おぼこあきちゃんの売店

あきちゃんの売店

第45話 おぼこのあきちゃん いい旅夢気分。

さあ~、今日は、大内宿に入りますか。

会津と日光を結ぶ会津西街道として、旅人で賑わっていたそうです。今でも30軒の茅葺の民家が連なり、それは、時代劇のセットそのものなんですよ。

なんか、休まりますね。

おはるさんが、家の前の水路で大根を洗っていると、小兵さんが、「おはるよ、おまえの足でも洗っておるのかい」とかなんとか言っているシーンを思い出しますね。

私の足も同じようなものですが、それくらい昔懐かしい風景が広がっているんです。

はい、そんなわけで、今回は、富岡の母屋についで、私のちいさなおぼこのあきちゃんの売店について、何かヒントになるかと思い寄せてもらいました。

それにしても、ここにいると癒やされますね。まったくの江戸娘ですよ。

造りは、三畳分の土間の売店に、同じ大きさの小部屋があり、できれば台所があって、裏木戸から石畳を通って、母屋のお風呂に行ければいいかと思います。

途中にお花畑でしょ。それに池などを見ながら夜には、お月様に今晩はなんて言っちゃって、あ~まただめですね。まだまだ夢ですね。

でも、母屋も夢のような話しから始まりましたし、次は私の将来の夢を叶えていきたいですよ。自立、自立ですよ。

さ~て、もう帰りますか。
うめ爺に、うめ子、社長におみやげとして、加登屋さんの栃餅と地酒があれば買って帰りますか。

私も、少し、呑み鉄でもして帰りますかね。
いい旅になりました。ありがとうございました。

おぼこのあきちゃんの売店、こんな感じ、いいですね。
理想的です。はい、パチリ。

第44話 おぼこのあきちゃん 呑み鉄です。

やまと堂は、2月が決算月なんです。
 
決算に用意する書類や月末の棚卸表も作成したし、今年はちょっと行きたいところがあるので早めに終わらせました。
 
それは、呑み鉄、麺鉄、色々あるけれど、私も地方に赴き、ふらっと降りた駅で、古民家や
農家の写真を撮りたいと思い、さっそく、浅草から各駅停車の東武日光線で下今市に行く予定です。
 
ここでは、蒸気機関車の大樹の写真を撮りたいですね。
 
人が多くてどうですか。
 
社長からもらったカメラなんですけど、1月に買った福袋の景品のカメラだそうです。
おぼこのあきちゃんなら、お似合いだから使ってくださいですって。
 
子供用のピンクカメラなんです。ただならよしとしますかね。
 
そんなわけで、大樹の写真が撮れたらアップしたいと思います。
 
それから、その先の野岩鉄道に乗換えて、いよいよ、古民家や農家の写真が撮れるとうれしいかぎりです。
 
できたら、湯之上温泉まで行って、竹細工のお店によって、湯之上温泉の民宿に一泊したいと思います。
 
一人旅は、気楽でいいですね。
さっそく、夜は、呑み鉄といきますか。
 
べろべろにならないように気をつけないと。
 
明日は、大内宿に行ってみたいと思います。
本当にこのカメラ、大丈夫でしょうか。
 
福がついているから撮れますように。
 
それでは、次回この続きをお知らせします。
 
女酒場放浪記ですよ。
 
おやすみなさいませ。あ~ちょっと酔った。ぐ~、ぐ~。

大樹の写真、撮れました。
今回は、写真だけでしたが、いつか乗ってみたいですね。

第43話 おぼこのあきちゃん 新年の誓い。

みなさま、あけましておめでとうございます。

おぼこのあきちゃんは、今年もがんばっていきますよ。

まずは、岩井堂の観音様に初詣に行きまして、地鎮祭の執り行いが無事に終わりますように、お願い事をします。いよいよ始まります。

完成は、秋頃ですが、どうなりますか。

18日には、浅草の浅草寺にお詣りに行って、岩井堂の観音様から、ちゃんと知らせが届いたか、浅草寺の観音様に聞いてくるつもりです。

なんていったって、本家の観音様なんですもの。

みなさんが、無事に怪我もなく、秋までに終えてくださればいいと思います。

お願いします、観音様。

それから、社長の頭が薄くなって、バーコード頭になりませんように、うめ爺の股ずれが早く治りますように、うめ子にいい彼氏が現れますように、最後におぼこのあきちゃんをみな様に知っていただき、やまと堂に来ていただきますようお願い奉ります。

口上のようですが、一丸となって今年もがんばります。
よろしくお願いします。

それから、おぼこのあきちゃんせんべいのプレゼントも考えております。
いましばらく、お待ちください。近々発表します。


 

第42話 おぼこのあきちゃん 来年もよろしくお願いします。

みなさま、おぼこのあきちゃんにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
年内は、今回で終了させていただきます。

まだまだ、未熟者で、自分でもどうしたらいいものかと悩んでおりますが、母も「この子は、幼くって、幼くって、将来が心配なんですよ。」って言っております。

でもこれが私なんです。身体も小さくって、病気ばかりです。
でも心は負けません。

うめ爺、うめ子、そして、社長の健康管理を食事を通してがんばっていきます。

社長が言っております。
裏方をちゃんと出来ることが、実は表に出たとき、誰よりも飛躍できる人になるそうです。

今は、健康管理を通して、裏方を極めたいと思います。

いましばらく、おぼこのあきちゃんが飛び立つ時をお待ちください。

身体は、小さいですけど、心は誰よりも大きいと思っております。

来年は、ご来店の方に、おぼこのあきちゃんせんべいを考えております。

富岡も始まりますよ。楽しみです。

また、来年元気に会えることを楽しみに年末年始を頑張りたいと思います。
また、来年もよろしくお願いします。  
                     
来年は、光あふれる一年になりますように。    おぼこのあきちゃんより

第41話 おぼこのあきちゃん 章慶寺の奥様。

「おぼこのあきちゃん、お彼岸が過ぎたら北鎌倉にある章慶寺さんに私の代わりにお師匠さんのお墓参りに行ってください。」と言われ、今日は、住職の奥様がいらっしゃるそうなので、お邪魔することにしました。

いつもは、社長のお供で参るのですが、今日は一人で来ました。
私も孫弟子ですので、みなさまに社長共々代わりにお墓参りをさせていただきました。

さてと、お参りが終わりましたので、奥様のいらっしゃる裏手に行きます。
それこそ料理の師匠は奥様なんですよ。

みなさまが、おいしい、おいしいと食べてくれるものは、奥様のおかげなんです。
ほとんどがお寺の境内で採れた食材で賄います。その季節に採れた食材をほとんど無駄なく利用して、おいしい料理にするんです。すごい方です。

その奥様が私のことを、「むかし、むかし、江戸の頃にいた娘さんのようですね。あなたなら大丈夫。私が教えるから、たまに来なさい。」と言われ学んでいます。

今日は、奥様といただくお弁当を作ってきましたので、何と言われるか楽しみです。

富岡で採れたお芋に野菜に梅干しとふきみそなど富岡弁当です。喜んでくれるといいのですが。

いつもの笑顔でお待ちしていたようです。
お茶を入れて、「待っていましたよ、おぼこのあきちゃん」と言ってハグまでしてくださいました。

お話をしながら、二人でお弁当をいただくことになりました。

奥様がわっぱのふたをとると、涙を流してお弁当をなでています。

「あなたは、私の本当のお弟子さんよ。ずうっと、ずうっと、この気持ちを忘れないでね。あなたにお会いできたことが、私は一番うれしいわ。江戸娘のあきちゃん。さあ、食べましょうか。」

「はい、お師匠様。ああ、ここはいい所ですね。」こんな場所を富岡にも作りたいです。


群馬県の照葉峡です。標高が上がるにつれ紅葉していました。空気がおいしいです。
道端にどんぐりが。夜はクマさんが出るかもしれないです。きれいですね。

第40話 おぼこのあきちゃん 高湯温泉に一泊します。

アトピーの人にとっては、福島県の高湯温泉もいいです。
修業時代にお世話になった、女将さんに会いに行くことにしました。

休みを利用しての一泊の旅はきついのですが、あの女将さんに会えるのかと思うとうれしいかぎりです。

おしか婆さんも言っておりましたが、秘湯の宿の中では、一番の女将さんと言っておりました。

それでは、べにこさん風に紹介しますね。
磐梯吾妻スカイラインをくねくね登りますと、30分ほどで湯煙の中に硫黄臭がしてきます。そこが、140年ほど前からある高湯温泉に到着です。めざす吾妻屋さんは通り沿いにあります。

女将さん、元気にしておりますかね。では、入ります。

あら~、おぼこのあきちゃんでしょ。あのあきちゃんでしょ。

はい、女将さん、あの小ちゃなあきちゃんですよ。
本当にお世話になりました。今日は、女将さんに会えることがとてもうれしいです。

当時、アトピーが悪化して、おしか婆さんに行っておいでと言われて来ました。
仕事を手伝いながら、アトピー治療も出来、今ではこんないきれいになりました。
女将さんのおかげです。

今回は、酸性・含硫黄カルシウム・アルミニウム・硫酸塩泉の泉質がアトピーにいいことをみなさんに知ってもらう目的もありました。

私と同じ苦労の方に知ってもらいたくまた来た次第です。

あなたのことは、おしか婆さんから聞いておりましたが、体はちいさいけど、心は大きいんだよとおしか婆さんが褒めていましたよ。
やまと堂のもう「かなめ」になっているらしいですね。

私は、まだまだ修業の身です。今日も色々教えてください。

はい、今日は、あなたをお客様として迎えて、わたしも一杯やりながら昔の話でもしましょう。
本当に楽しい晩になりそうだわ。さあ、入って、入ってください。おぼこのあきちゃん。大きな心のおぼこのあきちゃん。

女将さん、恥ずかしいですよ。  おわり。

吾妻屋さんの露天風呂に行く途中に素敵な古民家がありました。
以前裏の山手にあった古民家を移築したそうです。窓の感じがいいですね。

第39話 おぼこのあきちゃん たまには山の温泉でも。

みなさんこんにちは。私は今どこにいると思いますか。

今回は、休みを利用して、アトピーさんに良いという温泉探しのために、八ヶ岳連峰の一つ、天狗岳の登山口にある渋御殿湯さんにおじゃましております。

アトピーさんにとっては、理想の泉質(単純酸性硫黄泉)で泉温も27~31度です。
足下湧出の「渋長寿湯」があり、湯はすべて掛け流しです。女性用のお風呂は少し小ぶりですが、よいお風呂です。

私のような肌の人には、高原にある山の温泉に長く湯治するのが理想なんです。
ハイジがおじいちゃんと湯治に行くような感じですかね。

忙しい毎日ですが、こんなお休みがあってもよいかと思います。
どうぞ、心の休養に出かけてみてはいかがですか。

私も休みを利用して、ハイキングをしながら、アトピーさんによい温泉を見つけるのも楽しいものです。

そういえば、宿の近くに日本画の東山魁夷さんの作品「緑響く」に描かれた「御射鹿池」もあります。探せば良いところがいっぱいあるものですね。

次回も休みを利用して、アトピーさんによい温泉探しに出かけたいと思います。

お泊まりしても1万円でおつりがきますし、日帰り温泉もしているそうです。

さあ、次へ行きますか。写真も掲載しておきます。アトピーさんがんばれ!


 

第38話 おぼこのあきちゃん 夏は梅酒づくりから

うめ爺うめ子も、御岳山のケーブルカーに進出ですか。
本当に二人とも、やまと堂のためにがんばっていますね。

私は、富岡に売店をつくり、やまと堂のお客様をまこと君が建てた、古民家にお泊まりいただき、帰りは、おぼこのあきちゃんの品物や江戸時代の雑貨やおもちゃを買ってもらい、ぜひ岩井堂へみなさんとお参りに行くことが夢なんです。

それも将来、岩井堂への参拝がしやすいように、川沿いに道を作りたいと思っております。

それがやまと堂の将来まで続く一番の道です。
浅草寺さんの観音様も喜んでくれると思います。

一歩、一歩、着実に前へ前へです。

今回は、うめの季節になりましたので、おぼこのあきちゃんの梅酒造りを伝授したいと思います。
甘くておいしいです。夏バテ予防にもなりますので、参考にしていただければ幸いです。

梅酒の作り方

材料 青梅:1kg、氷砂糖:1kg、ホワイトリカー:1.8L
氷砂糖が多めです。

作り方
1.梅の実をきれいに洗い、水に2~4時間つけ、あくを抜く。
2.へたを竹串で取り除き、ペーパーなどで水気をしっかり取る。
3.容器に青梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
4.ふたをしっかり閉める。時々、容器を動かして氷砂糖が混ざるようにする。

2~3ヶ月後には飲めるようになりますが、私は、1年後の梅雨の頃から、食後に氷を入れて飲みます。夏バテ予防になります。
梅酒の実は、1年後に取り出し、鍋に梅の実と砂糖、はちみつと一緒に煮てから食べています。実が柔らかくなり、ハチミツの甘さも加わって、とってもおいしいです。

第37話 おぼこのあきちゃん 次の夢はおぼこのあきちゃん売店です。

最後の草刈りになりましたか。

岩井堂の観音様が、願いを叶えてくれたようです。
私の甘酒やいつもお掃除に行っては、お願いをしておりました。

「それでは、おぼこのあきちゃん、あんたほど、ここにお参りに来た人はいないよ。ちゃんと願いは、受け取ったから、心配しないで待っていなさい。いい大工さんが来ますよ。」といつも夢の中で、観音様が言っているのが、本当になったんです。

だって、まこと君がその人なんですよ。

いつも材木の中の小さな小屋にいて、行くとにこにこして迎えてくれます。
いつももじもじ君が、材木の話になると、別人のように活き活きと話しをするんですよ。

その方が、小さなお家を一生懸命建ててくれることになりました。

本当に、夢は叶うものですね。

そして、次はおぼこのあきちゃんの売店ですか。

観音様も大変でしょうが、またお願いしますね。
何回でも行きます。今度は、おにぎりに甘酒セットにしますね。

今月は、草刈りで忙しかったので、最後のお休みは、ここでぼーっとしようと思います。
空は、天気で気持ちがいいです。


 

第36話 おぼこのあきちゃん 青梅のお祭りです。

年は、河辺町から青梅大祭に山車が参加するんですね。
山車の上では、わんぱく相撲の子供達が、太鼓をたたいたり、笛を吹いたり、踊ったり、楽しんでいます。
それに、うめ爺、うめ子に、私と社長もハッピを着て出車をみなさんと威勢の良いかけ声で、引いて行きます。なんと楽しい一日でしょうか。

あ~あ、また夢を見ていたようです。
こんな日が来ることを願っております。

5月が近づくと、小さいときからお祭りの夢を見ます。

おばあちゃん、両親に、お姉ちゃんとみんなでなかよく出かけたものです。

今は、だいぶ夢も進化したようです。

でも、これが今の私の目標なんです。
やまと堂の山車なんです。

五穀豊穣も大事ですが、何よりも健康祈願です。

どうしても、やまと堂の山車が大事だと思いますので、いつか参加したいと思います。

それでは、知り合いの大工のマコトさんなら相談にのってくれると思いますので、さっそく、私の作った、「ふきみそ」を手土産に会いに行ってみたいと思います。

私の子ぶた貯金箱が10個どころか、100個ぐらいかかるそうです。
完全なる挫折です。これも、一歩、一歩前進するしかないですね。

あきらめたら負けです。みなさんの健康祈願のためにも頑張りたいと思います。

今にみておれ、やってやろうじゃありませんか。やりますよ。
クラウドファンディングもあるけど、やはり、100個か。ハイ、ハイ、…。

今年の富岡の桜です。何度見ても感動します。

第35話 おぼこのあきちゃん 春です。

やっと、待ちに待った雨が降りました。この雨で富岡のふきのとうがお出ましすると思いますので、今日は行くことにしますか。

一年に一度のお出ましですもの。大事に大事にいただきたいと思います。

それから、今年の桜の様子も見ることにしますか。
畑の蔵での買い物もあるのでかごをしょって、ママチャリで行くことにします。

花見弁当を作ることになっているので、その材料も買いますか。

みなさん、よく3年間がんばりましたね。
うめ爺に社長、うめ子に私、楽しいお花見をしたいものです。

それぞれ、何か余興をやるらしいので、私は、炎鵬関の出番の時にやるすり足をみなさんにご披露しますか。

練習の成果が出ると良いのですが、少し練習しますかね。

うめ子にも教えますかね。二人でやったらおもしろそうですね。

でも、かなり酔っぱらわないと出来ないんですよ。やっぱり、恥ずかしいですもの。
いえ、今年は、3年ぶりですもの、絶対にやります。

ふきのとうのレシピも添えておきます。
みなさんも、お花見してくださいね。

おぼこのあきちゃんのふきみそ

材料 ふきのとう:10こくらい
   みそ:30g(約大さじ3)、三温糖:30g(約大さじ3)、ごま油、鷹の爪:少々
作り方
1.小鍋に水を入れ、沸騰したら、ふきのとうを湯がく(2分くらい)。
2.ふきのとうを軽く絞り、細かく刻む。
3.小鍋に、ごま油、鷹の爪を入れ少し火にかけたら刻んだふきのとうを入れ軽く炒める。
4.みそ、三温糖を入れ木べらで練る。味が濃かったら酒を少し入れる。水気がなくなったら出来上がり。

ふきみそは、そのままご飯のお供に、また、焼いた油揚げやお魚、お肉などにのせたりといろんな食べ方を試してみてください。

また、新しい桜見つけました。はい、パチリ。きれいです。

第34話 おぼこのあきちゃん みなさんを甘酒で元気な一年を。

明日は、青梅マラソンの日です。
いよいよ青梅にも春が来ます。
今日は仕事が終わったら早速、甘酒を作ります。

みなさんが走り終えて帰ってきますので、リヤカーにやまと堂ののぼりを立てて「ふるまい甘酒」をプレゼントしたいと思います。

こんなに遠い青梅まで来てくださるんですもの。社長にもやまと堂を知ってもらういいチャンスだよと言われていますので、明日は、いっちょうがんばりたいと思います。

私の甘酒は、岩井堂観音様のご利益もありますし、うめ爺うめ子、それに社長も本当においしいねと言ってくれますので、自信を持ってみな様のご期待に応えたいと思います。

作り方のレシピもそえておきますので、よろしければ作ってみてください。

そういえば、大雪が降りましたので、そろそろ富岡の土地にもふきのとうが出始めるころだと思います。

また、今年もいい季節がめぐってきたようです。
貯金がたまるようにまた、岩井堂観音様にお願いに行くことにします。
早くおぼこのあきちゃんの売店が出来るといいな。

おぼこのあきちゃんの甘酒 (2人分)

材料 酒粕:50g、水:300ml
   三温糖:20g(約大さじ2)、黒砂糖:10g(約大さじ1)、塩:少々
作り方
1.小鍋に水300mlを入れ、酒粕を小さくちぎり水につける。
2.酒粕が柔らかくなったら、火にかけゆっくりかき混ぜながら、酒粕を溶かす。
3.沸騰してきたら、砂糖、黒砂糖、塩を入れる。味を見て甘めがお好きな方は黒砂糖を少し足し、少し火を入れできあがり。

私は、八海山の甘酒がお気に入りです。
冷え性の方やとても寒い日などは、甘酒に日本酒を少し入れますととても体が温まります。
黒砂糖は、貧血の方にとてもいいと思います。ぜひ、作ってみてください。

第33話 おぼこのあきちゃん 今年も修業です。

今年は、いつもお世話になっている岩井堂観音様に初詣に来る人達に甘酒を差し上げることにしました。

何人来るかわかりませんが、大鍋で作ることにしました。
五十嵐酒造さんにお願いして、分けていただいた酒粕が役に立ちました。

うめ爺と社長のおかげですかね。
よくまあ、あそこまでお酒を買いに行くとは知りませんでした。

そんなわけで、早めに岩井堂に来て年末のお掃除をして、富岡までうめ爺うめ子に運んでいただいた、甘酒をリヤカーに乗せて岩井堂まで運んで、後は、マキの上に鍋をのせて温めて、寒い中を初詣に来る人に振る舞うことにしました。

これも私の修業なのです。

観音様にお願いするばかりではだめです。
やはり、こちらも協力しなければ観音様もおいそれとは願いを叶えてはくれません。

それは、どうもやまと堂のみなさんが大相撲初場所に連れて行ってくださるそうなので、願いが叶うとうれしいかぎりです。

もし、願いが叶ったら、炎鵬の応援を出来るし、また会えるんですから。

さあ、いっぱい来てくださいね。観音様がお待ちですよ。
あったかい甘酒もありますよ。お待ちしております。

願いが叶いました。右側の小さいお相撲さんが炎鵬ですよ。勝ちました!
うめ爺、うめ子、社長、きんじさん、ありがとうございました。

第32話 おぼこのあきちゃん いつもおぼこ

今年も、もうすぐ終わりです。本当にあらやだわ~ですね。
1月には、岩井堂の観音様にみな様の健康とやまと堂のみな様の健康を祈願したのにもう12月です。来年もまた行くとしますか。

でも私にとっては、裏方のお仕事が中心でしたが、うめ爺、うめ子、そして社長の健康を食事でお世話ができたこと、お店のおそうじに、さらには、富岡の草刈りが本当に楽しい一年でした。

もう少しで、私もさなぎから羽ばたく日が来るような気がします。

また、来年もみな様と一歩、一歩、前進したいと思います。

どうぞ、おぼこのあきちゃんを応援してください。
来年も頑張りますよ~!

冬の落合淵です。ここに来ると空気がおいしいです。

第31話 おぼこのあきちゃん もうすぐ夢が叶います。

前回、富岡の成木川沿いの「赤い彼岸花」の写真を載せさせていただいたところ、青梅にもこんな素晴らしいところがあるんですねと反響をいただきました。うれしいかぎりです。

そのそばに、小さなやまと堂のアジールであり、ウエルカムハウスが出来ることを夢見て社長はじめ、みんなで頑張っております。

来年にはなりますが、少しずつ出来ることから始めたいと思います。

残り2ヶ月ほどになりましたが、みなさまの健康とうめ爺、うめ子、社長の健康祈願に岩井堂の観音様に行ってこようと思います。

来年は、本当によい一年になることを願っております。

それと、彼岸花の撮影の前に小さな鹿さんが、彼岸花の畑を横切って行ったんですよ。すぐに川の向こうの森に行ってしまったので写真は撮れませんでした。残念です。

また、会えたら写真に撮って掲載したいと思います。
来年は、もうちょっとよいカメラを買いたいです。

昨夜は雨が降りました。空気が澄んでいます。紅葉もきれいです。



 

第30話 おぼこのあきちゃん 秋の思い。

もう秋ですね。富岡の落合橋の上から聞こえる川の音がハッキリ聞こえるようになりました。
穂先はきれいに刈り取られ、その上をトンボがうれしそうに飛び回っています。

桜並木の下に一列に咲いていた彼岸花も終わりを迎えようとしているようです。

今とばかりに咲く他の草花も厳しい冬を乗り越えるんですね。みなさん頑張っているんですね。

おぼこのあきちゃんも頑張りますよ~って、叫んでみました。

彼岸花を写真に収めましたので見てください。
さあ、畑の蔵に仕入れに行きますか。



 

第29話 おぼこのあきちゃん 福島のとらさん。

おぼこのあきちゃん、元気で頑張っているようだね。
うちで修業した子は、みなさんお役に立っているのが私はうれしいよ。

だって、おしかばあさん、あれだけしごかれれば、どこでも頑張ってやれますよ。

おまえもずいぶん成長したようだね。
社長が私に手を合わせていたよ。

最近よく正座して手を合わせているんです。おしかばあさんに感謝しているんです。

それにしても、あのカッパ、頭には、キューリでも食べさせておけばいいよ。

はい、よくうりもみにして、忙しいときはそうしております。

おまえも将来のおしか婆さんだね。

ここの幸子なんか、うちに来たときは、うなずくだけで言葉が出てこないんだよ。
それが今じゃ、お客にまで指図して、食事を運ばせているんだよ。びっくりだね。

その方は、幸子さんが学生の頃から来ていて、幸子さんのご両親のお葬式にも結婚式にもそっと来ているんです。
そして、毎年忙しい時に来て、そっと手伝って、ひまになると、いつの間にか封筒に宿泊代以上のお金を置いていなくなるそうです。

もう、それが30年以上続いているんです。

そして、あるとき幸子さんが、その方に聞いたそうです。

「幸ちゃんのさちは、しあわせっていうでしょう。その幸せが長く続きますように。」と言って、笑って「また忙しいときに来るよ。」と言ってただ笑うだけなんですって。

そして、また風のようにいなくなるそうです。

そして、封筒には、元気な幸っちゃんへと書いて、宿泊代とお金が入っているそうです。

おしか婆さん、どういうことですかね。

おぼこのあきちゃん、もうとらさんはいないけど、幸子にはだいじなとらさんがいるんだよ。

おとらばあさん、また勉強になりました。そういうことですね。

二階堂さんの帰り、福島市民家園に立ち寄りました。
江戸時代から明治時代の民家が移築復元されています。
昔の人の暮らしぶりに感動します。こんな台所いいですね、はい、パチリ。


 

第28話 おぼこのあきちゃん 福島はすばらしい所です。

今年の夏休みは、秘湯の中でもかなり秘湯に入る福島県の山深く吾妻小富士のふもとにある1軒宿二階堂さんにやまと堂のみなさんと行くことになりました。

おしかばあさんのもとで一緒に修行していた少し先輩の幸子さんのお手伝いもかねて行くことになりました。

一番古い明治期の建物をもう一度復活させるため頑張っているそうです。

おしかばあさんも来ることになっているのでお会いできるのが楽しみです。
社長なんかおしかばあさんに会えることで何か緊張しているようです。

朝早くみなさんのお弁当も用意しましたので、ゆっくり、うめ爺の運転で2泊3日の旅が始まります。

うめ爺には、インターを降りてから「大変よ。」と言っておきましたが、途中人家は一軒もなく、行けども、行けども険しい道ばかりです。

うめ子は泣くわ、社長は手を合わせて何か祈っているし、運転中のうめ爺なんて険しい顔で、前に向かって「ドスコイ、ドスコイ」と言っているし、道を間違っているのかしらと思っているうちに、視界が開け、森の中に旅館二階堂がありました。

江戸時代にタイムスリップしたかのように、懐かしさただよう、旅籠宿がありました。

番頭さんがタライに湯を入れて持ってきてわらじをほどき洗ってくれるようです。

奥から、おしかばあさんと幸子さんが笑顔で迎えています。
何かやっと来られて安心したのか、私もみなさんも顔が涙であふれているようです。

これからのお話は、次回になります。なみだ、なみだのお話です。お楽しみに…。

第27話 おぼこのあきちゃん 夏のお買い物。

おしかばあさんの元で修業したおかげで、今では、社長やうめ爺うめ子の昼食や富岡での草刈りの時の食事も任されております。

そんなわけで、今日は富岡のお隣にあります「畑の蔵」に近隣の農家さんが作った野菜を買いに行きたいと思います。

少し恥ずかしいですが、みなさんの健康を考えて大きなカゴをしょって行きます。

みなさんは、やまと堂の宝ですから、手は抜けません。頑張ります。

東青梅駅から飯能行きのバスで行って、途中から歩いて行きたいと思います。

峠を2つ越えれば、もうそこは、田舎です。
ここが東京の郊外とは思えませんね。

農家の人達が一生懸命作った野菜です。大事に料理したいと思います。
それに、申し訳ないくらい安いんです。

知り合いのお婆ちゃんの家の野菜は何でも100円です。ありがたいことです。

いつも感謝して、100円をおいていきます。

いっぱい仕入れて、帰りには、となりのコンビニで100円アイスを買うのですが、それがうまいこと、うまいこと、たまりません。

そして、もう一軒、飯能窯によって、お皿などを買って来るともう一日は終わりなんです。

でも、私も健康になり、みなさんも健康でいてもらいたいので、また頑張りたいと思います。

今度は、うめ子も誘って行くことにします。

水車小屋です。日本昔話に出てきそうです。
なんて素敵なんでしょうか。見ているだけで癒やされますね。



 

第26話 おぼこのあきちゃん 薬寿庵、香寿庵つくる。

社長がいつも言っております。やまと堂は、健康にするだけではなく、病気の根っこにあるものを見つけ、それに気づいていただくことが幸せになっていただくことだと申しております。

大変なことですが、私もそのために毎日修業を重ねております。
いつかは、社長の弟子としてお役に立てる日を夢見て頑張っております。

まずは、ウエルカムハウス「薬寿庵、香寿庵」を富岡の地に作りたいと思います。

一歩前進、二歩後退の毎日でしたが、真人君のおかげで前に進みそうです。真人君のご両親に感謝いたします。今日より明日がよい日になりますように願っております。

岩井堂の観音様ありがとうございます。

さあ~、前へ前へですかね。 

お客様が作ってプレゼントしてくださいました。
四つ葉のクローバーを見つけられるなんてすごいです。
また、こんなに小さくてかわいいお花どうやって入れたんでしょうか。
ありがとうございます。大事に飾らせていただきます。

第25話 おぼこのあきちゃん 5月の連休の一日

今年も、成木川と黒沢川の落ち合うところに流されてきた桜さんが集まり筏を作り、ぐるぐる回って大きくなり、川下に流れていきました。

一年に一回しかないこの日のために、みなさまを楽しませていただき、本当にありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。ちょっと、さびしいですね。

5月になれば、またこの辺は新緑の美しさでいっぱいになります。自然豊かで飽きることがありません。

父、母が忙しく、両おばあちゃんに育てられたこともあり、いつも自然がそばにありました。もちろん、愛読書は、どこへ行くにもハイジを持って、公園や川原や森の中でよく読んでいたものです。

ここ富岡には、その頃と全く同じ風景があります。ハイジがおじいちゃんやペーターと登った山の上のお花畑もここにはあるんです。

みなさまに見てもらいたくて写真に残しましたのでご覧ください。

栗林の中にこんなに素晴らしいお花畑があります。

かわいそうなので、お花は摘みませんが、これも一年に一度だけのことなので感謝をもって見とどけたいと思います。

5月の連休まで、楽しめると思います。

みんなで、草刈りをしたらここでお昼にすることにします。

こもれびの中のお花畑でおにぎりをみなさんと食べるなんて、何てすてきなことですかね。

うめ爺が休まなければいいのですが、でもこの美しい景色なら来ると思います。楽しみです。

第24話 おぼこのあきちゃん おぼこの春

今年も富岡の成木川沿いの桜さんたちがいっせいに花を咲かせました。

仕事を終えてからほぼ毎日カメラを持って来てたものですからとてもうれしいことです。

一年間頑張ってきたご褒美ですかね。桜さんたちがお行儀よく一列に1kmにわたって迎えてくれます。

あきちゃん、ちっちゃな体でよく頑張ったね。精一杯咲かせるから、ゆっくり歩いてきてね。お祝いの花道だよ。と言っているようです。

一年に一回の出会いですが、このような時間を大事にしたいものです。

桜さん、今年もありがとうございました。それでは、岩井堂の観音様の桜も、もう少しで咲くと思いますので参道のお掃除に参りたいと思います。

いつか、富岡から桜並木の参道を作ってお参りできるようにしたいと思います。もう一つの私の目標です。本当は内緒なんですが。目標はいつか叶うと思って精進したいと思います。

なお、岩井堂は道がよくないのでスニーカーで行ってください。でもいい所ですよ。

こんなおぼこですみません。

第23話 おぼこのあきちゃん 春の思い

今年も梅の木の下にかわいい「ふきのとう」が顔を出してくれました。
いよいよ、春ですね。小鳥さんも元気に飛び回っています。

富岡は、青梅市内から8kmほどしか離れていないのに自然がいっぱいの別天地です。いいところです。
みなさまのための憩いの場所にしたいものです。

私がまだ小学一年生の頃だったと思いますが、青梅市郷土博物館の隣にあるかやぶき屋根のお家に行ったことがあります。

そこには、私のおばあちゃんが、管理人をしていたのでよく遊びに行きました。

「あっこや、よく来たね。」と言っては、かやぶき屋根の縁側でいろんなお話をしてくれました。
本当に、いい思い出になっています。

あたたかい日差しを浴びて、おばあちゃんのひざに頭をのせて、いつの間にか居眠りをしていたものです。

「あっこや、起きてね。帰りますよ。」と言っては、2人で手をつないで帰って行ったのを思い出します。

今訪ねても、旧宮崎家住居は、昔のままです。今でもおばあちゃんが、「あっこや、よく来たね。」と迎えてくれそうです。

おばあちゃんといろいろなお話をした縁側もそのままです。

100年ほど前のかやぶき古民家ですけど、大事にしたいものです。私はこの家が大好きなんです。富岡にもこのような思い出が出来る癒やしの家を建てたいと思います。

作事さん、風玄さん、よろしくお願いします。
おぼこのあきちゃんの夢を叶えてください。私はやります。

第22話 おぼこのあきちゃん 青梅だるま市

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
寒い毎日ですが、一歩一歩前に進んでいるようです。もうすぐ春が来ますよ。

今年も「青梅だるま市」が1月12日に開催されました。
わたしは、だるま市が大好きなんです。子供の時から父や母やおばあちゃんからいただいたお小遣いを少しずつ貯めて小さなだるまを買いに行くんです。それもお友達といろいろなお店を回りながらお菓子やお人形さんそれに何といっても酒まんじゅうが楽しみなんです。

そして最後に知り合いの徳造じいさんがだしているだるまを買って帰るんです。小さいときからおばあちゃんの知り合いの人です。

私が、「小さいだるまをください。」と言うと徳造じいさんは、「あきちゃん、よく来たね。」と言っては、一番小さいだるまを出してくれるんです。あいよ、これ500円だよ。そして、お金を渡すと、徳造じいさんは、今度はポチ袋に入れたお金を「あきちゃん、寒いところよく来たね。」と言っては、「友達と何か買いなさい。」と渡されるんです。

何か申し訳ないような気がしましたが、うれしい気持ちでした。

今は、もう徳造じいさんはいませんが、あいかわらず息子さんが引き継ぎ、今回もですが、やまと堂のために大きなだるまを買い求めたところ、息子さんから、ポチ袋を受け取りました。

今でも徳造じいさんの思いが、息子さんに引き継がれています。素晴らしいことです。

小さいだるまが、今では一番大きなだるまになりました。

うめ爺、うめ子、それに社長と私で持って帰りました。

やまと堂のだるまは、徳造じいさんの思いの入ったご利益のあるだるまなんです。

それにしても、大きなだるまですね。いったいどこにおいたらよいのかわかりませんね。

どうしましょうか、社長~!  おわり

梅が咲き始めました。春はもうすぐですね。


 

第21話 今年も一歩一歩前進

みなさま、今年もおぼこのあきちゃんをよろしくお願いしますね。

やまと堂での修業はまだまだ続きますが、泣いたり、笑ったり、転んだりの一年になりますが、私の成長を見守ってください。

やまと堂の2階は、倉庫と事務所と小さなお部屋が一つあります。ここで年末年始を過ごせるなんてなんと幸せなんでしょうか。畳が3枚ほどしかありませんが、私のお城なんです。たまに、ねずみさんやゴキブリさんも来てくれます。うめ子がキャーキャー言っています。

初日の出を拝みに鳥居観音に登ることになっているので、年末、うめ子が泊まりに来るそうなので、母から習ったお豆さんを入れたおせちもどきと、社長からいただいた、「鬼ごろし」とかいう紙パック180ml入の日本酒でも飲んで2人で年越しでもしますか。

それと、今年紅白歌合戦にあこがれの薬師丸さんが出場することになっているので、ぜひ歌を聴いてからゆっくりと出かけたいと思います。
名栗まで歩いて2時間、そこから鳥居観音まで1時間ほどかけて、ゆっくり登りたいと思います。

お天気も良さそうなので、みなさまの健康とやまと堂の発展を祈願してお参りしたいと思います。

社長とうめ爺も、参加することになっておりますが、おそらく酔いつぶれて鼻ちょうちんになっていると思いますので、2人の分までお参りすることにします。

帰りは、「花のや」さんでおいしいものでも食べて帰ることにします。

それにしても、うめ子の願いは、やはり彼氏のことですかね。誰かいい人いませんかね。

毎日の日記の中から、エピソードを取り上げていきたいと思います。
1人でも多くの方に読んでいただけるとうれしいかぎりでございます。
よろしくお願いたてまつります。へんですか。

草刈りもだいぶコツを覚えてきました。今年はここがどんな風になるのか…?楽しみです。

第20話 おぼこのあきちゃん もうすぐ12月です。

今年ももう少しですね。

12月に入るとやまと堂も忙しくなるので、今日は、うめ爺、うめ子と社長と私で今年最後の草刈りをすることになりました。

ここ富岡は、やまと堂の夢と将来を叶えるところです。美しい山や川があり、森があり、豊かな自然が残っているんですよ。
やまと堂に来てくださるお客様の憩いの場になるよう一生懸命お手入れをして、来年はまた一歩前進したいと思います。

四季折々楽しめる草花に囲まれて、自然に心をゆだねるひとときを過ごすのも素敵だと思います。

私はいつも歩きながら夢を見ているのでよく転ぶんですよ。スマホじゃないのがおかしいですね。

みなさん草刈りも上達しました。やはりそれぞれが夢を持っているんでしょうか。

草刈りの後、社長とうめ爺は、岩井堂の下まで、魚釣りに行くそうなので、私は、うめ子に言われたのですが、「おぼこのあきちゃん、だんだんちびまる子ちゃんの髪になってきましたよ。」と言われましたので、うめ子と2人、久々に美容室に行くことになりました。

そんなわけで、青信さんで40周年の駄菓子セットをいただいてから、アップルサラさんに行きました。

どう、うめ子、やっぱりサラさんは、うまいですか。

ちびまる子ちゃんから、おぼこのあきちゃんに変身ですね。あ~、すてきですよ。

うめ子、そんなにほめなくてもいいのよ。それでは、帰りにロッテリアによりますか。うめ子、何か食べてくださいね。私が出しますね。

やっぱり秋は、紅葉が素晴らしいですね。はい、パチリ。

第19話 おぼこのあきちゃん お婆ちゃん元気ですか。

昨日まで、半袖でいましたのに、今日はもう長袖になるなんて不思議ですね。冬近しですか。

うめ爺が怖がっているコロコロも、もう少なくなってきたのか、みなさまのお顔も晴れ晴れしているようです。もう少しですね。気を緩めず頑張っていきましょうか。

元気に過ごせていることに感謝、そして、一年を無事に過ごせますように塩船観音様にお参りに行きましょう。
うめ爺うめ子、社長とやまと堂のこともお願いします。

あっぱれ酒造のゆみちゃんから今年も新米をいただきましたのでおにぎりを用意していくことにします。毎週テレビで拝見しているユミちゃんもいつも元気で頑張っています。今では、福島の星ですね。

私もやまと堂の星ぐらいにはなりたいものです。頑張ります。

お参りがすみましたら、そこから途中お花屋さんでお花を買いまして、しばらくぶりにお婆ちゃんの眠る永山丘陵のお墓に行くことにします。

いつも学校から帰るとお婆ちゃんの肩もみなんですよ。あきちゃんの肩もみは最高だよ。あんたは、将来いいことがあるから頑張ってとよく言われましたけど、その時はよくわかりませんでしたが、本当に今は幸せですから、まんざらお婆ちゃんの言ったことはあたっています。

それでは、感謝を込めておにぎりをお婆ちゃんと食べることにします。
お花をお墓に添えて、お婆ちゃんいつも見守ってくれてありがとうね。お花に私の作ったおにぎりです。一緒に食べましょ。

あきちゃん、ずいぶん腕を上げたね。よく頑張ったね。その調子、その調子。もっともっといいことがあるよ。

何だかここにいると、お婆ちゃんの声が聞こえてくるようです。

今日より明日はもっといい日が来ますように。おばあちゃんありがとうございます。

また来ますよ。

この木にこの一本だけ咲いておりました。素敵ですね。


 

第18話 おぼこのあきちゃん 秋の買い出し

とんぼが野山を楽しそうに飛んでいます。もう秋なのね。
あっという間に夏は過ぎていきました。どんなときにも前へ、前へですか。

それでは、今日は秋の食材を仕入れに行くことにします。
ぼっちキャンプの時に買ったリュックをよいしょと背中にしょい、両手にはカゴを持っていざ、行くとしますか。

とりあえず、塩船観音入口、元つつじやさんがあったところを右に入れば、まもなく藤橋城跡です。この先木下一丁目まで黄金色した稲穂の先に見える大岳山は素晴らしいです。

やはり、秋ですね。

この先の峠を越えれば、川鍋鶏卵さんです。ここの卵はいいですね。

さらに、岩倉温泉を越えて、いよいよ富岡に入ります。

なんたって、この辺りの農家のおじちゃん、おばちゃんの作った野菜は、畑の蔵に集合しますのでここで野菜を買うのが楽しみです。
それにもう一つ楽しみがあります。やっとたどり着いた先で食べるアイスクリームは一番です。

あ~、来てよかったと思う瞬間ですね。

リュックいっぱいに買います。農家のおじちゃん、おばちゃんに感謝です。ありがとうございます。

それから、最後に私の尊敬するおばちゃんがいます。100円玉を手ににぎり、会いに行きます。いるといいんですが。富岡で売店をしているおばちゃんです。

ここの野菜は、ちょっと他とは違います。本当においしいんです。
無賃の100円売店なのに、いつも出てきてあいさつをしてくれます。観音様から野菜を分けてもらっているようです。

帰りは、この売店のバス停の前からバスに乗って帰ります。

一月に2回ほどですが、私の楽しみなんです。
みなさんも、歩いて歩いて、疲れた先で食べるアイスクリームはいかがですか。

もう秋は来ています。ぼっち歩きもいいものですね。

コロナがおさまりますように…。

まあ、彼岸花があたりいちめんに咲いています。はい、パチリですね。

第17話 おぼこのあきちゃん 夏休みはカッパです。

ことねも私も一人前になることがおしか婆さんへの恩返しなのね、と考えているうちに楽しみにしている夏休みが近づいてきたようです。テレビのBS番組でいつも楽しみにしている「ひろしのぼっちキャンプ」を私も挑戦することにしました。

社長に相談したところ、まだおぼこのあきちゃんは、「ひろしのぼっち、ぼっちキャンプ」にした方がいいよと言われましたので、うめ子を誘って行くことにしました。

目的地は、富岡の土地にすることにしました。キャンプに必要なリュックや一人用のテント、キャンプ道具は、ほぼ西友でそろえることができました。

練習をかねてやまと堂前の駐車場で夕方にテントを張り、一泊して次の日は、やまと堂から8kmほど歩いて富岡に向かいます。

途中、うめ子と食料を調達しながら、塩船観音によってお参りをして、岩倉温泉郷を目指します。

今回は社長から、フライフィッシングの手ほどきを受けましたので、富岡から川筋を歩きながら岩井堂観音まで釣りをしようと思っております。

魚が釣れれば最高ですが、釣れなくっても初めての体験ですのでこれも楽しみです。

何よりも富岡のキャンプは、うめ子とぼっち、ぼっちキャンプですが、星を眺め、川音を聞きながら、燃える炎でバーベキューするのは楽しみです。

うめ子は、水着まで用意して川遊びをするつもりです。

今年の夏は、いい思い出になると思いますので、思いっきり楽しみたいと思います。

どこか、岩があれば川に飛び込むところがあれば挑戦するつもりです。今年は、カッパになります。

魚が釣れますように…。お参りをしていきましょう。

第16話 おぼこのあきちゃん ことねちゃんも元気です。

おしか婆さんのお手紙にはいつもびっくりさせられます。

「おまえと一緒に修行していたことねがまいっているらしいので、おぼこのあきちゃんおまえが行ってカツを入れて来てくれ」というお手紙です。張本さんじゃあるまいし、どうしましょうかね。何でも社長にいってあるらしいので、2、3日休んで、古川温泉に行くことになりました。
ことねちゃんのおでこにカツというシールをつけるわけですから2、3枚用意しておきますか。
よく話を聞いてからにしますけど、話によっては、やりますよ。

修行に入る前の日、おしかばあさんに言われて、私は、化粧道具一式を、ことねは持ってきた楽器と楽譜を豊沢川に捨てたんです。もうやるしかないねといった友が待っているようです。

赤谷川の源流域にある一軒宿を父、母が守ってきた宿です。原始林に囲まれた露天風呂は、本当に素晴らしいものです。その秘湯の宿を守ることを決めたことねです。早く行ってやりたいです。

猿ヶ京手前のバス停で降りると、車が止まっておりました。車から降りてきたのは、お父さんとぷくぷく太ったことねでした。

おぼこのあきちゃん、元気でしたか。

はい、私は元気よ。ことねはどうしたの。

はい、母が亡くなったんです。さびしくって、ついおしか婆さんに手紙を書いてしまったの。

そうだったのね、ことね。
今日は、宿に行って修業時代にやった、つらい時ほど徹底的におそうじをしましょうよ。
どこまでも、お客様のためにきれいに磨きをかけましょう。リュックには、お掃除道具が入っているのよ。
日本一きれいなことね旅館にしますよ。ことね、いいかい。

はい、おぼこのあきちゃん。

ことね、おしかばあさんなら、同じようにしますかね。

やっぱり、おぼこのあきちゃんは、おしかばあさんの一番弟子です。

おしか婆さんは、ことねのこと、亡くなったお母さんと同じ思いでいるから、何かあったら連絡してあげてください。そしたら、私も来ますね。

ことねも、お父さんやお母さん、そしておしか婆さん、それに私も、ことねのこといつも思っているのよ。助け合って生きてきた二人ですもの。これからも、切磋琢磨して、ことねは、日本一の秘湯の宿に、私は、日本一の薬屋さんになるよう、がんばりましょうね。

さあ、朝までお掃除ですよ。ことね。

ありがとう、おぼこのあきちゃん。

いつ来てもきれいなお寺です。聞修院の奥に黒沢川の源流域があるようです。また今度行ってみたいと思います。
今日は、古民家のようなお家が建ちますようにと、ことねが元気になりますようにお願いしてきます。