うめ爺とうめ子の楽しく優しい日々
うめ爺・うめ子の紹介コーナー
第83話 うめ爺、うめ子 オニクロンはやはり注射が一番
うめ子、最近は何かヘンですね。
うめ爺、2月に入ってから、うめ爺うめ子バスが通ってもおじいさん、おばあさん、それに子供達も外に出て手を振ってくれませんね。
うめ子、寒いからですかね。
いえ、それはうめ爺、最近はやりのオミクロンではないですか。
何と申した、うめ子。オニクロンだと。そいつはいったいどこにいるんですか。では、私が行って一勝負つけてきましょうか。
どこへ行ってもみなさんが手を振って応援してくれたんですぞ。それは何ということか、家の窓からさみしく手を振っているではないですか。
うめ子、ここは鬼を退治に行くしかありませんね。うめ子、二所ノ関部屋にいってシコとテッポウをやってからにしますか。
一回で土俵から押し出しますので見ていてくださいね。やりますよ。
うめ爺、相手はお相撲さんじゃないんですよ。
何だと、うめ子。それは怪獣ですか。それとも妖怪ですか。
何と言いますか。うめ爺に説明しても理解してもらえないと思います。
うめ爺、相手は目に見えないんですよ。
そうかそうか、昔テレビで見たやつだな。うめ子すぐわかりましたよ。それは透明人間ですね。
だいじょうぶ、だいじょうぶ、あれはね、白いペンキをかけると見えるんですよ。その時土俵から押し出します。何てことはないですよ。
うめ爺、それでは勝てませんよ。目に見えないくらい小さいんです。
うめ子、そんなやっかいなやつがいるんですか。
それも一匹じゃないんです。おそらく何十万匹もいると思います。うめ爺などいちころで倒されると思います。それがうめ爺の体に入ってくるんですよ。勝てませんよ。
でも、うめ子。昨日オミさんという人が注射をするといいと言っていましたが、あれですか。
うめ爺、どうもそれしかないみいですよ。
それでは、今から2人でアベ先生のところに行くとしますか。小児科の先生ならやさしく注射をしてくれそうです。
うめ子、おしりを出すのは恥ずかしいですが、がまんします。
うめ爺、おしりじゃなくて、腕でいいんです。
それじゃ、早く行きましょうかね。 終わり
2022/02/12