通って、母屋のお風呂に行ければいいかと思います。

途中にお花畑でしょ。それに池などを見ながら夜には、お月様に今晩はなんて言っちゃって、あ~まただめですね。まだまだ夢ですね。

でも、母屋も夢のような話しから始まりましたし、次は私の将来の夢を叶えていきたいですよ。自立、自立ですよ。

さ~て、もう帰りますか。
うめ爺に、うめ子、社長におみやげとして、加登屋さんの栃餅と地酒があれば買って帰りますか。

私も、少し、呑み鉄でもして帰りますかね。
いい旅になりました。ありがとうございました。

おぼこのあきちゃんの売店、こんな感じ、いいですね。
理想的です。はい、パチリ。

第44話 おぼこのあきちゃん 呑み鉄です。

やまと堂は、2月が決算月なんです。
 
決算に用意する書類や月末の棚卸表も作成したし、今年はちょっと行きたいところがあるので早めに終わらせました。
 
それは、呑み鉄、麺鉄、色々あるけれど、私も地方に赴き、ふらっと降りた駅で、古民家や
農家の写真を撮りたいと思い、さっそく、浅草から各駅停車の東武日光線で下今市に行く予定です。
 
ここでは、蒸気機関車の大樹の写真を撮りたいですね。
 
人が多くてどうですか。
 
社長からもらったカメラなんですけど、1月に買った福袋の景品のカメラだそうです。
おぼこのあきちゃんなら、お似合いだから使ってくださいですって。
 
子供用のピンクカメラなんです。ただならよしとしますかね。
 
そんなわけで、大樹の写真が撮れたらアップしたいと思います。
 
それから、その先の野岩鉄道に乗換えて、いよいよ、古民家や農家の写真が撮れるとうれしいかぎりです。
 
できたら、湯之上温泉まで行って、竹細工のお店によって、湯之上温泉の民宿に一泊したいと思います。
 
一人旅は、気楽でいいですね。
さっそく、夜は、呑み鉄といきますか。
 
べろべろにならないように気をつけないと。
 
明日は、大内宿に行ってみたいと思います。
本当にこのカメラ、大丈夫でしょうか。
 
福がついているから撮れますように。
 
それでは、次回この続きをお知らせします。
 
女酒場放浪記ですよ。
 
おやすみなさいませ。あ~ちょっと酔った。ぐ~、ぐ~。

大樹の写真、撮れました。
今回は、写真だけでしたが、いつか乗ってみたいですね。

第43話 おぼこのあきちゃん 新年の誓い。

みなさま、あけましておめでとうございます。

おぼこのあきちゃんは、今年もがんばっていきますよ。

まずは、岩井堂の観音様に初詣に行きまして、地鎮祭の執り行いが無事に終わりますように、お願い事をします。いよいよ始まります。

完成は、秋頃ですが、どうなりますか。

18日には、浅草の浅草寺にお詣りに行って、岩井堂の観音様から、ちゃんと知らせが届いたか、浅草寺の観音様に聞いてくるつもりです。

なんていったって、本家の観音様なんですもの。

みなさんが、無事に怪我もなく、秋までに終えてくださればいいと思います。

お願いします、観音様。

それから、社長の頭が薄くなって、バーコード頭になりませんように、うめ爺の股ずれが早く治りますように、うめ子にいい彼氏が現れますように、最後におぼこのあきちゃんをみな様に知っていただき、やまと堂に来ていただきますようお願い奉ります。

口上のようですが、一丸となって今年もがんばります。
よろしくお願いします。

それから、おぼこのあきちゃんせんべいのプレゼントも考えております。
いましばらく、お待ちください。近々発表します。


 

第42話 おぼこのあきちゃん 来年もよろしくお願いします。

みなさま、おぼこのあきちゃんにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
年内は、今回で終了させていただきます。

まだまだ、未熟者で、自分でもどうしたらいいものかと悩んでおりますが、母も「この子は、幼くって、幼くって、将来が心配なんですよ。」って言っております。

でもこれが私なんです。身体も小さくって、病気ばかりです。
でも心は負けません。

うめ爺、うめ子、そして、社長の健康管理を食事を通してがんばっていきます。

社長が言っております。
裏方をちゃんと出来ることが、実は表に出たとき、誰よりも飛躍できる人になるそうです。

今は、健康管理を通して、裏方を極めたいと思います。

いましばらく、おぼこのあきちゃんが飛び立つ時をお待ちください。

身体は、小さいですけど、心は誰よりも大きいと思っております。

来年は、ご来店の方に、おぼこのあきちゃんせんべいを考えております。

富岡も始まりますよ。楽しみです。

また、来年元気に会えることを楽しみに年末年始を頑張りたいと思います。
また、来年もよろしくお願いします。  
                     
来年は、光あふれる一年になりますように。    おぼこのあきちゃんより

第41話 おぼこのあきちゃん 章慶寺の奥様。

「おぼこのあきちゃん、お彼岸が過ぎたら北鎌倉にある章慶寺さんに私の代わりにお師匠さんのお墓参りに行ってください。」と言われ、今日は、住職の奥様がいらっしゃるそうなので、お邪魔することにしました。

いつもは、社長のお供で参るのですが、今日は一人で来ました。
私も孫弟子ですので、みなさまに社長共々代わりにお墓参りをさせていただきました。

さてと、お参りが終わりましたので、奥様のいらっしゃる裏手に行きます。
それこそ料理の師匠は奥様なんですよ。

みなさまが、おいしい、おいしいと食べてくれるものは、奥様のおかげなんです。
ほとんどがお寺の境内で採れた食材で賄います。その季節に採れた食材をほとんど無駄なく利用して、おいしい料理にするんです。すごい方です。

その奥様が私のことを、「むかし、むかし、江戸の頃にいた娘さんのようですね。あなたなら大丈夫。私が教えるから、たまに来なさい。」と言われ学んでいます。

今日は、奥様といただくお弁当を作ってきましたので、何と言われるか楽しみです。

富岡で採れたお芋に野菜に梅干しとふきみそなど富岡弁当です。喜んでくれるといいのですが。

いつもの笑顔でお待ちしていたようです。
お茶を入れて、「待っていましたよ、おぼこのあきちゃん」と言ってハグまでしてくださいました。

お話をしながら、二人でお弁当をいただくことになりました。

奥様がわっぱのふたをとると、涙を流してお弁当をなでています。

「あなたは、私の本当のお弟子さんよ。ずうっと、ずうっと、この気持ちを忘れないでね。あなたにお会いできたことが、私は一番うれしいわ。江戸娘のあきちゃん。さあ、食べましょうか。」

「はい、お師匠様。ああ、ここはいい所ですね。」こんな場所を富岡にも作りたいです。


群馬県の照葉峡です。標高が上がるにつれ紅葉していました。空気がおいしいです。
道端にどんぐりが。夜はクマさんが出るかもしれないです。きれいですね。

第40話 おぼこのあきちゃん 高湯温泉に一泊します。

アトピーの人にとっては、福島県の高湯温泉もいいです。
修業時代にお世話になった、女将さんに会いに行くことにしました。

休みを利用しての一泊の旅はきついのですが、あの女将さんに会えるのかと思うとうれしいかぎりです。

おしか婆さんも言っておりましたが、秘湯の宿の中では、一番の女将さんと言っておりました。

それでは、べにこさん風に紹介しますね。
磐梯吾妻スカイラインをくねくね登りますと、30分ほどで湯煙の中に硫黄臭がしてきます。そこが、140年ほど前からある高湯温泉に到着です。めざす吾妻屋さんは通り沿いにあります。

女将さん、元気にしておりますかね。では、入ります。

あら~、おぼこのあきちゃんでしょ。あのあきちゃんでしょ。

はい、女将さん、あの小ちゃなあきちゃんですよ。
本当にお世話になりました。今日は、女将さんに会えることがとてもうれしいです。

当時、アトピーが悪化して、おしか婆さんに行っておいでと言われて来ました。
仕事を手伝いながら、アトピー治療も出来、今ではこんないきれいになりました。
女将さんのおかげです。

今回は、酸性・含硫黄カルシウム・アルミニウム・硫酸塩泉の泉質がアトピーにいいことをみなさんに知ってもらう目的もありました。

私と同じ苦労の方に知ってもらいたくまた来た次第です。

あなたのことは、おしか婆さんから聞いておりましたが、体はちいさいけど、心は大きいんだよとおしか婆さんが褒めていましたよ。
やまと堂のもう「かなめ」になっているらしいですね。

私は、まだまだ修業の身です。今日も色々教えてください。

はい、今日は、あなたをお客様として迎えて、わたしも一杯やりながら昔の話でもしましょう。
本当に楽しい晩になりそうだわ。さあ、入って、入ってください。おぼこのあきちゃん。大きな心のおぼこのあきちゃん。

女将さん、恥ずかしいですよ。  おわり。

吾妻屋さんの露天風呂に行く途中に素敵な古民家がありました。
以前裏の山手にあった古民家を移築したそうです。窓の感じがいいですね。

第39話 おぼこのあきちゃん たまには山の温泉でも。

みなさんこんにちは。私は今どこにいると思いますか。

今回は、休みを利用して、アトピーさんに良いという温泉探しのために、八ヶ岳連峰の一つ、天狗岳の登山口にある渋御殿湯さんにおじゃましております。

アトピーさんにとっては、理想の泉質(単純酸性硫黄泉)で泉温も27~31度です。
足下湧出の「渋長寿湯」があり、湯はすべて掛け流しです。女性用のお風呂は少し小ぶりですが、よいお風呂です。

私のような肌の人には、高原にある山の温泉に長く湯治するのが理想なんです。
ハイジがおじいちゃんと湯治に行くような感じですかね。

忙しい毎日ですが、こんなお休みがあってもよいかと思います。
どうぞ、心の休養に出かけてみてはいかがですか。

私も休みを利用して、ハイキングをしながら、アトピーさんによい温泉を見つけるのも楽しいものです。

そういえば、宿の近くに日本画の東山魁夷さんの作品「緑響く」に描かれた「御射鹿池」もあります。探せば良いところがいっぱいあるものですね。

次回も休みを利用して、アトピーさんによい温泉探しに出かけたいと思います。

お泊まりしても1万円でおつりがきますし、日帰り温泉もしているそうです。

さあ、次へ行きますか。写真も掲載しておきます。アトピーさんがんばれ!


 

第38話 おぼこのあきちゃん 夏は梅酒づくりから

うめ爺うめ子も、御岳山のケーブルカーに進出ですか。
本当に二人とも、やまと堂のためにがんばっていますね。

私は、富岡に売店をつくり、やまと堂のお客様をまこと君が建てた、古民家にお泊まりいただき、帰りは、おぼこのあきちゃんの品物や江戸時代の雑貨やおもちゃを買ってもらい、ぜひ岩井堂へみなさんとお参りに行くことが夢なんです。

それも将来、岩井堂への参拝がしやすいように、川沿いに道を作りたいと思っております。

それがやまと堂の将来まで続く一番の道です。
浅草寺さんの観音様も喜んでくれると思います。

一歩、一歩、着実に前へ前へです。

今回は、うめの季節になりましたので、おぼこのあきちゃんの梅酒造りを伝授したいと思います。
甘くておいしいです。夏バテ予防にもなりますので、参考にしていただければ幸いです。

梅酒の作り方

材料 青梅:1kg、氷砂糖:1kg、ホワイトリカー:1.8L
氷砂糖が多めです。

作り方
1.梅の実をきれいに洗い、水に2~4時間つけ、あくを抜く。
2.へたを竹串で取り除き、ペーパーなどで水気をしっかり取る。
3.容器に青梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
4.ふたをしっかり閉める。時々、容器を動かして氷砂糖が混ざるようにする。

2~3ヶ月後には飲めるようになりますが、私は、1年後の梅雨の頃から、食後に氷を入れて飲みます。夏バテ予防になります。
梅酒の実は、1年後に取り出し、鍋に梅の実と砂糖、はちみつと一緒に煮てから食べています。実が柔らかくなり、ハチミツの甘さも加わって、とってもおいしいです。

第37話 おぼこのあきちゃん 次の夢はおぼこのあきちゃん売店です。

最後の草刈りになりましたか。

岩井堂の観音様が、願いを叶えてくれたようです。
私の甘酒やいつもお掃除に行っては、お願いをしておりました。

「それでは、おぼこのあきちゃん、あんたほど、ここにお参りに来た人はいないよ。ちゃんと願いは、受け取ったから、心配しないで待っていなさい。いい大工さんが来ますよ。」といつも夢の中で、観音様が言っているのが、本当になったんです。

だって、まこと君がその人なんですよ。

いつも材木の中の小さな小屋にいて、行くとにこにこして迎えてくれます。
いつももじもじ君が、材木の話になると、別人のように活き活きと話しをするんですよ。

その方が、小さなお家を一生懸命建ててくれることになりました。

本当に、夢は叶うものですね。

そして、次はおぼこのあきちゃんの売店ですか。

観音様も大変でしょうが、またお願いしますね。
何回でも行きます。今度は、おにぎりに甘酒セットにしますね。

今月は、草刈りで忙しかったので、最後のお休みは、ここでぼーっとしようと思います。
空は、天気で気持ちがいいです。


 

第36話 おぼこのあきちゃん 青梅のお祭りです。

年は、河辺町から青梅大祭に山車が参加するんですね。
山車の上では、わんぱく相撲の子供達が、太鼓をたたいたり、笛を吹いたり、踊ったり、楽しんでいます。
それに、うめ爺、うめ子に、私と社長もハッピを着て出車をみなさんと威勢の良いかけ声で、引いて行きます。なんと楽しい一日でしょうか。

あ~あ、また夢を見ていたようです。
こんな日が来ることを願っております。

5月が近づくと、小さいときからお祭りの夢を見ます。

おばあちゃん、両親に、お姉ちゃんとみんなでなかよく出かけたものです。

今は、だいぶ夢も進化したようです。

でも、これが今の私の目標なんです。
やまと堂の山車なんです。

五穀豊穣も大事ですが、何よりも健康祈願です。

どうしても、やまと堂の山車が大事だと思いますので、いつか参加したいと思います。

それでは、知り合いの大工のマコトさんなら相談にのってくれると思いますので、さっそく、私の作った、「ふきみそ」を手土産に会いに行ってみたいと思います。

私の子ぶた貯金箱が10個どころか、100個ぐらいかかるそうです。
完全なる挫折です。これも、一歩、一歩前進するしかないですね。

あきらめたら負けです。みなさんの健康祈願のためにも頑張りたいと思います。

今にみておれ、やってやろうじゃありませんか。やりますよ。
クラウドファンディングもあるけど、やはり、100個か。ハイ、ハイ、…。

今年の富岡の桜です。何度見ても感動します。

第35話 おぼこのあきちゃん 春です。

やっと、待ちに待った雨が降りました。この雨で富岡のふきのとうがお出ましすると思いますので、今日は行くことにしますか。

一年に一度のお出ましですもの。大事に大事にいただきたいと思います。

それから、今年の桜の様子も見ることにしますか。
畑の蔵での買い物もあるのでかごをしょって、ママチャリで行くことにします。

花見弁当を作ることになっているので、その材料も買いますか。

みなさん、よく3年間がんばりましたね。
うめ爺に社長、うめ子に私、楽しいお花見をしたいものです。

それぞれ、何か余興をやるらしいので、私は、炎鵬関の出番の時にやるすり足をみなさんにご披露しますか。

練習の成果が出ると良いのですが、少し練習しますかね。

うめ子にも教えますかね。二人でやったらおもしろそうですね。

でも、かなり酔っぱらわないと出来ないんですよ。やっぱり、恥ずかしいですもの。
いえ、今年は、3年ぶりですもの、絶対にやります。

ふきのとうのレシピも添えておきます。
みなさんも、お花見してくださいね。

おぼこのあきちゃんのふきみそ

材料 ふきのとう:10こくらい
   みそ:30g(約大さじ3)、三温糖:30g(約大さじ3)、ごま油、鷹の爪:少々
作り方
1.小鍋に水を入れ、沸騰したら、ふきのとうを湯がく(2分くらい)。
2.ふきのとうを軽く絞り、細かく刻む。
3.小鍋に、ごま油、鷹の爪を入れ少し火にかけたら刻んだふきのとうを入れ軽く炒める。
4.みそ、三温糖を入れ木べらで練る。味が濃かったら酒を少し入れる。水気がなくなったら出来上がり。

ふきみそは、そのままご飯のお供に、また、焼いた油揚げやお魚、お肉などにのせたりといろんな食べ方を試してみてください。

また、新しい桜見つけました。はい、パチリ。きれいです。

第34話 おぼこのあきちゃん みなさんを甘酒で元気な一年を。

明日は、青梅マラソンの日です。
いよいよ青梅にも春が来ます。
今日は仕事が終わったら早速、甘酒を作ります。

みなさんが走り終えて帰ってきますので、リヤカーにやまと堂ののぼりを立てて「ふるまい甘酒」をプレゼントしたいと思います。

こんなに遠い青梅まで来てくださるんですもの。社長にもやまと堂を知ってもらういいチャンスだよと言われていますので、明日は、いっちょうがんばりたいと思います。

私の甘酒は、岩井堂観音様のご利益もありますし、うめ爺うめ子、それに社長も本当においしいねと言ってくれますので、自信を持ってみな様のご期待に応えたいと思います。

作り方のレシピもそえておきますので、よろしければ作ってみてください。

そういえば、大雪が降りましたので、そろそろ富岡の土地にもふきのとうが出始めるころだと思います。

また、今年もいい季節がめぐってきたようです。
貯金がたまるようにまた、岩井堂観音様にお願いに行くことにします。
早くおぼこのあきちゃんの売店が出来るといいな。

おぼこのあきちゃんの甘酒 (2人分)

材料 酒粕:50g、水:300ml
   三温糖:20g(約大さじ2)、黒砂糖:10g(約大さじ1)、塩:少々
作り方
1.小鍋に水300mlを入れ、酒粕を小さくちぎり水につける。
2.酒粕が柔らかくなったら、火にかけゆっくりかき混ぜながら、酒粕を溶かす。
3.沸騰してきたら、砂糖、黒砂糖、塩を入れる。味を見て甘めがお好きな方は黒砂糖を少し足し、少し火を入れできあがり。

私は、八海山の甘酒がお気に入りです。
冷え性の方やとても寒い日などは、甘酒に日本酒を少し入れますととても体が温まります。
黒砂糖は、貧血の方にとてもいいと思います。ぜひ、作ってみてください。

第33話 おぼこのあきちゃん 今年も修業です。

今年は、いつもお世話になっている岩井堂観音様に初詣に来る人達に甘酒を差し上げることにしました。

何人来るかわかりませんが、大鍋で作ることにしました。
五十嵐酒造さんにお願いして、分けていただいた酒粕が役に立ちました。

うめ爺と社長のおかげですかね。
よくまあ、あそこまでお酒を買いに行くとは知りませんでした。

そんなわけで、早めに岩井堂に来て年末のお掃除をして、富岡までうめ爺うめ子に運んでいただいた、甘酒をリヤカーに乗せて岩井堂まで運んで、後は、マキの上に鍋をのせて温めて、寒い中を初詣に来る人に振る舞うことにしました。

これも私の修業なのです。

観音様にお願いするばかりではだめです。
やはり、こちらも協力しなければ観音様もおいそれとは願いを叶えてはくれません。

それは、どうもやまと堂のみなさんが大相撲初場所に連れて行ってくださるそうなので、願いが叶うとうれしいかぎりです。

もし、願いが叶ったら、炎鵬の応援を出来るし、また会えるんですから。

さあ、いっぱい来てくださいね。観音様がお待ちですよ。
あったかい甘酒もありますよ。お待ちしております。

願いが叶いました。右側の小さいお相撲さんが炎鵬ですよ。勝ちました!
うめ爺、うめ子、社長、きんじさん、ありがとうございました。

第32話 おぼこのあきちゃん いつもおぼこ

今年も、もうすぐ終わりです。本当にあらやだわ~ですね。
1月には、岩井堂の観音様にみな様の健康とやまと堂のみな様の健康を祈願したのにもう12月です。来年もまた行くとしますか。

でも私にとっては、裏方のお仕事が中心でしたが、うめ爺、うめ子、そして社長の健康を食事でお世話ができたこと、お店のおそうじに、さらには、富岡の草刈りが本当に楽しい一年でした。

もう少しで、私もさなぎから羽ばたく日が来るような気がします。

また、来年もみな様と一歩、一歩、前進したいと思います。

どうぞ、おぼこのあきちゃんを応援してください。
来年も頑張りますよ~!

冬の落合淵です。ここに来ると空気がおいしいです。

第31話 おぼこのあきちゃん もうすぐ夢が叶います。

前回、富岡の成木川沿いの「赤い彼岸花」の写真を載せさせていただいたところ、青梅にもこんな素晴らしいところがあるんですねと反響をいただきました。うれしいかぎりです。

そのそばに、小さなやまと堂のアジールであり、ウエルカムハウスが出来ることを夢見て社長はじめ、みんなで頑張っております。

来年にはなりますが、少しずつ出来ることから始めたいと思います。

残り2ヶ月ほどになりましたが、みなさまの健康とうめ爺、うめ子、社長の健康祈願に岩井堂の観音様に行ってこようと思います。

来年は、本当によい一年になることを願っております。

それと、彼岸花の撮影の前に小さな鹿さんが、彼岸花の畑を横切って行ったんですよ。すぐに川の向こうの森に行ってしまったので写真は撮れませんでした。残念です。

また、会えたら写真に撮って掲載したいと思います。
来年は、もうちょっとよいカメラを買いたいです。

昨夜は雨が降りました。空気が澄んでいます。紅葉もきれいです。



 

第30話 おぼこのあきちゃん 秋の思い。

もう秋ですね。富岡の落合橋の上から聞こえる川の音がハッキリ聞こえるようになりました。
穂先はきれいに刈り取られ、その上をトンボがうれしそうに飛び回っています。

桜並木の下に一列に咲いていた彼岸花も終わりを迎えようとしているようです。

今とばかりに咲く他の草花も厳しい冬を乗り越えるんですね。みなさん頑張っているんですね。

おぼこのあきちゃんも頑張りますよ~って、叫んでみました。

彼岸花を写真に収めましたので見てください。
さあ、畑の蔵に仕入れに行きますか。



 

第29話 おぼこのあきちゃん 福島のとらさん。

おぼこのあきちゃん、元気で頑張っているようだね。
うちで修業した子は、みなさんお役に立っているのが私はうれしいよ。

だって、おしかばあさん、あれだけしごかれれば、どこでも頑張ってやれますよ。

おまえもずいぶん成長したようだね。
社長が私に手を合わせていたよ。

最近よく正座して手を合わせているんです。おしかばあさんに感謝しているんです。

それにしても、あのカッパ、頭には、キューリでも食べさせておけばいいよ。

はい、よくうりもみにして、忙しいときはそうしております。

おまえも将来のおしか婆さんだね。

ここの幸子なんか、うちに来たときは、うなずくだけで言葉が出てこないんだよ。
それが今じゃ、お客にまで指図して、食事を運ばせているんだよ。びっくりだね。

その方は、幸子さんが学生の頃から来ていて、幸子さんのご両親のお葬式にも結婚式にもそっと来ているんです。
そして、毎年忙しい時に来て、そっと手伝って、ひまになると、いつの間にか封筒に宿泊代以上のお金を置いていなくなるそうです。

もう、それが30年以上続いているんです。

そして、あるとき幸子さんが、その方に聞いたそうです。

「幸ちゃんのさちは、しあわせっていうでしょう。その幸せが長く続きますように。」と言って、笑って「また忙しいときに来るよ。」と言ってただ笑うだけなんですって。

そして、また風のようにいなくなるそうです。

そして、封筒には、元気な幸っちゃんへと書いて、宿泊代とお金が入っているそうです。

おしか婆さん、どういうことですかね。

おぼこのあきちゃん、もうとらさんはいないけど、幸子にはだいじなとらさんがいるんだよ。

おとらばあさん、また勉強になりました。そういうことですね。

二階堂さんの帰り、福島市民家園に立ち寄りました。
江戸時代から明治時代の民家が移築復元されています。
昔の人の暮らしぶりに感動します。こんな台所いいですね、はい、パチリ。


 

第28話 おぼこのあきちゃん 福島はすばらしい所です。

今年の夏休みは、秘湯の中でもかなり秘湯に入る福島県の山深く吾妻小富士のふもとにある1軒宿二階堂さんにやまと堂のみなさんと行くことになりました。

おしかばあさんのもとで一緒に修行していた少し先輩の幸子さんのお手伝いもかねて行くことになりました。

一番古い明治期の建物をもう一度復活させるため頑張っているそうです。

おしかばあさんも来ることになっているのでお会いできるのが楽しみです。
社長なんかおしかばあさんに会えることで何か緊張しているようです。

朝早くみなさんのお弁当も用意しましたので、ゆっくり、うめ爺の運転で2泊3日の旅が始まります。

うめ爺には、インターを降りてから「大変よ。」と言っておきましたが、途中人家は一軒もなく、行けども、行けども険しい道ばかりです。

うめ子は泣くわ、社長は手を合わせて何か祈っているし、運転中のうめ爺なんて険しい顔で、前に向かって「ドスコイ、ドスコイ」と言っているし、道を間違っているのかしらと思っているうちに、視界が開け、森の中に旅館二階堂がありました。

江戸時代にタイムスリップしたかのように、懐かしさただよう、旅籠宿がありました。

番頭さんがタライに湯を入れて持ってきてわらじをほどき洗ってくれるようです。

奥から、おしかばあさんと幸子さんが笑顔で迎えています。
何かやっと来られて安心したのか、私もみなさんも顔が涙であふれているようです。

これからのお話は、次回になります。なみだ、なみだのお話です。お楽しみに…。

第27話 おぼこのあきちゃん 夏のお買い物。

おしかばあさんの元で修業したおかげで、今では、社長やうめ爺うめ子の昼食や富岡での草刈りの時の食事も任されております。

そんなわけで、今日は富岡のお隣にあります「畑の蔵」に近隣の農家さんが作った野菜を買いに行きたいと思います。

少し恥ずかしいですが、みなさんの健康を考えて大きなカゴをしょって行きます。

みなさんは、やまと堂の宝ですから、手は抜けません。頑張ります。

東青梅駅から飯能行きのバスで行って、途中から歩いて行きたいと思います。

峠を2つ越えれば、もうそこは、田舎です。
ここが東京の郊外とは思えませんね。

農家の人達が一生懸命作った野菜です。大事に料理したいと思います。
それに、申し訳ないくらい安いんです。

知り合いのお婆ちゃんの家の野菜は何でも100円です。ありがたいことです。

いつも感謝して、100円をおいていきます。

いっぱい仕入れて、帰りには、となりのコンビニで100円アイスを買うのですが、それがうまいこと、うまいこと、たまりません。

そして、もう一軒、飯能窯によって、お皿などを買って来るともう一日は終わりなんです。

でも、私も健康になり、みなさんも健康でいてもらいたいので、また頑張りたいと思います。

今度は、うめ子も誘って行くことにします。

水車小屋です。日本昔話に出てきそうです。
なんて素敵なんでしょうか。見ているだけで癒やされますね。



 

第26話 おぼこのあきちゃん 薬寿庵、香寿庵つくる。

社長がいつも言っております。やまと堂は、健康にするだけではなく、病気の根っこにあるものを見つけ、それに気づいていただくことが幸せになっていただくことだと申しております。

大変なことですが、私もそのために毎日修業を重ねております。
いつかは、社長の弟子としてお役に立てる日を夢見て頑張っております。

まずは、ウエルカムハウス「薬寿庵、香寿庵」を富岡の地に作りたいと思います。

一歩前進、二歩後退の毎日でしたが、真人君のおかげで前に進みそうです。真人君のご両親に感謝いたします。今日より明日がよい日になりますように願っております。

岩井堂の観音様ありがとうございます。

さあ~、前へ前へですかね。 

お客様が作ってプレゼントしてくださいました。
四つ葉のクローバーを見つけられるなんてすごいです。
また、こんなに小さくてかわいいお花どうやって入れたんでしょうか。
ありがとうございます。大事に飾らせていただきます。

第25話 おぼこのあきちゃん 5月の連休の一日

今年も、成木川と黒沢川の落ち合うところに流されてきた桜さんが集まり筏を作り、ぐるぐる回って大きくなり、川下に流れていきました。

一年に一回しかないこの日のために、みなさまを楽しませていただき、本当にありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。ちょっと、さびしいですね。

5月になれば、またこの辺は新緑の美しさでいっぱいになります。自然豊かで飽きることがありません。

父、母が忙しく、両おばあちゃんに育てられたこともあり、いつも自然がそばにありました。もちろん、愛読書は、どこへ行くにもハイジを持って、公園や川原や森の中でよく読んでいたものです。

ここ富岡には、その頃と全く同じ風景があります。ハイジがおじいちゃんやペーターと登った山の上のお花畑もここにはあるんです。

みなさまに見てもらいたくて写真に残しましたのでご覧ください。

栗林の中にこんなに素晴らしいお花畑があります。

かわいそうなので、お花は摘みませんが、これも一年に一度だけのことなので感謝をもって見とどけたいと思います。

5月の連休まで、楽しめると思います。

みんなで、草刈りをしたらここでお昼にすることにします。

こもれびの中のお花畑でおにぎりをみなさんと食べるなんて、何てすてきなことですかね。

うめ爺が休まなければいいのですが、でもこの美しい景色なら来ると思います。楽しみです。

第24話 おぼこのあきちゃん おぼこの春

今年も富岡の成木川沿いの桜さんたちがいっせいに花を咲かせました。

仕事を終えてからほぼ毎日カメラを持って来てたものですからとてもうれしいことです。

一年間頑張ってきたご褒美ですかね。桜さんたちがお行儀よく一列に1kmにわたって迎えてくれます。

あきちゃん、ちっちゃな体でよく頑張ったね。精一杯咲かせるから、ゆっくり歩いてきてね。お祝いの花道だよ。と言っているようです。

一年に一回の出会いですが、このような時間を大事にしたいものです。

桜さん、今年もありがとうございました。それでは、岩井堂の観音様の桜も、もう少しで咲くと思いますので参道のお掃除に参りたいと思います。

いつか、富岡から桜並木の参道を作ってお参りできるようにしたいと思います。もう一つの私の目標です。本当は内緒なんですが。目標はいつか叶うと思って精進したいと思います。

なお、岩井堂は道がよくないのでスニーカーで行ってください。でもいい所ですよ。

こんなおぼこですみません。

第23話 おぼこのあきちゃん 春の思い

今年も梅の木の下にかわいい「ふきのとう」が顔を出してくれました。
いよいよ、春ですね。小鳥さんも元気に飛び回っています。

富岡は、青梅市内から8kmほどしか離れていないのに自然がいっぱいの別天地です。いいところです。
みなさまのための憩いの場所にしたいものです。

私がまだ小学一年生の頃だったと思いますが、青梅市郷土博物館の隣にあるかやぶき屋根のお家に行ったことがあります。

そこには、私のおばあちゃんが、管理人をしていたのでよく遊びに行きました。

「あっこや、よく来たね。」と言っては、かやぶき屋根の縁側でいろんなお話をしてくれました。
本当に、いい思い出になっています。

あたたかい日差しを浴びて、おばあちゃんのひざに頭をのせて、いつの間にか居眠りをしていたものです。

「あっこや、起きてね。帰りますよ。」と言っては、2人で手をつないで帰って行ったのを思い出します。

今訪ねても、旧宮崎家住居は、昔のままです。今でもおばあちゃんが、「あっこや、よく来たね。」と迎えてくれそうです。

おばあちゃんといろいろなお話をした縁側もそのままです。

100年ほど前のかやぶき古民家ですけど、大事にしたいものです。私はこの家が大好きなんです。富岡にもこのような思い出が出来る癒やしの家を建てたいと思います。

作事さん、風玄さん、よろしくお願いします。
おぼこのあきちゃんの夢を叶えてください。私はやります。