薬やまと堂

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うめ爺とうめ子の楽しく優しい日々

相談余話

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第96話 「今年のテーマ、『健』と『康』について」
年明けから忙しい日々が続き、相談余話を書く頃には、店前の駐車場にある梅の木のつぼみが、大きく膨らみもうすぐ開花を迎えようとしています。今年のテーマ、『健』は、身体の有り様を示し『康』は、心の有り様を示しております。
『康』によって『健』は、支えられており、それも大きな心『康』によって、支えられております。
それを漢方相談の中でお話ししたいと思います。一人一人に寄り添い、安心できる相談であり、日々生かされていることの喜びを分かち合えることを楽しみにしております。  店主
 
第95話 「無事に来年も」
12月に入りお客様からお電話をいただきました。
相談余話の中で「老いることも病の一つならば、そこに病気が重なればどれほどつらいものか。」と書いたところ、「病に寄り添っていただき、とても救われました。」と感謝の言葉をいただきました。
来年も病に寄り添い、人に寄り添い、希望のはげましとなるように頑張りたいと思います。一年間ありがとうございました。  店主
 
第94話 「心の懐石」
一雨ごとに、冬の足音が聞こえるようになりました。
寒い中ご来店のお客様に、懐(ふところ)で温めた心の石を受け取っていただき、病で冷えきった心を温めてもらうことが、漢方相談の一つだと思います。今日も和顔愛語ではじまります。  店主

「いざここに我が身は老いんあしびきの国上(くにがみ)の山の松の下庵(いほ)」 良寛さん
第93話 「今日も和顔愛語です。」
今日も自転車で一番乗りで駆けつけてくれたAさん夫婦。ご主人が先に来て遅れること15分、奥様が杖をついてゆっくり歩いてご来店です。今日のテーマは、「無病息災はなく、一病息災をもって息災です。」誰もが願う無病ですが、ほとんどの方は、老いて病を抱えております。その病のために健康を願って努力されます。
その努力がプリベンション(予防)となり、さらなる病を防いでいると思います。もし病がなかったら、自分の健康に向き合わないのでは。もし老いて無病でいるとしたら、宝くじに当たったのかもしれませんね。さあ、今日も和顔愛語です。  店主
 
第92話 「茶の湯への思い。」
ある方が「利休さん茶の湯とは何ですか。」と聞いたそうです。利休曰く、「ただ湯を沸かし、お茶を入れて差し上げることです。そこには、相手の方へ思いのすべてが入った一杯のお茶でなければなりません。」と申したそうです。全人格をもって相手をすべて理解しろと言っているようです。一生終わりのない修業かもしれませんが、漢方相談は今日も始まります。  店主
第91話 18日は観音様の日です。
M子さんのお話をします。10年ほど前、ガンの進行により、すでに余命をお医者様に告げられた方です。その方が今でも18日にはお赤飯をもって当店に毎月来てくださいます。ガン摘出後に来店され、今までの生き方を変えていただき、ガンが消えていく生き方を指導しました。今月も元気に生きている幸せを共に分かち合う事を願って18日はお赤飯をいただくことにしております。
観音様からのおすそ分けですね。感謝です。  店主
第90話 照顧却下(しょうこきゃっか)
多くのお電話やご来店をいただき、感謝しております。ホームページ上の18名の体質分析は、漢方薬選定の一助であり、まずは健康を取り戻すことが目的です。さらに自分の性格を知り、体質を理解し、再度繰り返さないことを願って解説しております。
どうか、幸せな人生を送っていただきますようお祈りしております。  店主
第89話 どこにでも先生はいる
医食同源紙をきっかけに札幌からお電話をいただきました。お客様に感謝申し上げます。お顔で体質チェックは、私どもの18面(ホームページ参照)をもってわかりやすく体質を示したものですが、いまだ研究途上にあります。現在の方々の体質、特徴をもっとわかりやすくしたいと思います。日々進化させてまいりますので、またよい意見をお願いします。
「我以外皆我が師」です。よろしくお願いします。  店主
 
第88話 私の一人言
世間に合わせた生き方にもいつか限界が来ます。転ぶ前にもう一度自分の足下を見つめ直してはどうでしょうか。世間がどうであれ、ゆっくり、ゆっくりでも立ち止まってもいいんです。自分の歩き方を見つければ、転ぶこともないですし、それが一番幸せにつながることだと思います。人生は、細く長く、一歩、一歩ですかね。自分に言い聞かせております。  店主
 
第87話 沈黙も言葉
言葉少なでも、確たる存在感を示す人がいます。話し下手でも誠意が伝わる人もいます。沈黙も「秘めたる言葉」です。心を込めて、ゆっくり話していただければ、しっかりと相手に届きます。どうぞ安心して、相談に来てください。  店主

 「 君看ずや 双眼の色 語らざれば 憂いなきに似たり 」 良寛さんより