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第53話 うめ爺、うめ子 二岐温泉

うめ子、どうも看板が立ってから、奥多摩方面のお客様が多くなったようだね。

はい、そうなんですよ。うめ爺。そんなわけでみなさんは10連休らしいですが、やまと堂は休めそうもないみたいです。社長が連休最後の日を休みにして、うめ爺、うめ子を連れて福島県栄村のさらに奥にある二岐温泉秘湯の宿に連れて行くと言っていました。たしか滝のそばなので滝見屋さんだと思います。

うめ子、本当ですか。

はい、社長がそう言っておりました。まわりはブナの原生林しかないそうです。二岐川の崖から湯煙が出て、源泉は足下から吹き出しているそうです。うめ爺のため、一泊朝、夕2食付のところ、朝、昼、夕の三食付きに夜食におにぎり二個を頼んだそうです。さらに社長は今、福島で最も有名な、なかなか手に入らない会津坂下の酒「飛露喜」を宿に頼んでいました。本当に社長は従業員を大事にしますね。

うめ爺、うめ子にますます活躍してもらいたいそうです。それに栄村の岩瀬湯本温泉からさらにブナの原生林の中を二岐川にそって6kmも行くそうですよ。うめ爺、運転よろしくお願いします。

はい、はい、お任せくださいよ。平均速度10km位で行きます。熊に衝突しないよう慎重に行きます。

それなら安心ですね。

青梅からずいぶんかかりましたが無事到着しましたね。うめ子、すごいブナの森ですね。

はい、うめ爺、この森は秘湯の宿のみなさんが守っているそうです。ブナを伐採することで、しまいには温泉が枯渇してしまうそうです。そんなわけで、ブナの森が守られているそうです。

立派な人達ですね。素朴な宿ですが、おかみさんがいる宿は間違いありませんね。部屋もきれいだし、窓の外は二岐川の源流に近く、滝があり、対岸の露天風呂からは湯けむりがあがってなんともいえない風情ですね。

うめ爺、吊り橋をわたると露天風呂に行けるそうですが、うめ爺にはやめてもらうことにします。

うめ子、どうしてですか。

うめ爺には申し訳ございませんが、体重制限があるそうです。

はい、はい、わかりました。あきらめて私は源泉が足下から出ている「崖の湯」に行ってきます。宿から50mほどの川沿いにあるそうです。あれ~、もう社長が「崖の湯」に入っていますよ。 つづく

2019/06/04