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第122話 うめ爺、うめ子 くまごろうさんの話し。

うめ爺、最近、くまさんたちは、どうしちゃったんですかね。

風の子、太陽の子広場にも子供たちが遊びに来ないそうです。

はい、それで、みたけ山の奥の院のほこらに住んでいるそれも、先祖がくまだったらしい熊五郎じいさんに会いに行ってきました。

しばらくぶりにお会いしてみると、仙人のようでしたが、さっそく話を聞いてみたところ、
「最近は、この山も暑くて、夜も涼しくならないんじゃ。山のドングリも育ちが悪く、途中で落ちちゃって、熊どものえさもないもんじゃからな。それに、それぞれの山には、熊の縄張りがあって、強い熊以外は追い出されるもんだから、弱い熊や親子熊は、餌を求めて、下のほうへ行くしかないんだよ。あいつらもかわいそうなんだ。」

「熊五郎じいさん、何でこうなったんでしょうかね。」

「うめ爺には言っておくが、すべては、人間が気付いてくれればいいのだが。私も、熊ももう住めなくなってきているよ。どこへ行ってももう昔のようじゃないんだよ。自然が破壊されているんじゃよ。昔は、私も黒かったが、今じゃ真っ白になってしもうたよ。もう、長く生きれそうもないな。熊たちもそうだよ。そんなわけで、次は、人間様の番ですな。もう遅いかもしれないけど、早く気付いてほしいもんだね。」

熊五郎じいさんは、サルさんやシカさんも同じことを言っていると言っていましたね。

うめ子、次は、私たちの番だそうですよ。
おぼこのあきちゃんや社長に知らせたいものですね。

うめ爺、富岡に行くということは、その答えを求めるための実験なんですよ。江戸古民家に住み、江戸時代のように暮らす実験です。

え~、そんなことをするんですか。知りませんでした。

うめ子も私も、社長やおぼこのあきちゃんも全員で富岡で生活ですか。出来ますかね。

うめ爺、熊五郎じいさんやくまさんにおサルさんにシカさんを助けましょうよ。そして、子供たちと一緒に、風の子、太陽の子広場でまた楽しく遊びましょうよ。

やればできますよ、うめ爺。

はい、わかりました。

2025/10/18