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第102話 うめ爺、うめ子 うめ爺の腹巻き。

うめ爺、朝晩は、だいぶ楽になりましたね。

まったく今年は暑い夏でしたから、私なんか、もうあせもだらけで困りましたよ。うめ子は。

私は、お化粧が崩れて、直すのが大変でした。だって、どこで素敵な人に出会うかわかりませんから、すきを見せられませんよ。

うめ子も、大変ですね。

うめ爺たら、私はこれからお嫁入りする予定なんですよ。

うめ子、今年も今のところ予定は未定ですか。

はい、そのようでございます。

そういえば、おぼこのあきちゃんから、うめ爺へ渡してほしいと頼まれました。

なんでも、96歳で亡くなった、おぼこのあきちゃんのお婆ちゃんがしていた腹巻きで、これをしてから、一回も風邪をひかなくなったので、形見の品に未使用のものをいただいたのですが、おぼこのあきちゃんには、大きすぎるので、どうかうめ爺に使ってもらいたいそうです。

おぼこのあきちゃんも、お婆ちゃんのパンツを形見の品としてはいているそうです。
一枚のパンツを半分にして使用しているとか言っておりました。

私もおぼこのあきちゃんのように、悟りがひらけたら、幸せになると思うんですが、まだまだです。

うめ子、おぼこのあきちゃんは、身体が弱くて、ずうっと、お婆ちゃんと一緒に生活していたんだよ。

でっかい、お婆ちゃんの身体をいつももんでいたそうだよ。
お婆ちゃんも、「おまえは、いったいどこが悪いのかね。」と言ってはおぼこのあきちゃんをもんでいたそうだよ。

もみ合いの仲ですよ。うめ子、涙ぐましい話しじゃろ。

うめ爺、私もいつかおぼこのあきちゃんのようになりたいと思います。

それじゃ、うめ子。ず~っと予定は、未定でいいんだよ。

う~ん、悟りがひらけるかしら。がんばります。

2023/10/17