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うめ爺・うめ子の紹介コーナー
うめ爺とうめ子の楽しく優しい日々
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第74話 うめ爺うめ子、うめ爺の草刈り
うめ子はルンルンですね。
だって、うめ爺。おぼこのあきちゃんから借りたしょいっこに、もんぺ姿で、富岡の草刈りに行くんですよ。それにおぼこのあきちゃんが私とうめ爺にお弁当を作ってくれたんですよ。うめ爺見てくださいよ。うめ爺のお弁当は私の3倍はありますよ。それに足らなければ、これも食べてくださいと、おぼこのあきちゃんがふかし芋をもたしてくれました。
本当に申し訳ないことですが、それにしてもどうしてこちらにおはちが回ってきたんですか。
その原因はうめ爺にあるんですよ。うめ爺ちょっと体重を言ってみてください。
うめ子、そんな恥ずかしいこと言えませんよ。
うめ爺、裸になれって言っているわけじゃないんですよ。言ってみたまえ、きみ。
うめ子、それって命令ですか。
そうとも言います。
約100kgだと思います。
うそをつくんじゃありませんよ。それは3年前の体重だと思いますよ。今ですよ、今何キロあるんですか。
うめ子、私何か悪いことをしましたか。
はっきり言って、今日は暴露させますよ。ハイ、何キロ。
え~っと、え~っと、180kgほどですがいかがでしょうか。
オイ、きみ、これからの草刈りで80kgほど落としますよ。私は草刈りの監督をします。実行隊は、うめ爺一人でやります。いいですか。さぼったらようしゃなく、腕立て伏せ100回行きますよ。これは、すべて社長命令です。いいですか。もう一回言いますよ。これは社長命令です。社長はうめ爺の身体を心配しているんですよ。本当にうめ爺に長生きしてもらいたいんですよ。
うめ子、よくわかりました。私一人で草刈りをします。そして80kg落とすことにします。物事決めるとさっぱりしますね。それじゃひと休みして、お弁当をいただくことにしますかね。いやいやさっぱりしました。それじゃ、お弁当を食べてお昼寝もしてから草刈りでもしますか。うめ子、どうしたの顔が鬼のようですよ。はい、はい先に草刈りをすることにします。もうその顔はやめてください。お~こわ。
第73話 うめ爺うめ子 春みんな一番、なかよく
うめ子、4月に入ってもコロコロは、なくなるどころか、また増えてきましたよ。
それに、社長は、コロコロに耳を傾けろと言いましたが、コロコロに声がありますかね。
うめ爺、社長はね、コロコロによって私たちがちゃんとした生活をしているか、もう一度考えなさいと行っているんですよ。人間様より、コロコロの方が地球上では先輩なんですよ。そのコロコロが怒っているわけですから、他の命をぎせいにして人間様だけが生きているようなことは許してくれませんよ。
うめ子、どうしたら許してくれますか。
それは、おそらく地球上で人間様が一番じゃなくて、みんなが一番、あらゆるものが一番で、大事にされなければだめだと思います。命のみなもとは、実はみなさん同じですよ。だから、みんななかよく尊敬しあうことが一番だと思います。社長が教えてくれたんですよ。あらゆるものが一番で、二番はないそうです。
うめ子、社長はいったい何を考えているんですかね。
社長のお師匠さんは、鎌倉の東慶寺に眠っているそうです。どうもその方が言っていることらしいです。詳しいことはわかりませんが、うめ爺も一番だし、うめ爺の子供相撲の子供達も一番なんですよ。
それじゃあ、うめ子、勝負がつかなきゃ相撲になりませんよ。
うめ爺は、富岡の土地に土俵を作って、一人相撲で少しダイエットをしてください。社長が家にこもって、食っちゃ寝、食っちゃ寝しているうめ爺を見て太るばかりなので心配していましたよ。
うめ子、そうですか、ありがたいことですね。それに社長のお言葉によると私が一番と言うことらしいので、うれしいかぎりですよ。
うめ爺、その一番じゃないんですが、まあいいか。うめ爺、富岡の桜も見頃らしいですよ。
その桜も一番ですか。
はいはい、そうなりますかね。
第72話 うめ爺うめ子 コロコロがおさまるのを願って鳥居観音に登る
今日はせっかくの休みだというのに何ていうことですかね。
うめ爺、そんなことを言ってはだめですよ。
だって、うめ子。今日は鳥居観音に登るんですよ。本当に社長は何を考えているんですかね。少しは私の身体を気づかってくれるといいんですがね。
うめ爺、気づかっているから歩いて登るんですよ。うめ爺よく考えてみてください。コロコロをいいことに部屋に帰っては、食っちゃ寝、食っちゃ寝の毎日では、体重が増えるばかりですよ。それを社長は考えてくれたんですよ。
そういうことですか、うめ子。やはり社長はたいした人ですね。それじゃ、頑張ることにしますか。
さすが、うめ爺、おそらく登った帰りには、はな屋さんで、おいしい天ぷらそばをいただけると思いますよ。
何ですか、うめ子それを先に言ってよ、言ってよ。私は何としても登りますよ。
でも社長はよく鳥居観音に行きますけど、何か理由でもあるんですかね。
何でも、山の持ち主の平沼彌太郎さんは、名栗村長や埼玉銀行頭取に参議院議員を歴任した後、母の意志を継ぎ生まれ育ったこの地を観音信仰の霊地にしたそうです。
本堂をはじめ、玄奘三蔵塔や救世大観音は、上名栗のシンボルともなっています。その生き方に社長は感銘していつもお参り登山に来ているそうです。また、山は四季それぞれに美しく、心が安らぐと言っております。
うめ爺も俗世を少し離れて、山登りをしてお参りをすれば、その食欲という欲におぼれないでいいかもしれませんね。
実は、御岳山の滝行にも挑戦しましたが、帰りは、紅屋さんの食べ物がおいしくてすぐに挫折しました。
今度は心をいれかえて頑張りたいと思います。でもうめ子、帰りにはな屋さんによるとまた挫折するかもしれませんね。
それじゃ、うめ爺だけ、うめ子と社長が食べるのを見ているだけにしたらどうですか。
うめ子、それこそ、本当の修行ですよ。無理、無理ですよ。何てったって、この欲は、突然襲ってくるので、やはり無理だと思います。
うめ爺らしいですね。うめ爺、がんばって登りますよ。
あいよ~、うめ子。
第71話 うめ爺、うめ子 冬休みの一日
うめ爺、やまと堂も冬休みに入りましたので、一日付き合ってもらえませんか。
成木から名栗方面に古民家を探しに行きませんか。出来れば、鳥居観音によってお参りもしたいのですが、どうですか。
うめ子、それはいい考えですね。その手前におそばがおいしい池の屋さんによって、大盛りのおそばに、生姜焼き定食とそれからおでん定食を食べることにします。
うめ爺、前も同じように食べて、観音様のいる山頂に登れないで、入り口で横になっていたのを覚えていますか。
うめ子、よく覚えていましたね。私はもう忘れていましたよ。はい、はい、今回は少し減らすことにします。普通もりのおそばに生姜焼きとおでん定食にします。
またそれでは登れないと思いますよ。
大丈夫ですよ、うめ子。任しておくんなせい。
なんですか、その言い方。
それともう一つ、若山牧水も寄ったという、天松閣の女将さんの岩田さんにも古民家を紹介してもらうお願いをしておったのだよ。その後どうなったのか寄ってみることにします。あそこのしし鍋は最高ですよ。ちょっと一杯やりながら聞くことにしますかね。
うめ爺、これでは、古民家探しか、食べ歩きの日帰り旅か、わかりませんね。
うめ子、何でも情報を得るには人のふところに入らなければだめですよ。人なりを知ってもらい安心してもらうのがコツです。
うめ爺、たまにはいいことを言いますね。
まあ、うめ子より少しは長く生きていますので、任してください。
うめ爺、少しじゃなくてだいぶ長く生きていると思いますよ。それに社長からお小遣いをもらったんじゃないんですか。何か顔色が変わりましたよ。
どうして、どうして、うめ子はいつも私を犯人のように言うんですか。
だって、いつも食事の帰りには、ワリカンでいいて言うでしょう。ほとんど、うめ爺が食べたのに何でワリカンなんですか。ずいぶん腹が立ってきました。今回不足分はうめ爺がもってください。
はい、はい、うめ子、今回は私が持つことにします。そんなわけで観音様に行けますよ。普通盛りのおそばだけにします。
うめ爺は、ずいぶん調子がよすぎますね。
うめ子よりは、長く生きていますので。 終わり
第70話 うめ爺、うめ子 たまには心の話です。
うめ子、もうすぐ今年も終わりだね。
そういえば、うめ爺、私たちの古里である梅郷の「うめの公園」もウイルスにやられて大変でしたが、今では新しい梅が育ち生まれ変わろうとしています。また多くの人が楽しみに訪れるようになりますように。
そうかい、そうかい、夢も希望もありますか。
うめ爺、そう落胆しないでください。
それじゃ、このコロコロも来年は落ち着きますかね。
みなさんがマスクをして気をつけていますし、もうワクチンも出来るそうですよ。
うめ子、夢も希望もありますね。
うめ爺、社長が言っておりましたが、この地球上で起きた問題は解決できるそうです。
何でも私たちがそれに気づかないだけで、ちゃんとこの地球のどこかに解答があるそうです。
え~、え~、それじゃうめ子、さっそくそれを探しに行きませんか。
それがどうも、うめ爺、徳川の埋蔵金探しのようにいかないんですよ。
うめ子、どこにあるんですか。
はい、それがどうも人間の脳というか頭というか、心にあるそうです。
これは、神様が与えた問題だそうで、どうも私たちでは無理かもしれません。
一人一人が自分の心と相談して考えていくしかないと思います。
それがいつか梅の公園のようになると思います。
うめ子、いいこと言いますね。来年はうめ子に従って生きていこうと思います。
何かちょっとおかしくありませんか。
それが、最近物忘れが多くて、一日3食と決めているのに6食ぐらい食べてしまうんですよ。
うめ爺、それは、物忘れじゃなくて食欲がまさっているからですよ。ちょっと調子がよすぎます。
おぼこのあきちゃんも心配していましたよ。
そういうことですか、年とは関係ないんですね。よかった、よかった。来年も頑張りますか。
第69話 うめ爺の一人居酒屋
うめ爺、最近は仕事を終えて居酒屋さんへ行かなくなりましたね。
うめ子、そうなんですよ。社長より家で飲むように言われまして、コロコロがおさまるまでそうすることにしました。
そんなわけで、ジョイフルホームでいろいろ買って来て、部屋を居酒屋さんにしました。
そうだったんですか。
うめ子とおぼこのあきちゃんそれに社長を招待して、内覧会をしようと思っています。
うめ爺、それじゃマンションの販売か、建て売りの家ですよ。
うめ子、それが良く出来たんですよ。
それで、居酒屋の名前は何というんですか。
はい、はい、それが「なべきぞく」です。
ずいぶん悩みましたが、西友の裏を歩いていたらひらめいたんです。
やはり、ネーミングは大事ですよ。
うめ爺、あそこには「とりきぞく」という居酒屋さんがありますが、何かおかしいですよ。
うめ子、あまり深く考えてはいかんよ。まあ、ひらめきということで。
それはいいですが、毎日ちゃんこ鍋ですか。
うめ爺、それじゃ相撲取りになってしまいますよ。
それ以上太るとおぼこのあきちゃんに叱れますよ。一人居酒屋もいいですが、飲み過ぎはだめですよ。
うめ子は、帰ってから何をしているんですか。
おぼこのあきちゃんと二人でマスクを作っています。
黒木屋さんやポットマンさんから生地を分けてもらい、マスクを作ってやまと堂のお客様やうめ爺、うめ子バスに乗車してくれるお客様へプレゼントさせていただこうと思って仕事を終えてペチャペチャトークをしながら楽しくやっています。
そう~ですか、そう~ですか。それじゃ、私も協力しますかね。長い間使ってきたふんどしがいっぱいありますのでプレゼントします。あの生地は丈夫だし、マスクにはいいと思います。
うめ爺、もうお酒が入っているんですか。ふんどしでマスクではやまと堂の評判が悪くなるし、もらったお客さんは変な臭いにもどしますよ。いい加減にしてください。
いいアイデアと思ったんですが、だめですか。
うめ爺、だめですよ。
第68話 うめ爺うめ子、大相撲9月場所
うめ爺、うめ子の働きで、山間部のお客様が増えているそうですよ。
うめ子、それは嬉しいことですね。
うめ爺、そんなわけで、社長が大相撲9月場所に招待してくれるそうですよ。
うめ子、本当ですか。
はい、社長が先ほど、そう言っておりました。
私が子供相撲を指導しておったとき、一番才能を見込んでおった春雄が、いや照ノ富士が優勝したのが7月場所だったので9月場所を応援できるのはうれしい限りじゃよ。
それもマス席の3番目を一人一マスで見ることが出来るそうですよ。
うめ子、がんばってきて良かったね。
社長に感謝、感謝ですね。
一つだけ、うめ爺にとっては苦手な人が来ますのでよろしくお願いします。
いったい誰ですか。もしかして、私のことを「動物園のバカじゃなくてカバ」と言ったおしか婆さんですか。
うめ爺、おしか婆さんは悪気があって言ったんじゃないんですよ。素直に言っただけですよ。
うめ子、それはひどいですよ。うめ子もおしか婆さんに似てきましたね。
はい、はい、春雄のためには、何でも頑張ってきますよって、任しておきや。
うめ爺、動揺してますよ。言葉が何か変ですよ。
何でも来いや~。
私は、おぼこのあきちゃんとおそろいのピンクの作務衣に足袋で行くことが決まっています。
うめ爺は、どうしますか。
うめ子、何かそれ、林屋プーパーのまねですか。カメラも持って行くといいかもね。私は、北の富士親方に合わせて着物で行くことにします。
この間、西友の着物売り場で何でもLLLサイズのキャンセルがありまして、どうもマツコさんて言う方のキャンセルでして、これはうめ爺しかあわないと言われまして半額で買いました。テレビ向きということでこれを着ていくことにします。
お互い、目立ちたがり屋ですね。
うめ子と、おぼこのあきちゃんは誰を応援するんですか。
もちろん、炎鵬関です。うめ爺は、誰を応援するんですか。
私は、やはり春雄と剛至(竜電)ですかね。
楽しみ、楽しみですね。
第67話 うめ爺、うめ子 うめ爺の酒場放浪記 御岳編2
うめ子、あれから類さんと二次会をすることになって、澤ノ井がやっている澤ノ井園に行って、また一杯やったんですよ。
類さんがが「うめ爺、うめ子」バスが奥多摩でも檜原村でも山間部のみなさんの手足となって活躍していることを喜んでくれました。いつかうめ爺、うめ子を酒場放浪記に招待すると言っていました。
本当ですか。
類さんはいつものように酔っていましたが、本当ですよ。
いよいよ私も全国区になるんですね。
うめ爺、私何を着ようかしら。ユニシロの2枚1000円のTシャツとユニシロマスクじゃちょっと恥ずかしいかしら。
はい、私は荒磯親方いただいた、浴衣か子供相撲で使うまわしにしようと思います。
それ、もしかして両国駅前の「相撲居酒屋」ですか。
はい、はい、類さんも楽しみにしているそうです。
相撲居酒屋の土俵で類さんに私の土俵入りを見せたいんですよ。
うめ子もいつか子供相撲で使ったまわしで一緒に土俵入りを見せたらどうですか。
うめ爺、全国区で放送されるんですよ。もう私お嫁に行けなくなります。
そういえば、北の富士親方が解説で言ってましたが、 炎鵬関に「小さいにもほどがある」と言っていましたが、うめ子は「かわいいにもほどがある」でどうでしょうか。
うめ爺、そこまでおっしゃるなら土俵入り考えておきますよ。
うめ子、類さんがいい人見つけてくれますよ。
うめ爺、それで撮影はいつなんですかね。
類さんに確認したいんですが、忙しい人でつかまらないんです。
うめ爺もずいぶん酔っていたし、類さんも酔っていたんですから、おそらく類さんは忘れていると思いますよ。
うめ爺、なんかでかい話をしたんじゃないですか 。うめ爺、おかしいですよ。逃げないでください。
類さんは、どこかいな、どこかいな…。
第66話 うめ爺、うめこ うめ爺の酒場放浪記 御岳編
うめ爺、今度の休みはあけといてください。うめ子、何か食べに連れて行ってくれるんですか。
うめ爺と御岳山に行きたいんですよ。
若いときはよく行ったものですが、今はつらいですよ。うめ子、このからだですよ。
うめ爺、おいしいものを食べに行くとしたらどうですか。
うめ子、出来たら、ケーブルカーの駅にカゴを用意してもらうとありがたいです。
そのカゴに乗って御嶽神社にお参りでもします。そして、うめ子その帰りにそのうまいものとやらにありつきたいものです。うめ子のおごりなんでしょ。
まあ、そういうことにしますか、さすが、カゴはないです。
うめ爺、うまいものはそうかんたんに食べられるものじゃありません。歩きますよ。うめ爺。
はい、かりました。うまいものにはかないませんね。
そんなわけで、後日ケーブルカーに乗り込みみたけ頂上駅に行くことになりました。
何ですか、うめ爺そのかっこうは。
若いときはよく北アルプスに行っていたものでそのときの格好です。
うめ爺、それじゃ本格的な登山ですよ。御岳山は1000mもないし、神社まで2~3km歩くだけですよ。
うめ子、山を甘く見てはいけませんよ。うめ子みたいな子が遭難するんです。
まあ、そういうことにしておきますが、神社にお参りした後寄りたいところがあるんです。
うめ爺、あそこで座って一杯やっている方、誰か知っていますか。
え~と、え~とあの人は…。はい、はい私が北アルプスによく行っていた頃、知り合った吉田君じゃありませんかね。
うめ爺、今じゃテレビの「酒場放浪記」で有名な吉田類さんですよ。
うめ子は、なぜ知っているんですか。
はい、社長から聞いて、ぜひうめ爺に合わせてやってくれと頼まれました。
類さんもうめ爺に会えることを楽しみにしているんですよ。
私と類さんは、命がけで北アルプスに登った親友なんです。
3密を避けて、「酒場放浪記」の撮影の合間にうめ爺と一杯やりたいと言って類さんは日本中のおいしいものを持って来たそうです。それでうめ爺と一杯やることを楽しみにしていたそうです。
そうですか、そうですか。うめ子はやさしいね。
いや~、先に得点を稼いでおかないといけませんよ。
うめ爺は、類さんと楽しんできてください。
私は、先に帰ってちょっと「はだかの王子様」に行って来ます。MHKテレビのアナウンサー朝日さんの髪型にしてもらう予定なんです。
それじゃ、失礼します。うめ爺、よかったね。
第65話 うめ爺うめ子 カントリーむすめ
うめ子、梅雨入りしたというのに、コロコロウイスキーはなくなりませんね。
うめ子、あの伊勢屋さんも、マスクに消毒ですよ。
うめ爺、ユニシロなんてさらに入場制限があるんですよ。これでは都会に住めそうもないですね。
社長が言っておりましたが、本当のアジールは、田舎にあるそうです。
何でもそこに行けば、コロナの心配もなく、安心して暮らせるそうです。
そのアジールとは、いったい何なんですか。
あじの干物でもいっぱいあるんですかね。それじゃ、飽きちゃいますので伊勢屋さんのおまんじゅうでもあれば嬉しいですが。
それに、居酒屋の福留さんでもあればもう早く行きたいですね。
うめ爺、アジールとは、「誰もが安心できる憩いの場所であり、新型コロナウイルスの心配ない場所」と社長は言っておりました。
それが、社長が選んだ土地ですか。うめ子、それじゃアジもおまんじゅうも何にも無いじゃないですか。
うめ爺、これからは自分が食べるものは、自分で作るんですよ。
東京の田舎であまり人のいない自然の中でゆったり暮らし、仕事のみ都会に出て仕事が終えたらさっと田舎に帰って百姓をするのが一番よいと思います。
うめ子、それじゃアジの干物もおまんじゅうも自分で作るんですか。
まあ、そういうことになると社長が言っておりました。
うめ爺、福留さんはないですが、これからは川の流れを見ながら、夜は星空を見上げて一杯やりませんか。それが人生ですよ。
うめ子、何か悪いものでも食べたんですか。
うめ爺は、まだ人生が見えておりませんね。そういう覚悟ないとカントリージェントルマンにはなれませんよ。うめ爺。
うめ子は、カントリーむすめですか。
まあ、そういうことになりますか。 終わり
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