うめ爺とうめ子の楽しく優しい日々うめ爺・うめ子の紹介コーナー

うめ爺・うめ子の紹介コーナー

第46話 うめ爺、うめ子 鳥居観音様へハイキング

うめ爺、社長が秋の紅葉狩りの練習をかねて、名栗村にある鳥居観音様にハイキングに行くそうです。

はい、私は、ハイキングというものが苦手なんですよ。うめ子も知っての通りこの体形にこの体重では無理ですよ。それにしても、名栗村は、今は飯能市になっているけどうめ子は知らないんですかね。

うめ爺どうしますか。社長がハイキングに行く前に、観音様の入口にある「草ぶえ」というおいしいおそば屋さんに行くと言っていましたよ。なんでもとろろそばを大根汁やなめこ汁で食べるのが最高だそうですよ。社長が友達の役所広司さんから教えてもらったそうですよ。これを食べてから山頂の観音様に登るのが今回の楽しみですよ。うめ爺。

はい、わかりました。私も参加することにします。うめ子、私は草ぶえに先に行って食べております。そして社長とうめ子が来る前にお山に登ればちょうど山頂でお会いできると思います。いい考えですね。

うめ爺、なんかおかしいですよ。うめ爺こういうことですか。先にタクシーで「草ぶえ」に行って大盛りのとろろそばを3人前食べて社長のつけにして、私と社長が来る前にタクシーで観音様のお山に登って待っている魂胆じゃあ~りませんか。うめ爺、それもタクシーを待たせておいてお腹が痛い~とかなんとか言ってそれで帰るんじゃあ~りませんか。うめ爺、どうですか。それにうめ爺ドクターヘリと違ってタクシーは有料ですがこれも社長のつけにするつもりでしょうか?答えてください、うめ爺。

ピンポン、うめ子の推理は大当たりです。さすが、うめ子は私のことをよく知っておりますね。うめ子にはかないません。それでは、私も一緒に参加することにします。ただ、うめ子一つだけ違っておりますよ。「草ぶえ」には大盛りの上に特盛りがあります。それも4人前でした。うめ子も外れることがあるんですね。がんばって私も参加しますので皆様よろしくお願いします。

第45話 うめ爺、うめ子 のっめこい湯がリュニューアルされました。

うめ子、ここはどこですか。

目が覚めたようですね。うめ爺。

丹波山村のヘリポートから青梅総合病院へ運んでもらったんですよ。

え~、え~、そうでしたか。うめ子はどうしてここにいるんですか。

はい、社長がドクターヘリに乗ることはめったにないし、うめ爺が心配だからうめ子も一緒に乗ってほしいと頼まれました。

そうですか、それでお医者さんはなんておっしゃっておりましたか。

ドクターヘリのパイロットさん、お医者さん、看護師さん2名も気持ちが悪くなり吐いてしまいました。だって、だって、お医者さんがお腹を押したら、全部ビールを吹き上げたんですよ。その臭いったら、この世の臭いじゃなかったんですよ。発酵して、スカンクのおならなんてものじゃなかったんですよ。うめ爺の隣に入院している人は、パイロットさんに、看護師さん2名、それに吹き上げをくらったお医者さんです。みなさんうめ爺を助けるために命がけだったんですよ。お医者さんは今も酸素マスクをしてうなされています。うめ爺、皆さんにお詫びをしてください。

それにしても、うめ子は大丈夫だったんですか。

え~っと、私はうめ爺のことをよく知っていますので、防毒マスクに、衣服を携帯しておりましたので大丈夫でした。

良かった、良かった、うめ子が元気なら心配ないです。

うめ爺、怒りますよ。皆さんにお詫びをしてください。おそらく二度とドクターヘリには乗れませんよ。うめ爺と聞いただけでドクターヘリは、引き返すと思いますよ。

丹波山のみなさん大変すみませんでした。  終わり

第44話 うめ爺、うめ子 のっめこい湯がリュニューアルされました。

今日は、うめ爺、うめ子河辺発の特別バスで丹波山ののめっこい湯がリニューアルされましたので行くことになりました。

やまと堂を利用されているお客様ややまと堂に出入りしている各製薬会社の営業の方やおぼこのあきちゃんのご両親にうめ子のうめ姉さんやうめ爺の飲み友達のまさお君や大勢の方が参加してくれました。

居酒屋「おいずみ」より樽生ビール18ℓも提供されました。

途中奥多摩湖で休憩です。

そこから丹波山村へは道もカーブが多くいよいよバスも山登りです。

東京と山梨の県境を超えると鳴沢村です。

さらに山越えをしてやっと丹波山村へつきました。

道の駅の前では、おはるおばさん、かなえちゃん、そして村の村長の岡ちゃんが出迎えてくれました。

村の人たちとのめっこい湯の見学です。そして入浴後いよいよ宴会が始まりました。

丹波山村のキャラクター、タバスキーとうめ爺は何でも以前から知り合いのようです。二人で宴会を盛り上げるため踊り始めました。アルコールもだいぶ入っているようで酔いつぶれてしまいました。

社長、うめ爺が泡を吹いています。

え~、え~、それじゃ急性アルコール中毒かもしれません。

何とビール18ℓの半分以上飲んでしまったようです。

それじゃ、村のヘリポートにドクターヘリを呼ぶことにします。うめ子も一緒にヘリに乗って青梅総合病院に行ってください。あとは私と岡やんでうまくやります。皆さん、楽しんでいるからここはうめ子に任せておきましょう。

社長は皆さんと楽しんでください。岡ちゃんいろいろとご迷惑をかけてすいません。うめ爺も、タバスキーに会ってうれしかったんですよ。大丈夫、大丈夫です。 つづく

第43話 うめ爺、うめ子大相撲 名古屋場

うめ爺、五月場所は鶴竜の優勝で終わりましたね。

稀勢の里と鶴竜の優勝争いを見たかったんですがしょうがありませんね。

そういえばうめ子明日から名古屋場所が始まりますね。

おぼこのあきちゃんは相変わらずテレビで見て以来どこに行ったんですかね。社長に聞いても何も教えてくれないんですよ。明日から社長は名古屋に出張するというし、なんか変ですね。

明日うめ子も西友のテレビ売り場に行けばわかりますよ。一緒に赤い座布団、それにビール、焼き鳥、セブンイレブンの幕の内弁当でどうですか。

え~、またですか。迷惑になりませんか、うめ爺。

はい、あそこは誰もいないんですよ。

それでは少しだけおつきあいします。

うめ爺、その囲いの竹は何ですか。

はい、これは私の枡席でございま~す。うめ子も一緒にどうですか。

えー、えー私は遠慮しておきます。それでは始まりましたよ。名古屋場所はあの有名は「しらさぎのあねご」がいますし、楽しみがいっぱいですね。今場所も元気ですかね。

うめ子~、大変ですよ。よく見てください。あの「しらさぎのあねご」の隣に何と「おしかばあさん」がいますよ。

うめ爺、「おしかばあさん」と「しらさぎのあねご」が楽しげに何か話していますよ。どういうことですか、そこに社長とおぼこのあきちゃんも一緒にいますよ。びっくり、びっくりですよ。

うめ子、相撲どころではありませんよ。名古屋場所は大荒れになるかもしれませんね。何と横綱が全員休場ですか。

うめ爺、大声をあげないでください。従業員の方や警備員のおじさんまで来ましたよ。

はい、そのためにかくし玉を用意してきましたよ。

何ですか。

はい、これです。うめ子。相撲タオルを全員に用意しました。それにLEDのはいった応援グッズ、全員で応援できるようにしました。焼き鳥にビールも用意してあります。これで家電売り場が応援会場になりますよ。はい、はい、これが今回の作戦です。

うめ爺、さすがですね。これなら怒られる心配はありませんね。

はい、はいこれでも、うめ子よりは年上ですので。それではさらにカラオケをセットしますか。

それはだめですよ、うめ爺。やり過ぎですよ。それより、社長が帰ってきたらおぼこのあきちゃんがどうしているか聞いてくださいね。 終わり。

第42話 うめ爺、うめ子大相撲 夏場所

うめ爺、今日は五月場所の初日ですね。

はい、うめ子。今日はうめ爺、うめ子のバスも青梅市内を巡るだけにして、早く帰って大相撲を見ることにしますか。

それはいいですね、うめ爺。

うめ子、それにしてもおぼこのあきちゃんは青梅場所で見かけて以来どこにいったんでしょうかね。

はい、私もけん玉おじさんやガハハおばさんに聞いてみたんですけど、みなさんわからないんです。

あれから修業先に戻ったのかも知れませんね、うめ子。わんぱく相撲に出た子供達にも聞いてみますか。それでは今日は仕事を終了して帰ることにしましょう。

やっぱりここはすいてていいですね。西友の家電売り場で大相撲を見るのが一番ですね。うめ子の20インチのテレビではどうも迫力がたらないし、アルコールは禁止で枡席にいるような気分にはなれませんね。家電売り場に赤い座布団、それにビール、焼き鳥、セブンイレブンの幕の内弁当とくればここは私の枡席でございます。それでは気兼ねなく観戦をすることにしますか。え~、稀勢の里は休場ですか。しょうがありませんね。あれだけの怪我をしたのですから。それにしてもここは穴場ですね。うめ子はカルピスを飲みながらお家の小さなテレビで見ているのかな~。ええ~!あの枡席に見たことがある人がいますね。え~と、え~と、ユミちゃんじゃありませんか。それに隣にいるのはおぼこのあきちゃんですよ。早くうめ子に知らせないといけませんね。間違いじゃなくやはり本当ですね。何で何で、あの枡席にいるんですかね。それに砂かぶりの席であぐらをかいているのは、社長じゃありませんか。

うめ爺、そんなところで何をしているんですか。うめ爺を探していたんですよ。大変なんです。おぼこのあきちゃんがいたんです。

ええ、私も見つけました。

何と、テレビの放送中、東の一番の枡席にユミちゃんとおぼこのあきちゃんがいたんですよ。林やぺーパーと楽しく何かお話をしているんですよ。いったいどういうことですか。それに社長が砂かぶりの席であぐらをかいて見ていました。これはどういうことなんでしょうか。

はい、まったくわからないので明日社長に聞いてみましょう。

それにしてもこの枡席はうめ爺の手作りですか。

はい、ここならいいかと思いまして。すいません。

うめ爺、みなさんの迷惑になりますので一緒に帰りましょう。

うめ子のテレビは小さいし、アルコールは禁止なのでここでいつも見ているんですよ。

うめ爺、それにしたってみなさんの迷惑になりますので帰りますよ。

はい、わかりました。とほほ~、初日からこれでは先が思いやれそうですね。それにしても明日は社長に連れて行ってもらいたいものですね。 終わり

第41話 うめ爺、うめ子大相撲 青梅場所

え~、え~、そうなんですか。

うめ爺、どうかしましたか。

はい、はい、うめ子、何と横綱の鶴竜に稀勢の里が来ているそうです。体育館の入口に人だかりができているそうです。

うめ爺、うめ爺、早くおぼこのあきちゃんに連絡してください。

うめ子、それが、それが、おぼこのあきちゃんを見た人がいるんですよ。

え~、え~、本当ですか、うめ爺。

いつも自転車で来るサブちゃんおばちゃんがそう言っておりました。サブちゃんおばちゃんが体育館の裏でお相撲さんの稽古を見ていたとき、中からどうも稀勢の里らしきお相撲さんが出てきたそうです。そしたら、どこからともなく現れた娘さんが一生懸命飛び跳ねながら声を張り上げて「稀勢、今が勝負よ。自分に負けちゃだめだよ。私もがんばるから稀勢もがんばるんだよ。」って泣きながらどなっている子がいたので、顔を見たらいつかやまと堂さんで見かけた娘さんなので知らせに来てくれたんです。

うめ爺、本当ですか。

はい、本当だと思いますよ。

七転び八起きを超える二人ですから、お互いに相通ずるものがあるのかも知れません。

いつもすり足をしながら、テレビの前で稀勢の里を見ていたおぼこのあきちゃんを思い出しますね。

えー、えー、負けるといつも涙を流していましたね。

うめ爺、おぼこのあきちゃんを探しに行きましょう。

うめ子、おぼこのあきちゃんが修業先から帰ってきていたらうれしいですね。

社長とおぼこのあきちゃん、それにうめ爺、うめ子4人が揃うんですよ。

それでは夢庵で宴会ですかね。あそこのちょこっと飲みセットは最高ですよ。うめ子。

その前におぼこのあきちゃんを探しに行きましょう。早く、うめ爺、行きますよ。

待って~、うめ子。 終わり

第40話 うめ爺、うめ子大相撲 青梅場所

うめ爺、4月22日(日)に横綱、十両のお相撲さん達が青梅に来るんですよ。

はい、社長から聞いております。うめ子は誰から聞いたんですか。

ええ、知り合いのお母さんの子供さんがちびっ子相撲に出ることが決まったので知らせてくれたんです。

そうですか、そうですか。うめ子には内緒にしていましたが、実は、この体つきが認められてちびっ子相撲に社長が推薦してくれたんですよ。それで仕事が終わってから社長が作ってくれた土俵で毎晩練習しているんですよ。最近はちびっ子も強くなりまして、お相撲さんを押し出すちびっ子もいるそうですので私も練習しているんですよ。

うめ爺は、お相撲さんなんですか。

へえ、社長がしこ名をつけてくれました。

うめ爺何というしこ名ですか。

はい、それは「稀勢の梅」です。おそらくちびっ子たちは私が昔、北の富士関と互角に戦ったのを知らないと思いますが、まあ、うめ子は知っておいてください。

何かおかしくないですか。うめ爺は昔両国のちゃんこ屋さんに行ったことがあるといっていましたが、お相撲さんだとは聞いたことがないですよ。

はい、今はちびっこに負けられないので真剣です。ちびっ子に勝ったら社長がちゃんこ屋に連れて行ってくれることになっているんですよ。おそらくうめ子も行くことになると思います。

うめ爺、勝たないといけませんよ。

はい、負けることは考えておりませんので、大丈夫です。そういえばうめ子が一番ファンの稀勢の里も来るかも知れませんよ。

うめ爺、本当ですか。それじゃ私も練習してちびっ子相撲に出ることにしましょう。稀勢の里と相撲が取れるなんて夢みたいです。

うめ子、うめ子は女の子ですから土俵には上がれないかもしれませんので、土俵下で見ていてください。

そうなんですか、つまらないけどそうします。でも稀勢の里と握手はしたいものです。もし、色紙がもらえたらおぼこのあきちゃんに送ることにします。 つづく。

第39話 うめ爺、うめ子春の看板見学

うめ子、いよいよ桜の季節が近づいてきましたね。やまと堂の花見の余興は考えていますか。

はい、私はキャンディズの「春一番」でも歌おうかと思います。

うめ子はいったいいくつになるんですかね。

うめ爺こそ、今年もまた「腹踊り」ですか。何であんなに芋虫のようにくねくねできるんですか。

それはいつも運転中でも食事中でもお腹をぺこぺこして練習しているからですよ。今年は常磐ハワイアンのフラダンスのお姉さんのように腰を振りながらやってみますか。

うめ爺、それではみなさん悪酔いしてしますよ。昨年もそれを見てもどした人がたくさんいました。子供さんの中にはひきつけを起こして病院に行った人もいましたよ。それと私もなんだかそのお腹のうごきをみているとどういうわけか、うめ爺には失礼ですがおトイレに行きたくなるんです。

うめ子、私の腹踊りにみなさんがすごく感謝しているんですね。うれしいかぎりです。

うめ爺、それはちょっと違うと思いますよ。なるべくほどほどにしください。それと社長から頼まれていることがあります。やまと堂の看板を立てる場所が見つかったので見てきてほしいそうです。

それはうめ子、どこですか。

はい、青梅バイバスを奥多摩方面に向かって、左は万年橋、右は青梅駅に出られる突き当たりのところだそうです。

うめ子、あそこはいい場所ですよ。吉野街道、青梅街道両方から見てもらえます。社長はよく見ていますね。まずはそこからですね。

はい、うめ爺次はおそらくあきる野街道あたりですかね。それでは見学に行きますか。

ちょっとその前にうめ子、何かおいしいものでも食べたいんですが、行きませんか。

社長が帰って来てから夢庵に連れて行くそうですよ。

はい、はいそれではお腹をぺこぺこさせながら見に行きましょうか。

いつもみたいでいやですが、その前におトイレに行ってきます。

うめ子は、ずいぶん私の芸に惚れているようですね。 おわり

第38話 うめ爺、うめ子青梅マラソンを盛り上げる

うめ爺、今年も青梅マラソンを無事に迎えられてよかったですね。

はい、うめ子、気温天気とも最高じゃのう。

それに社長のお友達のシュークリームとか言う二人組の芸能人も走るそうじゃよ。

下田、無田の二人ですか。

それじゃ。

うめ爺、私たち二人もうめ爺、うめ子のバスで先導してあげましょうか。

それはいい考えじゃ、うめ子。

何でも無田君は、夜の番組を終えてかけつけるそうなので寝てないんじゃないかな。

心配ですから、何かあればすぐにバスに乗せましょう。

うめ子、それにしても社長は顔が広いものですね。

青梅マラソンを盛り上げる「かくし玉」だって社長が言っていましたよ。

そうですか、それでわかりました。何とうめ爺、うめ子のバスも4月からリニューアルするそうですよ。

それはうめ爺、始めて知りました。

社長と京西広告の太地さんが話し合っているのを聞いてしまったんですよ。うめ子すごいことになりそうです。何とバスにはうめ爺うめ子の特大ラッピングバスになるそうです。

もう「やまと堂」の文字は入らないんですか。

はい、うめ子もう「やまと堂」と入れなくてもうめ爺、うめ子だけで「薬やまと堂」と連想してもらえそうです。ですから二人ともそのイメージに合う服装をするそうですよ。

すごい作戦ですね。うめ爺。バスの中で煎じ薬を作るんじゃないでしょうね。

それは無いと思いますが、バスの天井に大きなやかんがついているそうですよ。

そこまでやりますか。

そうらしいです。そしてバス停に着くとやかんから「ゆげ」が出るそうです。それに薬草のにおいまでするそうです。

ええ~、うめ爺、うめ子はますます有名になりますね。奥多摩の子供達、それにおじいちゃん、おばあちゃん達に私たちが楽しく安心感を与えられたら何よりですね。うめ爺、今年は私たちも本当にがんばらなければなりませんね。

うめ子もますます元気になってきましたので、社長、やまと堂のためにもがんばりましょう。

はい、おぼこのあきちゃんも元気に年末には帰ってくるそうです。

元気かな~、あきちゃん、おぼこのあきちゃんに会いたいです。

第37話 うめ爺、うめ子今年も元気に活躍

うめ爺、年が明けてから厳しい寒さが続きますね。社長からプレゼントしていただいたユニシロの1.5倍の防寒下着でも寒いです。うめ子は大丈夫ですか。私は使い捨てカイロを使っていますので大丈夫ですよ。それでは今日もやまと堂の宣伝のために頑張りますぞ~。はい、うめ爺、私も頑張ります。ではまだだいぶ雪が残っておりますが、みたけ方面に向かいます。うめ爺、うめ子のバスが来るのを楽しみにしている方が多くなりましたね。そうですね。どうもお年寄りや子供たちはうめ爺、うめ子のバスを見ると安心するらしいですよ。社長も本当にやりがいのある仕事を選んでくださいました。ありがたいことです。そして、今年は青梅街道や吉野街道それにあきる野、五日市方面にもうめ爺、うめ子の看板をデビューさせるらしいですよ。ますます皆さんに知ってもらえそうですね。はい、社長は、おぼこのあきちゃんが帰るまでに多くの人に知ってもらえるようにしておくそうです。もう、やまと堂と言わなくても、うめ爺、うめ子を見るだけで知ってもらえそうですね。そうなると私もうめ爺も芸能人並みですね。恋のうわさやスキャンダルに気を付けないといけませんね。特に文春砲には気をつけましょうね、うめ爺。うめ爺もよく下着に腹巻でコンビニに行くのは気を付けてください。うめ子だって友達のかよちゃんとペチャクチャトークをしながらクレープを口の周りにつけておばさん笑いをしているのはみっともないですよ。え~見てたんですか、恥ずかしい。気を付けます。お互いにこれからはみなさんに知られていくので普段から気を付けていきましょう。ますます今年もうめ爺、うめ子をバスや看板それに金井さんの会社の行政図書(町内地図)やNTTの電話帳やアイタウン、ホームページでも活躍しますのでよろしくお願いします。社長もう少し給料の値上げをお願いします。3%ぐらいがよいかと思います。よろしくお願いします。

第36話 うめ爺、うめ子今年も元気に活躍

うめ子、昨年は、いろいろありましたがいい年でしたね。はい、おぼこのあきちゃんも、稀勢の里もいよいよ今年が勝負の年になります。サタデーモーニングのユミちゃんもやはり今年が勝負ですね。おぼこグループには他は誰ですか、うめ子。MHKテレビのユカちゃんはお母さんとして頑張っているし、スケートの真央ちゃんは引退したのでメンバーは、あきちゃん、稀勢の里、ユミちゃんぐらいですかね。おっと、それと救ちゃん製薬にお勤めした、ゆうなちゃんは、どうしておるかの。はい、ゆうなちゃんは今では救ちゃん製薬のなんと横綱、いえお酒も仕事も充実しているそうですよ。東急のパン売り場でお母様とお会いしたとき聞きました。おお、それはそれはよかった。それでは新年会に誘ってみましょうか。社長がうめ爺、うめ子が元旦にみたけ山の初日の出の臨時便を勤めてくれたのでお年玉とおせちにお酒を用意しているそうですよ。うめ子、お年玉よりおせちの大盛りなんて頼めないですか。社長に聞いてください。できればお酒は〆張鶴の純米酒でお願いします。うめ爺のことは社長の方がわかっていますのでもうそうなっていますよ。本当に社長はいい人ですね。うめ子は何か買ってもらったそうですが何ですか。はい、ホワイトレーベルのパーカーとスカートです。いいですね。うめ爺も買ってありますよ。何だって、本当ですか。はい、ユニシロの防寒1.5倍の下着一式です。おいおい、それは私がほしかったんですよ。だってバスの中は暖房がきいてますが、運転席は意外と寒いもので、助かりました。ありがたい、ありがたいことですね。あとは新年会で私の腹踊りでもしましょうか。それでは少し練習しないといけません。うめ爺その踊りのおかげで新年会に来た人の中に、悪酔いして救急車で青梅総合病院に運ばれた人が三人もいましたよ。それで社長が呼ばれて注意されたので今年は中止です。うめ爺、わかりましたか。そうでした、そうでしたね、すいませんでした。では、今年はドジョウすくいでもしましょうか。それでは全員救急車で運ばれてしますのでやめてください。はい、わかりました。今年は静かにしております。うめ子も今年はAKB48のまねはしないほうがよいですよ。そう若くはないんですから。うめ爺よりはいいと思いますよ。 つづく

第35話 おぼこのあきちゃん一歩でも前に…

社長、藤山旅館に行ってもよいでしょうか。そうですね、うめ爺、うめ子、そろそろ二人であきちゃんを迎えに行ってください。「おしかばあさん」にもそろそろですねと言われました。そして「おしかばあさん」の手紙を渡してください。うめ爺、うめ子もあきちゃんとは久しぶりの再会ですね。はい、そんなわけで、手袋や靴下それに子供用の下着などを東急の中にあるペシオスで特売品をいっぱい買ってきました。おぼこのあきちゃんは、小さいから子供用の下着でよいそうです。おしりは結構大人みたいですけどね~。うめ爺、余計なことは言わなくていいですよ。社長も笑っていますよ。それでは、藤山旅館に行きましょうか。うめ爺、藤山旅館の前の玄関に人が見えますが、誰でしょうかね。あれ~、あきちゃんですよ。うめ爺、走りますよ。待って~、うめ子。うめ爺、太りすぎですよ。はい、わかっていますけど、今は早くあきちゃんに会いたいです。うめ子、涙が出ていますよ。うめ爺こそ、鼻水が出ていますよ。涙と鼻水が一緒なんですよ。うめ爺、うめ子、よく会いに来てくれましたね。あきちゃんも目に涙をためていますね。あきちゃ~ん!あきちゃ~ん!うめ爺、うめ子もう部屋に行ってくつろいでください。うめ子もますます元気で何よりです。うめ爺は、ちょっと太ったようですが、元気で何よりです。あきちゃんも苦労されてずいぶん痩せましたが、元気で何よりです。それと二人でいろいろと買ってきましたので受け取ってください。それと「おしかばあさん」の手紙を社長から預かりましたので、読んでください。はい。「おぼこのあきちゃんは、みなさんの力によって支えられて今があるんだよ。いいね、あんたはわからないけど、私の腹巻きの中には、ハイジ、ユキちゃん、こけしちゃんに、アフラックもいるんだよ。みんな、みんなおまえの見方なんだよ。わかったら帰っておいで。そしてまた、便所掃除から始めるんだね。」あきちゃん泣かないでください。うめ爺、うめ子、私、もう一度最初から心を入れ替えて修行しようと思います。幸さんや澪さんのように一人で立派に歩ける人間になって、やまと堂に帰りたいと思います。がんばります。うめ爺、うめ子見ていてください。

第34話 うめ爺、うめ子岩手花巻へ行く… 続編3

先ほど、「おしかばあさん」から、今日はお客様として一日楽しんでくるように、そして、明日帰る気持ちになったら私が迎えに行くと連絡がありました。はい、わかりました。今日のお部屋の係は、昔「おしかばあさん」のもとで修行した幸さんにお願いしてあります。この部屋の用意も幸さんがいたしました。あのお花も幸さんがおぼこのあきちゃんの気持ちを考えて、山にある野草の中でおぼこのあきちゃんの励ましになる花を選んで生けたそうです。この「つる」の折り紙に「がんばれ、あきちゃん」と書いてありますが、これもそうですか。はい、そうです。私のためにこれほどのことをしてくださって申し訳ございません。当旅館にお泊りいただいた方は、皆様元気になってお帰りになります。あなたも同じでございます。番頭さん本当にありがとうございます。ずいぶん古いお部屋ですが、どこもかしこも磨きこまれていて、かえってレトロでモダンな感じですね。お部屋から景色も素敵です。新しいものがすべて良いということではないんですね。今日の料理はやはり「おしかばあさん」のもとで修業した澪さんにお願いしてあります。それではゆっくりとくつろいで、当館の温泉を楽しんでください。はい、わかりました。それでは、私は失礼いたします。この後は幸さんと交代します。ありがとうございました。私、今日一日担当させていただきます、幸と申します。よろしくお願いいたします。おぼこのあき様、明日はどうなるかわかりませんが、今日は当館のお客様として、そう呼ばせていただきます。なんとも恥ずかしいですが、よろしくお願いいたします、幸さん。今、料理人の澪さんが山に入って摘み草をしております。おぼこのあき様が、お疲れのことと知って、身体に良い山菜を集めているようです。今晩の料理は、おぼこのあき様にあった、季節の摘み草料理を含めて、澪さんの料理を楽しんでください。はい、わかりました。あき様、「おしかばあさん」は大変厳しい人です。特に修行中はいっさい口答えも、何もできません。これでいいということはいっさいありません。しかし、それを続けているといつか「おい、まんじゅうを二個あげるよ」といいますので我慢してください。それが修行の終了です。そしてそれからは、「あとは、自分で考えて前に進むことだね、ご苦労様」と言ってくださいます。是非とも、あき様もそこまで頑張ってください。私も、澪さんも、一人前として今があります。それを願って今日一日、私たちも頑張りたいと思います。 つづく

第33話 うめ爺、うめ子岩手花巻へ行く… 続編2

うめ爺、かやぶきの旅館は、今では少なくなったそうですよ。もうここ以外乳頭温泉郷の黒湯ぐらいしかないそうですよ。古いかやぶきの旅館はそうかもしれませんね。おぼこのあきちゃんが、梅吉さんと社長の部屋に入っていきましたが、どうかしたんですかね。社長、おしかばあさんはいったい何者なんですか?私の化粧品全てを豊沢川にかかる橋から投げ捨てたんです。もうお客様の前には出られないと思って、部屋を飛び出し上流に向かって歩いていたら、藤山旅館の前にいたんです。そしたらとても優しそうなにこにこしたおじいさんの番頭さんが話しかけてくれたんです。さきほど「おしかばあさん」から連絡があって、一番よい部屋にお客様として一晩泊めてやってくれと言われましてな、当旅館の最高のおもてなしをさせてもらいます。さあ、私について来てください。当旅館は、以前は湯治のお客様がほとんどで、なにもかもいまのようではありませんでした。時代の波に乗れず、お客様は減る一方でございました。いよいよ宿を閉めなければならない日が近づいて来たとき、あのおしかばあさんがいつものかっこで来て、藤山旅館のすべてのトイレ掃除を始めたんです。なんと宿を閉める前日まで三日三晩寝ないで掃除をしたんです。そして旅館の主人、おかみさん、番頭の私と従業員全員が自然に部屋の掃除、床磨き、ありとあらゆるところを磨いていたのです。それも三日三晩寝ないでしたんです。そして旅館を閉める日がやってきたんです。ああ、これで終わりかと思ったんですが、あの「おしかばあさん」が閉館を知らせる紙をはがして、破り捨て、にやっと笑って、今日から藤山旅館は生き返った、今日は開館の日にすると言うとにこにこして懐から札束をいくつも出してお祝い金だからここに置いていくよと言い、いつものいでたちに下駄を履いて、大きなあくびをしながら豊沢川を下っていったのです。全員もう何も言えないで、そこに土下座をし涙をこらえるのが精一杯でした。本当に神様のようでした。そして、おぼこのあきちゃん、この藤山旅館は今もあるのです。「おしかばあさん」の教えを守って今はたいへん繁盛しております。そういうわけで今日はお客様として藤山旅館最高の接待をさせていただきます。はい、わかりました。 つづく

第32話 うめ爺、うめ子岩手花巻へ行く… 続編

社長、福沢温泉は昔とかわりませんね。若い頃は梅吉さんと二人で頑張りました。本当にいい修行でした。今では立派な新館の水山閣もできたそうですよ。それでおぼこのあきちゃんはどこにいるんですか。湯治屋の方にいるそうです。そこで私たちがお世話になった「おしかばあさん」のもとで修行しております。もう、うめ爺、うめ子が先に行っているので、私たちは「おしかばあさん」に会いに行きましょう。うめ爺、懐かしい雰囲気の売店ですね。あれ~あそこにいるのはおぼこのあきちゃんですか、うめ子。そうですよ、おぼこのあきちゃんですよ。あきちゃ~ん!あきちゃ~ん!うめ爺、声が大き過ぎますよ。でもあきちゃ~ん!こんにちは~、うめ爺、うめ子も元気にしていましたか。私も二人に会うのを楽しみにしておりました。涙が出てきてごめんなさいね。「おしかばあさん」から今日は人前に出て社長、梅吉さん、それにうめ爺、うめ子のお世話をするように言われました。いつもは、朝4:30に起きてお客様の食事の用意です。それが済むとトイレ掃除にかかります。それから各部屋のお掃除が終わりまして、やっとこの売店の店番になります。店番も4時までで、それからは夕食の用意になります。それが片付くのはだいたい9時頃です。食事を終えてその日の報告をしに「おしかばあさん」のところに行きます。それで一日が終わります。でも今まで「おしかばあさん」に一度も褒められたことはないんです。「おしかばあさん」は私の仕事を一度も見ていないのにかやぶき館の3番目の便器は一番使用する人が多いから念入りに磨いておきなさい。それから湯治屋の川側の部屋の窓は、虫の糞で汚れるからよく磨いておきなさいとか、すべてその日のお天気、お客様の人数等で何がどうなるのかすべて理解しているんです。そして私が何を聞いてもただ笑うだけで、「おぼこのあきちゃんは何しにここに来たのかね」で終わりです。自分で考えて行動しないとお話をしてくれないんです。かやぶき館の一階の部屋から混浴の露天風呂が見えてしまうので、部屋のガラスを磨りガラスに変えていただいたときは、初めて「おしかばあさん」から「おい、おまんじゅうを一個あげる」と言われたのが最後で2個目はまだです。そんなわけで、うめ爺、うめ子修行はいよいよ厳しくなると思いますので、頑張って冬を乗り越えたいと思います。そう思って社長からしもやけの薬とカイロを預かってきました。あきちゃ~ん!うめ爺、うめ子も泣かないでください。私も修行を終えて立派になってやまと堂に帰りますので、うめ爺、うめ子もその日が来るまで温かく見守ってください。お願いします。それでは、今日のお部屋にご案内します。つづく

第31話 うめ爺、うめ子岩手花巻へ行く… 後編

梅吉さん申し訳ございません。うめ爺がユミちゃんにお酌してもらったものですから、うれしくてひっくりかえってしまいました。社長も一緒になって酔っぱらってしまいました。申し訳ございません。梅吉さんの運転で、花巻の福沢温泉までお願いします。私もしばらくぶりに、「おしかおばあさん」に会いたいんですよ。私も若いときは下足番として「おしかおばあさん」のもとで修行して今があるんですよ。そのときは社長も一緒に修行していたんですよ。それは初めて聞きました。それでおぼこのあきちゃんを預けたんですね。いったいおしかおばあさんとはどんな人なんですか。それは社長から止められているので、今はお話しできませんが、うめ子ちゃんもそのうちわかるときが来ると思います。はい、わかりました。それでは途中で私は下駄をプレゼントしたいので買っていきます。下駄ですか?はい、その通りです。魔法のクレンザーとか、下駄とか何に使うんですかね。魔法の下駄ですかね。はい、それでは花巻ももう少しですので、頑張っていきましょう。花巻の町もずいぶん賑やかになったものですね。福沢温泉はここから40分ほどです。あれ~うめ爺がアヒルちゃんにまたがっていますよ。何ですか、この臭いは。社長が一生懸命車の窓を全開にしております。梅吉さんは車酔いのように顔が青ざめています。私もなんだか変です。どうもうめ爺がアヒルちゃんの中にやらかしたようです。うめ爺、大きいのを出したんですか。すいません、すいません。もう我慢ができませんでした。はい、これでこの旅は、「うん」がつきました。きっといい旅になりますね、うめ子。社長今度はうめ爺を怒ってください。うめ子が怒ったのでうめ爺が十分反省していますよ。でも本当に「うん」のよい旅になりそうです。おぼこのあきちゃんも待っているから先を急ぎましょうか。なんだか社長にはかないませんね。梅吉さんも社長もなぜか緊張しているようですね。昔のここでの修行を思い出しているんですね。早くおぼこのあきちゃんに会いたいです。

第30話 うめ爺、うめ子岩手花巻へ行く… 中編

もうすぐ会津に入りますよ、うめ子。お天気も快晴ですよ、うめ爺。ユミちゃんもお母さんも元気ですかね。そういえば、お母様がおいしい郷土料理を用意してくださっていると、社長が言っておりました。はい、そうですか、郷土料理の大盛りをいただくことにしますか。おかしいですよ、うめ爺。少しは遠慮してください。いつものラーメン屋さんじゃないんですよ。はい、その通~り、電話してちょうだい、タケモトピアノ。うめ爺、いい加減にしてください。すいません。なんと、サタデーモーニングで忙しいのにユミちゃんもあきちゃんに大事なものを渡したくて、実家に帰っているそうです。いったいなんですかね。もう喜多方に入りましたので、あっぱれ酒造はもうすぐですよ。頑張ってください、うめ爺。大盛り、大盛りですよ。何をぶつぶつ言っているんですか。いや~、無事に到着しました。はい、次に行きましょう。「うんちく庵」にお昼の用意がしてあるそうです。あれ、うめ爺が見あたらないですが、しょうがないですね、先に行くことにしましょう。社長、なんとうめ爺が先に食事をしていますよ。それに何ですか、ユミちゃんにお酌をしてもらって。顔が真っ赤じゃないですか、困ったものです。社長笑ってないで今回はしっかり怒ってください。変な踊りをしてぐるぐる回っていますよ。これじゃもう運転は無理ですね。あれ~いびきをかいて眠ってしまいました。あ~あ、うめ子、代わりにユミちゃんから大事なものを受け取ってください。はい、わかりました。ユミちゃんとおぼこのあきちゃんはどこか似ていますが、不思議ですね。ユミちゃんから預かったものはなんと「うさこちゃん」です。この「うさこちゃん」によって仕事でのつらいことを乗り越えてきて今があるそうです。わたしの「うさこちゃん」をおぼこのあきちゃんへ私の代わりと思って預けてください。そして、これから始まる厳しい修行を乗り越えて立派になって「うさこちゃん」と一緒に帰ってきてください。そのときは私の「うさこちゃん」とあきちゃんの「こけしちゃん」と一緒に「こけしちゃん」の古里でお祝いをしましょう。と言ってください。うめ子お願いしますよ。

第29話 うめ爺、うめ子岩手花巻へ行く… 前編

いよいよ5月ですね、うめ爺。はい、うめ子今月はゴールデンウィークですよ。社長がうめ爺、うめ子を連れて岩手花巻にある福沢温泉に行くそうです。それで社長がうめ子にはピンクのリュックサック、私には黒のリュックサックを買ってくれたんですよ。なんとホワイトレーベルのですよ。ずいぶんいいものですね。旅にはリュックサックが一番ですよ。社長によりますと会津のあっぱれ酒造によって、ユミちゃんからおぼこのあきちゃんへ何か渡してもらいたいものがあるそうです。それは何ですかね。わかりませんが、大事なものらしいですよ。それでは、会津経由で岩手花巻へ行くとしましょうか。それでは今回は車の渋滞がありそうなので、うめ爺あれを持って行ってください。社長から言われました。簡易トイレのビニールですか。はい、もっとすごいものを持っていきますよ。アヒルの形をしたオマルなどはいかがですかね。私はあれでないとどうもダメなんですよ。そんなのうめ爺だけですよ。はい、すいません。おぼこのあきちゃんはどうしておりますかね、うめ爺。はい、社長によると修行先のあっぱれ酒造での修業が終えて次に向かったのが、福沢温泉だそうです。そこで何と、湯治屋さんの売店係、及び身の回りの世話係及びお掃除係りになんでもするそうです。そしてそこに昔からいる大長老の「おしかばあさん」に弟子入りしたそうです。おぼこのあきちゃんが、おしかばあさんに「一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。」と挨拶したところ、「あいよ、社長からあんたは預かっているものがあるかね。あればあれを出してちょうだいな。それがあんたの修行道具だよ。」、「はい、魔法のクレンザーです。」、「おいおい魔法にするかしないかは、あんたの気持ち次第だよ。甘えちゃいけないよ。おぼこのお姉さん。わかったかね。」、「はい、わかりました。」と言ったそうですよ、うめ子。心配ですね、早く会いに行きましょう。おぼこのあきちゃんがかわいそうです。はい、私もそう思います。東急の駄菓子コーナーでいっぱいお菓子を買って持って行きましょう。それとあきちゃんに箱根で買ったこけしちゃんも持っていくことにします。何か同じ境遇のように思います。励ましになると思います。うめ爺泣いちゃだめですよ。うめ子こそ泣いちゃだめですよ。つづく。

第28話 うめ爺、うめ子水戸偕楽園へ行く… 後編

社長によりますと、三次さんの体質は若くして老成化したために、精神的、肉体的にも老人特有の「どのようにして人生の締め括りをするか」いつも考えている状態なのだそうです。そこで少しでも若さを取り戻すために、夢と希望のあるお話をしたそうです。それを叶えるための体力作りの方法、そして体力、気力が出てきたら、「この魔法のクレンザーをもって水戸民芸文化館のトイレを毎日、毎日ピカピカに磨いてください。できたら日本一きれいなトイレにしてください。きっとあなたの夢と希望は叶えられますよ。そしてこのトイレはおそらく館長も使用しますので、お話をしておきます。三次さんはあれだけの梅を育てた人ですからきっとできますよ。それではまたいつかお会いしましょう。」と言って別れたそうです。そして10年後三次さんからお便りが来て今ではなんと水戸民芸文化館の館長になったそうです。社長は三次さんの生き方を誰よりも理解していたんですね。やはり社長という人はいったい何者なんですかね。本当にいいお話ですね。うめ子目が潤んでいますよ。うめ爺、それは何ですか。涙ですか、鼻水ですか。はい、両方です。うめ爺、社長があげた魔法のクレンザーはどこに売っているんですか。それはどこにでも売っているクレンザーですよ。魔法にするかしないかは使う人の心の問題です。それがわかっただけでもうめ子はりっぱですよ。そういえばおぼこのあきちゃんが修行に出るとき、社長は一切何もしてあげなかったけど魔法のクレンザーだけはさしあげたそうです。いよいよおぼこのあきちゃんも修業先で使うときが来るかもしれませんね。楽しみですね。それでは私達もいつもお世話になっているバスをクレンザーで磨きますか、うめ爺。おい、うめ子やはりバスにはバス専用のほうがよいかと思います。それではいよいよ来月はおぼこのあきちゃんに会いに行きましょうか。本当にあきちゃんは引退会見で後ろを向いた真央ちゃんみたいですね。笑い笑い。

第27話 うめ爺、うめ子水戸偕楽園へ行く…

うめ子、うめの季節ですね。はい、梅郷のうめの公園でも今年は梅の苗木を植えてみなさんで梅祭りを盛り上げているそうですよ。それでは私たちも応援に行くことにしましょうかね。みなさんの応援があればまた素晴らしい梅の公園になりますね。うめ爺楽しみですね。それから明日はうめ爺、うめ子に「水戸の梅まつり」を見せたいと社長が言っていました。圏央道もいよいよつくば中央ICから常磐道につながり、水戸まではずいぶん早くなりましたので、うめ爺、うめ子も連れて行くそうですよ。それは大変勉強になりますね、うめ子。それではお昼は何を食べると社長は言っていましたか?え~と確か千波湖近くの「とう粋庵」の黄門料理だそうですよ。本当ですか、一度あそこの黄門料理を食べてみたかったんで楽しみですよ。うめ爺は、何でも梅より団子じゃなくって、食べ物なんですね。はい、そのと~り!電話し~てちょうだい!タケモトピアノ!です。うめ爺、テレビの見過ぎですよ。はい、すいません。それでは明日は頑張って運転しましょう。常磐道につながれば水戸は近いですよ。圏央道から常磐道そして水戸ICまで早くなりましたね。それでは、常磐神社のそばに駐車しましょうか。あれ~、あそこにいるのは社長の友達の水戸民芸文化会館、館長の三次さんですよ。なぜ三次さんがいらっしゃるんですかね。おそらく偕楽園内にある好文亭を案内してくださるんですね。三次さんは誰かに似ていますね。やや男っぽい老人顔をしていますね。若くして老成化した人です。やまと堂の「お顔で体質チェック!」によりますと精神的、肉体的苦労が長期間続き、老成化した人のようです。一度は妻子を持ち、失った人に見られるタイプです。やや男っぽいのが特徴です。男性ホルモン・女性ホルモンとも不足し枯渇した状態です。脳出血、高血圧、動脈硬化、心臓血管系の病気に注意が必要です。社長によりますと昔、三次さんは偕楽園で梅の木の管理をしていたそうです。梅の木を育てるのを一生の楽しみとして、仕事をしていたそうです。それがあまりにも仕事熱心のために、奥さんも子供さんも家を出て行ってしまったそうです。それからというもの何事にも意欲を失い、とうとう仕事も失い、毎日千波湖で野鳥にえさをやるのを唯一のいきがいにしていたそうです。そのとき出会ったのが社長でした。  つづく…

第26話 うめ爺、うめ子いよいよ春ですよ!

いよいよ春ですね。青梅も梅が見頃になってきましたよ、うめ子。うめ爺、社長さんが漢方薬を煎じる土瓶を買いに行くそうですよ。それで出来たら、うめ爺、うめ子も一緒に行きませんかと言われました。場所はどこですか?はい、焼き物の里「益子」だそうです。社長も凝り性ですね。でも社長さんが、あそこは「とちおとめ」といういちごの本場だと言っていましたよ。何でもいちごがたくさん入っているソフトクリームを是非食べさせてあげたいらしいですよ。うめ子、早く言ってくださいよ。早速したくをしますので、いそがしい、いそがしいです。うめ爺、何かうれしそうですね。え~と、大盛りのソフトクリームってありますかね。うめ子からお願いしてください。はい、私もお願いしてみます。それでは行きましょうか。益子には稀有の陶芸家であり、日本の「民芸」運動のシンボルでもある浜田庄司さんのお孫さんの友緒さんに会いに行くんじゃないですか。はい、社長さんから以前聞いたことがあります。大原美術館や東京国立近代美術館にも作品があるそうですよ。初期の作品には日本民藝館でも見られるそうです。それにしても、土瓶を益子まで買いに行くとは恐れ入りました。それともう一つ目的があるそうですよ。浜田庄司さんの旧居も日本の伝統的な「茅葺家」なので参考にしたいのだと思います。へ~社長はいったい何者なんですかね。わかりませんね。うめ爺、そのクーラボックスはいったいどうしたんですか。はい、先ほど釣り道具屋さんで買いました。魚でも買うんですか?え~と、え~と、社長にお願いしておぼこのあきちゃんのお父さん、お母さんにもいちごが入ったソフトクリームをお願いしようと思っているんですよ。うめ爺、何かあやしいですよ。お父さんお母さんは、ただいま旅行中ですよ。そうですか、残念ですが、私が食べるとしましょうか。ずいぶん、それもおかしいですよ。それじゃもう一つは、うめ子にあげますよ、どうですか。はい、さすがうめ爺ですね。それにしてもおかしいですが、社長のお供なので許してもらいましょうか。それでは、おいしいものを食べながら帰るとしましょうか。はい、はい。

第25話 うめ爺、うめ子新年も頑張ります。

うめ子、新年も大寒が過ぎたころから、だいぶ寒さが厳しくなりましたね。そういえば、うめ爺背中に何か入れているんですか。はい、この寒さで坐骨神経痛になりましてね。背中に湯たんぽを入れたんですよ。何かおかしいですか。それではうめ爺、バスの運転はできませんよ。そうなんですよ。それでは私が使っているハルカイロが良いと思います。それは何ですか?はい、これですよ。使ってみてください。ずいぶんこれは便利ですね。それで一日中温かいなんて、本当ですか。うめ爺、女子の間では冷え取り名人ですよ。それでは、今日は青梅総合病院経由で青梅市内を回ります。そういえば、やまと堂に見えている古里の古沢さんが青梅総合病院に通っているそうですよ。脳出血の後遺症で定期的に通っているそうですよ。うめ爺いましたよ。バスに向かってきます。それでは少し待ちましょうか。やまと堂の「お顔で体質チェック!」によると意外と年齢的には若いのに性別をも感じない老け顔の老人様タイプの人です。若くして老成化して、男性ホルモン、女性ホルモンとも不足型で、多くは精神的な面が強く、自分の一生を俯瞰できる人です。天才といわれる作家や芸術家に見られるタイプです。アルツハイマー、脳出血、高血圧、心臓血管系の病気に注意が必要です。うめ子、古沢さんは伊豆の踊子を書いた「川端さん」によく似ていますね。やはり天才なんですかね。そういえば、青梅総合病院ではやまと堂に来ている人をよく見かけますね。はい、その通りでやまと堂の「煎じ漢方薬」を利用している人もいるんですよ。社長がよく言っていますよ。「まずは自分の体は自分で守りましょう。セルフメディケーションには漢方薬が良いですよ」とのことですので社長さんにお願いして座骨神経痛によい漢方を選定してもらいましょうかね。それでは出発しますよ、うめ子。はい、今日も一生懸命に頑張りましょう。

第24話 うめ爺、うめ子ユミちゃんのふる里巡り 後編

あっぱれ酒造の一番のおススメは巽蔵(たつみぐら)だそうですよ。そういうえば、梅吉さんと社長さんはどういう関係なんですか、うめ爺。それはね、社長さんがまだ若いころ、奈良・京都のお寺巡りをしているとき奈良の歴史好きの学生が常宿にしていた日吉館で出会って以来の友人なんですよ。なんでもその時の友人の多くが歴史、考古学者になっているそうですよ、うめ子。そんなわけで、梅吉さんにお願いしてあることがもう一つあるんですよ。それでは、「うんちく庵」に入りますよ。あれ~あそこにいるのはユミちゃんじゃないですか。よ~く見なさいよ。え~、あれはやまと堂で修業していた「おぼこのあきちゃん」じゃないですか、どういうことですか、うめ爺。はい、それは社長さんが梅吉さんに相談して「うんちく庵」でお客様への接待を学ばせているんですよ。今では梅吉さんの右腕になっているそうですよ。年内で修業が終わり、次は岩手花巻の大沢温泉に行くそうです。そんなわけで、ユミちゃんのお母さんも、梅吉さんもとても寂しそうな顔をしているんですね。社長さんはお礼を兼ねて社員旅行に喜多方のあっぱれ酒造に来たんですね。それにしても薬屋さんの修行にしてはいろいろ学ぶことが多いんですね。社長さんも若いときは、修行のため全国を行脚したそうですよ。おぼこのあきちゃんも全国を行脚しているところなんですね。いい先生になることを願って頑張っているんですね。うめ爺、私たちも社長さんやあきちゃんのためにやまと堂のキャラクターとして頑張りましょう。ホームページや西東京バスで皆様にお会いすることを楽しみにまた、一年頑張りますので応援お願いします。

第23話 うめ爺、うめ子ユミちゃんのふる里巡り 中編 2016/12/01

おい、うめ子、もう出来上がってますよ。何ですか~、うめ爺。顔がもう真っ赤ですよ、うめ子。会津のお酒はうまいもんですね、うめ爺。やはりおかみさんはお酌上手ですよ。おさむさんも、社長さんも出来上がってますよ。うめ爺、お腹から何か出ていますが、何ですか。え~と、え~と、お部屋に戻ってから飲む酒を隠しておいたんですが、だめですかね~。うめ爺、明日はあっぱれ酒造に行きますよ。もうお腹でお燗したお酒は社長さんにあげてください。はい、はい、酔いをさましてからもうひとっ風呂浴びて寝ますよ。それでは明日を楽しみにお開きにしましょう。うめ爺、見えなくなるまで宿の皆さんが手を振っていますよ。名残惜しいですが、磐梯山ゴールドラインを通って喜多方に行きましょう。喜多方は本当に地方都市の良さが生きていますね。蔵また蔵ですね。あっぱれ酒造の「うんちく庵」にはもう少しですよ。うめ爺頑張ってください。あれ、社長さんがいつのまにか、ジャケットを着ておしゃれをしていますよ。おそらくユミちゃんに会うのでおしゃれしたんですね。あれ~うめ爺もいつのまにか蝶ネクタイにジャケットじゃないですか。はいはいそうなりますね。うめ子もユミちゃんと同じワンピースに着替えてください。はい、私も着替えます。お~あれがあっぱれ酒造か。大きい酒蔵ですね。手を振っている方がいますよ。あの方はあっぱれ酒造の一番の番頭さんの梅吉どんですよ。違いました、梅吉さんです。そうですか、ずいぶんあっぱれ酒造のために苦労されたと見えて、やや老け顔のふっくらした女性っぽい優しい男性ですね。それでも社長さんと同じ年齢だそうですよ。やまと堂の「お顔で体質チェック!」によると男性ホルモンが不足して、女性ホルモンが優位型になっております。精神性、芸術性が高く人とのコミュニケーションをとることが上手な方ですね。だからですかね、あっぱれ酒造での一番の案内係をしているのですね。接待上手ですので、肥満症や糖尿病、腎臓疾患に気を付けてもらいたいですね。社長さんとはずいぶん顔なじみのようですが、どんな関係ですかね。はい、それは来月お話しします。

第22話 うめ爺、うめ子ユミちゃんのふる里巡り

うめ爺、今年のやまと堂の社員旅行は、ユミちゃんのふる里、会津へ行くそうですよ。なんと、夢が叶いましたな、うめ子。社長さんは、JTBのおさむさんともう出かけたそうですよ。それでは、私たちもこのバスの臨時便として急ぎましょうかね。今夜のお泊りは磐梯山のふもとにある「押立温泉(おったて)温泉」らしいですよ。日本秘湯を守る会の湯治宿で、近隣の農家のお爺ちゃんやお婆ちゃん達もいらっしゃるそうです。それは楽しみですね。それにしても社長さんは秘湯好きですね。秘湯を守り、助け合いながら生きている姿が好きで、ついつい山奥へ行ってしまうそうですよ。また温泉も素晴らしいそうです。はあ~社長さんもずいぶん枯れてきましたね。そして明日は磐梯山ゴールドラインを通って目的地の喜多方へ行きます。喜多方といえばラーメンですが、蔵の街でもあります。うめ子、蔵でも酒蔵それも「うんちく庵」のあるあっぱれ酒造に行きたいんですよ。はい、社長さんもコロ橋ユミちゃんに会えるのを楽しみにしているそうですよ。いるかな~、ユミちゃん。うめ爺、夕食に間に合うように少しとばしてください。はい、わかりました。磐梯山のふもとをずいぶん登りましたが、まだですかね。え~と、牧場を抜けた先の森の中みたいです。それにしても、砂利道とは心細いですね。やはり秘湯ですね。滝の音が聞こえてきましたので、もうすぐですよ、うめ爺。頑張ってください。あ~宿らしきものが見えましたよ。一家総出でお出迎えですかね。あれ、社長さんも、おさむさんも、もう浴衣ですよ。あのおかみさんはやや老け顔でふくよかで優しそうな方ですね。大柄で肉付きが良く、どうも年齢以上に老化が進んでいますよ。ずいぶんとこの宿を守るため苦労されたんでしょう。やまと堂の「お顔で体質チェック!」によると社交性が高く、あらゆる人たちと柔軟に接し、気後れしない人です。肥満体質になりやすく、肝臓病や腎臓病に注意が必要です。ご主人はやせ型タイプですので、二人三脚で、娘さんと婿殿四人で頑張っていらっしゃるのですね。それにしてもやっと着いたね、うめ子。うめ爺、ご苦労様でした。   つづく。

第21話 うめ爺、うめ子商工会議所にデビュー

うめ爺、なんだかお腹が膨らんでいますが、どうしたんですか。いやいや今年の夏もビールなどを飲みましたのでこんなに膨らんだと思います。秋は少し控えることにしましょう。さあ~うめ子、河辺駅を出発しますよ。ガイドをお願いします。あいよ~じゃなくて、ハイですね、失礼しました。そういえば、青梅商工会議所がWebサイト「私の街の素敵なお店」にやまと堂が掲載されたそうですよ。うめ爺、うめ子もキャラクターとして載っているそうですよ。だいぶやまと堂も有名になったもんじゃえ。社長さんも喜んでいるかな。うめ爺、今日は仕事が終わったら社長さんが「白茶屋」に連れて行ってくださるそうすが、本当ですか。あそこは眺めも良いし秋のご馳走がいっぱいですよ。今日は控えるのはやめて明日からにしましょう。うめ爺、ずいぶん都合がいいですね。あそこのおかみさんは元気かな。壮年女性としてやや老け顔の男っぽい優しい感じの女性ですね。やまと堂の「お顔で体質チェック!」によるとそうなるかな。うめ爺も勉強していますね。その通りで、若いときも男性っぽい痩せ型女子が壮年を迎えタイプです。女性ホルモンやや不足型です。体質的に肺機能全般が弱く、肺炎等に注意が必要です。ストレスを抱えるタイプですので、神経性腎炎やノイローゼにも注意が必要です。また、子宮関係のトラブルにも注意が必要です。それと飲食業などのおかみさんにぴったりの方です。それにしても社長さんはふる里に帰ったような田舎が好きですね。どうも小兵衛とおはるの世界にあこがれているようですよ。そうですか、やはり剣客商売を全巻読んだといっていましたので、社長さんの髪の毛も薄くなったもんじゃ。あれではまげは結えませんね。うめ爺、大丈夫ですよ、ジームスさんに行っているようですよ。「かつら」ですか、あ~あ、やりかねませんね。

第20話 うめ爺、うめ子小諸に行く

うめ子、こりゃ~なんじゃ、社長さんが古いかやぶき屋根の古民家にいますよ。これが社長さんの別荘ですか。懐かしいですね。まるで昔ながらの農家ですよ。社長さんもまるで農夫のおじいさんのようですね。社長さんもずいぶん枯れてきたもんですな。うめ爺、お隣にいる農夫の方は誰ですかね。ええ、あの方は社長さんの若いときからの友人で西村君という人です。ずいぶん老けて見えますね。やまと堂の「お顔で体質をチェック!」によると男性ホルモン不足型で、女性ホルモンがやや優位になっており、青年期から男性充実型にはいたらず、壮年期を迎えたタイプです。表面は淡々としているようですが、精神は常に火となって燃えている体質です。典型的な上焦下冷体質でもあります。神経症や心臓病、高血圧それに肝臓病に注意が必要です。ということは社長の為に農業指導に来たんですね。最も知性が発達した人ですものね。うめ子、古民家の脇の馬小屋は何ですかね。ええ~うめ爺、うめ子の別荘て書いてありますよ。社長さんは本当にいい人ですね。はい、それでは、夕食は飼葉にでもしますか。それじゃあお馬さんと一緒になっちゃいますね。そういえば、小諸城址懐古園はとてもよかったですね。何回来ても良い所じゃが、私が小さいころ、疎開していたところでもあるんじゃよ。東京から来た者はなかなか馴染むことができず、一人寂しく懐古園に行き千曲川を眺めていたもんじゃよ。そのとき同じように寂しく一人いた人が永六輔さんなんじゃ。上を向いて歩かないと涙がこぼれるくらい一人寂しく親元を離れ生活しておったんじゃよ。そこであの名曲が生れたのかもしれませんね。うめ爺にしてはいいお話ですね。まあ、昔のことをちょっと思い出してね。どうも目にほこりが入ったようですね。それでは、社長さんが心配しますので、うま小屋いや別荘に帰りましょうか。うめ子、夕ご飯は、何ですかね。飼葉じゃないといいんですがね~。

第19話 うめ爺、うめ子小諸に行く

今日は休日ですね、うめ爺。そういえば最近社長さんは何かと軽井沢に行っておりますね。軽井沢から二つ先の追分というところにほったて小屋いや別荘らしきものを建てたそうですよ。それでは今日はその別荘らしきものを見に行ってみましょうか。うめ爺、軽井沢のミカドコーヒーさんのソフトクリームがおいしそうですよ。それではちょっと寄っていきますか。うめ爺なんですか、そのかっこうは。サングラスに半ズボン、それにハンチング帽とはずいぶん「軽く」ないですか。だって「軽井沢」なんちゃって、お恥ずかしい限りです。うめ子のそのスカートはNHKのアナウンサーのゆかちゃんが着ていたガウチョパンツにサングラスじゃないか。やっぱり「軽い」ですね。それではひとっ飛びに軽井沢まで飛びますよ。途中峠の釜めしでも食べましょう。うめ爺そういえば最近、社長さんとテレビのアナウンサーの安住さんと似てきましたね。やまと堂の「お顔で体質チェック」によると、男性としてややふっくらして、女性っぽいやさしい感じの男性で、男性ホルモン不足型で女性ホルモンが充実しているタイプに入ります。男性充実型ですが、社交的で食と酒におぼれて女性化したタイプです。寛大で人に好かれるタイプですが、糖尿病、痛風、腎臓病、動脈硬化、高血圧等に注意が必要ですね。追分は北国街道と中山道の分岐点にもなり、結構歴史があるもんじゃよ。そういえばうめ子が読んでいる本に堀辰雄さんの「風立ちぬ」の文学館もあるんじゃよ。うめ爺、大学もありますよ。おっと、あれはラーメン大学といってなこのへんじゃ有名なラーメン屋さんじゃよ。それでは、社長さんの別荘を見つけましょうか。 つづく

第18話 うめ爺、うめ子貸し切りバスで御岳山に行く

うめ子、ケーブルカーで御岳山に登るのも良いもんじゃな。何だかふる里に帰ってきたみたいだね。このすがすがしい空気にふれると神様がすぐそこにいらっしゃるようですね、うめ爺。そういえば浅田先生がここを舞台に「神座す山の物語」をお書きになっているようですよ。はい、ずいぶん歴史のあるお山なんです。東京でも珍しい場所だそうです。下界と隔絶していて、御師さんという神主さんの家々が多数あって、神様をお守りしているそうです。社長さんと一行の方々がお世話になっている「かえで家」さんに行きましょうか。うめ爺、知っていますか。かえで家さんのお嫁さんは子だくさんなんです。子供さんが4人もいらして、また、おなかの中に5人目の子がいるそうです。やまと堂の「お顔で体質チェック」によりますと、女性ホルモン充実型タイプです。とてもふくよかな女性で完全な女性として成長したタイプです。やや脂肪が多く、ぽっちゃりしているのが特徴です。冷えと腎臓病に注意してもらえれば本当にいいお母さんであり、いいおかみさんになります。これはこれは安泰だ。それでは御師さんにお祓いをしてもらいましょうかね。うめ爺、少し顔が赤いですが何ですか。いやちょっと「般若湯」いやここでは違うね「なおらい」ということで一杯いただきました。すいません。お祓いをしてからですよ、うめ爺。そういえば、うめ子、先生の本にきつねの話があるが、うめ子も小さいときに苦労したと聞いておりますが、今はどうですか。はい、父の青梅さんと母の赤梅が御岳山に詣でてお祓いをしてくださったのでもうきつねはいません。本当かな、たまにきつねがいるんじゃないかと思うことがあるよ。それは、うめ爺の錯覚ですよ。うめ子はいつも優しいですよ。

第17話 うめ爺、うめ子貸し切りバスで御岳山に行く

今日はうめ爺、臨時便ですよ。河辺駅から貸し切りバスで御岳方面に向かいます。途中酒蔵見学もあります。うめ爺、運転よろしくお願いします。お客様は誰ですか?うめ子。はい、どうも社長さんの友達やお弟子さんそれに、うれしいことですが、うめ爺、うめ子のファンの方達もいるそうですよ。ずいぶん私たちも有名になったもんじゃな。それでは出発します。まずは酒蔵見学でもしましょうか。それにしても初夏の御岳も緑が美しいもんじゃな、うめ子。それでは私も試飲しましょうかね。うめ爺はだめですよ。運転手さんはアルコールはだめです。とほほ~。お豆腐料理も有名らしいですよ。それでは昼食を楽しみにしますか。そういえば、うめ子のファンの一人で今日は「運命鑑定家の太木先生」が乗っていらっしゃるようだが。はい、先生は立派な方です。やまと堂の「お顔で体質チェック」によると、がっちりした体格で男性っぽい充実した女子の体質で筋肉、脂質ともに充実しております。女性ホルモンより男性ホルモン充実型です。女性リーダーとしては最も成功しているタイプです。女性としての感性、気配り、男性的な客観的な合理性があり、判断力もあります。ただし、内臓疾患、とくに肝臓病、腎臓病には注意が必要です。さらに子宮関係の病気に注意が必要です。太木さんは運命、社長さんは健康な人生をいつも考えているようです。うめ子も私も本当に社長さんのおかげで、幸せな人生ですね。それでは、うめ子、お豆腐料理を食べましょう。午後はいよいよ御岳山に登りますよ。うめ爺、ケーブルカーは大丈夫ですか。はい、少しこわいけどがんばります。飛んでいったほうが早いんですが皆さんと一緒に行きましょう。このつづきは、来月にします。