薬やまと堂

東京都青梅市 漢方のことなら薬やまと堂

あきちゃんの売店

HOME  あきちゃんの売店  第4話 おぼこのあきちゃん 日々の暮らし

第4話 おぼこのあきちゃん 日々の暮らし

朝目覚めると、周りは商品の山です。3ヶ月もたち仮住まいもなれてきたようです。電車の音、どこからか聞こえてくるカラオケの歌声に都会の生活を感じます。
大沢温泉での修業時代は、朝五時に起きて、一日が始まり、湯治部の売店を閉める9時まで毎日が戦いでした。
青梅に帰ってきて穏やかな日を迎えられて幸せです。

それでも朝9時を過ぎると全国のお客様から注文がFAXによって届けられます。
おしかばあさんや社長が教えてくれた言葉があります。「全てはお客様のために」です。
FAXの内容によっては、お手紙を添えたり、電話をして近況を伺い場合によっては、社長に代わって相談をしてもらいます。そしてOKがでれば、商品を梱包して一言心を込めて「一日も早い回復を願っております」と手を合わせます。

大沢温泉の売店でもこけしちゃんを毎日磨いているとこけしちゃんが「お客様のところへ行って来ます。かわいがってもらえるようがんばります。」と声が聞こえてくるようです。どんな商品も私たちと同じなんです。私の思いがこけしちゃんに入ってお客様のところに行きます。本当にやりがいのある仕事をさせていただいております。

そのような毎日ですが、休みを利用して私が扱う通販商品を探しにいろいろなところに出かけております。いいなと思うものを見つけるために自分の目で見て確かめて仕入れをしたいと思います。妥協できませんので今しばらくお待ちくださいませ。

みなさまが都会にこんないい田舎があり、時間が止まったような場所で心を癒やしていただき、お役に立つものを用意したいと思います。すべてはこの売店から始まります。こうご期待ください。今日は、うめ爺、うめ子、社長におやきでも買っていくことにします。前へ前へ進みます。がんばります。


2020/07/03