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第25話 おぼこのあきちゃん 5月の連休の一日

2022/05/09

今年も、成木川と黒沢川の落ち合うところに流されてきた桜さんが集まり筏を作り、ぐるぐる回って大きくなり、川下に流れていきました。

一年に一回しかないこの日のために、みなさまを楽しませていただき、本当にありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。ちょっと、さびしいですね。

5月になれば、またこの辺は新緑の美しさでいっぱいになります。自然豊かで飽きることがありません。

父、母が忙しく、両おばあちゃんに育てられたこともあり、いつも自然がそばにありました。もちろん、愛読書は、どこへ行くにもハイジを持って、公園や川原や森の中でよく読んでいたものです。

ここ富岡には、その頃と全く同じ風景があります。ハイジがおじいちゃんやペーターと登った山の上のお花畑もここにはあるんです。

みなさまに見てもらいたくて写真に残しましたのでご覧ください。

栗林の中にこんなに素晴らしいお花畑があります。

かわいそうなので、お花は摘みませんが、これも一年に一度だけのことなので感謝をもって見とどけたいと思います。

5月の連休まで、楽しめると思います。

みんなで、草刈りをしたらここでお昼にすることにします。

こもれびの中のお花畑でおにぎりをみなさんと食べるなんて、何てすてきなことですかね。

うめ爺が休まなければいいのですが、でもこの美しい景色なら来ると思います。楽しみです。

第24話 おぼこのあきちゃん おぼこの春

2022/04/10

今年も富岡の成木川沿いの桜さんたちがいっせいに花を咲かせました。

仕事を終えてからほぼ毎日カメラを持って来てたものですからとてもうれしいことです。

一年間頑張ってきたご褒美ですかね。桜さんたちがお行儀よく一列に1kmにわたって迎えてくれます。

あきちゃん、ちっちゃな体でよく頑張ったね。精一杯咲かせるから、ゆっくり歩いてきてね。お祝いの花道だよ。と言っているようです。

一年に一回の出会いですが、このような時間を大事にしたいものです。

桜さん、今年もありがとうございました。それでは、岩井堂の観音様の桜も、もう少しで咲くと思いますので参道のお掃除に参りたいと思います。

いつか、富岡から桜並木の参道を作ってお参りできるようにしたいと思います。もう一つの私の目標です。本当は内緒なんですが。目標はいつか叶うと思って精進したいと思います。

なお、岩井堂は道がよくないのでスニーカーで行ってください。でもいい所ですよ。

こんなおぼこですみません。

第23話 おぼこのあきちゃん 春の思い

2022/03/14

今年も梅の木の下にかわいい「ふきのとう」が顔を出してくれました。
いよいよ、春ですね。小鳥さんも元気に飛び回っています。

富岡は、青梅市内から8kmほどしか離れていないのに自然がいっぱいの別天地です。いいところです。
みなさまのための憩いの場所にしたいものです。

私がまだ小学一年生の頃だったと思いますが、青梅市郷土博物館の隣にあるかやぶき屋根のお家に行ったことがあります。

そこには、私のおばあちゃんが、管理人をしていたのでよく遊びに行きました。

「あっこや、よく来たね。」と言っては、かやぶき屋根の縁側でいろんなお話をしてくれました。
本当に、いい思い出になっています。

あたたかい日差しを浴びて、おばあちゃんのひざに頭をのせて、いつの間にか居眠りをしていたものです。

「あっこや、起きてね。帰りますよ。」と言っては、2人で手をつないで帰って行ったのを思い出します。

今訪ねても、旧宮崎家住居は、昔のままです。今でもおばあちゃんが、「あっこや、よく来たね。」と迎えてくれそうです。

おばあちゃんといろいろなお話をした縁側もそのままです。

100年ほど前のかやぶき古民家ですけど、大事にしたいものです。私はこの家が大好きなんです。富岡にもこのような思い出が出来る癒やしの家を建てたいと思います。

作事さん、風玄さん、よろしくお願いします。
おぼこのあきちゃんの夢を叶えてください。私はやります。

第22話 おぼこのあきちゃん 青梅だるま市

2022/02/18

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
寒い毎日ですが、一歩一歩前に進んでいるようです。もうすぐ春が来ますよ。

今年も「青梅だるま市」が1月12日に開催されました。
わたしは、だるま市が大好きなんです。子供の時から父や母やおばあちゃんからいただいたお小遣いを少しずつ貯めて小さなだるまを買いに行くんです。それもお友達といろいろなお店を回りながらお菓子やお人形さんそれに何といっても酒まんじゅうが楽しみなんです。

そして最後に知り合いの徳造じいさんがだしているだるまを買って帰るんです。小さいときからおばあちゃんの知り合いの人です。

私が、「小さいだるまをください。」と言うと徳造じいさんは、「あきちゃん、よく来たね。」と言っては、一番小さいだるまを出してくれるんです。あいよ、これ500円だよ。そして、お金を渡すと、徳造じいさんは、今度はポチ袋に入れたお金を「あきちゃん、寒いところよく来たね。」と言っては、「友達と何か買いなさい。」と渡されるんです。

何か申し訳ないような気がしましたが、うれしい気持ちでした。

今は、もう徳造じいさんはいませんが、あいかわらず息子さんが引き継ぎ、今回もですが、やまと堂のために大きなだるまを買い求めたところ、息子さんから、ポチ袋を受け取りました。

今でも徳造じいさんの思いが、息子さんに引き継がれています。素晴らしいことです。

小さいだるまが、今では一番大きなだるまになりました。

うめ爺、うめ子、それに社長と私で持って帰りました。

やまと堂のだるまは、徳造じいさんの思いの入ったご利益のあるだるまなんです。

それにしても、大きなだるまですね。いったいどこにおいたらよいのかわかりませんね。

どうしましょうか、社長~!  おわり

梅が咲き始めました。春はもうすぐですね。


 
第21話 今年も一歩一歩前進

2022/01/14

みなさま、今年もおぼこのあきちゃんをよろしくお願いしますね。

やまと堂での修業はまだまだ続きますが、泣いたり、笑ったり、転んだりの一年になりますが、私の成長を見守ってください。

やまと堂の2階は、倉庫と事務所と小さなお部屋が一つあります。ここで年末年始を過ごせるなんてなんと幸せなんでしょうか。畳が3枚ほどしかありませんが、私のお城なんです。たまに、ねずみさんやゴキブリさんも来てくれます。うめ子がキャーキャー言っています。

初日の出を拝みに鳥居観音に登ることになっているので、年末、うめ子が泊まりに来るそうなので、母から習ったお豆さんを入れたおせちもどきと、社長からいただいた、「鬼ごろし」とかいう紙パック180ml入の日本酒でも飲んで2人で年越しでもしますか。

それと、今年紅白歌合戦にあこがれの薬師丸さんが出場することになっているので、ぜひ歌を聴いてからゆっくりと出かけたいと思います。
名栗まで歩いて2時間、そこから鳥居観音まで1時間ほどかけて、ゆっくり登りたいと思います。

お天気も良さそうなので、みなさまの健康とやまと堂の発展を祈願してお参りしたいと思います。

社長とうめ爺も、参加することになっておりますが、おそらく酔いつぶれて鼻ちょうちんになっていると思いますので、2人の分までお参りすることにします。

帰りは、「花のや」さんでおいしいものでも食べて帰ることにします。

それにしても、うめ子の願いは、やはり彼氏のことですかね。誰かいい人いませんかね。

毎日の日記の中から、エピソードを取り上げていきたいと思います。
1人でも多くの方に読んでいただけるとうれしいかぎりでございます。
よろしくお願いたてまつります。へんですか。

草刈りもだいぶコツを覚えてきました。今年はここがどんな風になるのか…?楽しみです。

第20話 おぼこのあきちゃん もうすぐ12月です。

2021/11/27

今年ももう少しですね。

12月に入るとやまと堂も忙しくなるので、今日は、うめ爺、うめ子と社長と私で今年最後の草刈りをすることになりました。

ここ富岡は、やまと堂の夢と将来を叶えるところです。美しい山や川があり、森があり、豊かな自然が残っているんですよ。
やまと堂に来てくださるお客様の憩いの場になるよう一生懸命お手入れをして、来年はまた一歩前進したいと思います。

四季折々楽しめる草花に囲まれて、自然に心をゆだねるひとときを過ごすのも素敵だと思います。

私はいつも歩きながら夢を見ているのでよく転ぶんですよ。スマホじゃないのがおかしいですね。

みなさん草刈りも上達しました。やはりそれぞれが夢を持っているんでしょうか。

草刈りの後、社長とうめ爺は、岩井堂の下まで、魚釣りに行くそうなので、私は、うめ子に言われたのですが、「おぼこのあきちゃん、だんだんちびまる子ちゃんの髪になってきましたよ。」と言われましたので、うめ子と2人、久々に美容室に行くことになりました。

そんなわけで、青信さんで40周年の駄菓子セットをいただいてから、アップルサラさんに行きました。

どう、うめ子、やっぱりサラさんは、うまいですか。

ちびまる子ちゃんから、おぼこのあきちゃんに変身ですね。あ~、すてきですよ。

うめ子、そんなにほめなくてもいいのよ。それでは、帰りにロッテリアによりますか。うめ子、何か食べてくださいね。私が出しますね。

やっぱり秋は、紅葉が素晴らしいですね。はい、パチリ。

第19話 おぼこのあきちゃん お婆ちゃん元気ですか。

2021/10/29

昨日まで、半袖でいましたのに、今日はもう長袖になるなんて不思議ですね。冬近しですか。

うめ爺が怖がっているコロコロも、もう少なくなってきたのか、みなさまのお顔も晴れ晴れしているようです。もう少しですね。気を緩めず頑張っていきましょうか。

元気に過ごせていることに感謝、そして、一年を無事に過ごせますように塩船観音様にお参りに行きましょう。
うめ爺うめ子、社長とやまと堂のこともお願いします。

あっぱれ酒造のゆみちゃんから今年も新米をいただきましたのでおにぎりを用意していくことにします。毎週テレビで拝見しているユミちゃんもいつも元気で頑張っています。今では、福島の星ですね。

私もやまと堂の星ぐらいにはなりたいものです。頑張ります。

お参りがすみましたら、そこから途中お花屋さんでお花を買いまして、しばらくぶりにお婆ちゃんの眠る永山丘陵のお墓に行くことにします。

いつも学校から帰るとお婆ちゃんの肩もみなんですよ。あきちゃんの肩もみは最高だよ。あんたは、将来いいことがあるから頑張ってとよく言われましたけど、その時はよくわかりませんでしたが、本当に今は幸せですから、まんざらお婆ちゃんの言ったことはあたっています。

それでは、感謝を込めておにぎりをお婆ちゃんと食べることにします。
お花をお墓に添えて、お婆ちゃんいつも見守ってくれてありがとうね。お花に私の作ったおにぎりです。一緒に食べましょ。

あきちゃん、ずいぶん腕を上げたね。よく頑張ったね。その調子、その調子。もっともっといいことがあるよ。

何だかここにいると、お婆ちゃんの声が聞こえてくるようです。

今日より明日はもっといい日が来ますように。おばあちゃんありがとうございます。

また来ますよ。

この木にこの一本だけ咲いておりました。素敵ですね。


 
第18話 おぼこのあきちゃん 秋の買い出し

2021/10/01

とんぼが野山を楽しそうに飛んでいます。もう秋なのね。
あっという間に夏は過ぎていきました。どんなときにも前へ、前へですか。

それでは、今日は秋の食材を仕入れに行くことにします。
ぼっちキャンプの時に買ったリュックをよいしょと背中にしょい、両手にはカゴを持っていざ、行くとしますか。

とりあえず、塩船観音入口、元つつじやさんがあったところを右に入れば、まもなく藤橋城跡です。この先木下一丁目まで黄金色した稲穂の先に見える大岳山は素晴らしいです。

やはり、秋ですね。

この先の峠を越えれば、川鍋鶏卵さんです。ここの卵はいいですね。

さらに、岩倉温泉を越えて、いよいよ富岡に入ります。

なんたって、この辺りの農家のおじちゃん、おばちゃんの作った野菜は、畑の蔵に集合しますのでここで野菜を買うのが楽しみです。
それにもう一つ楽しみがあります。やっとたどり着いた先で食べるアイスクリームは一番です。

あ~、来てよかったと思う瞬間ですね。

リュックいっぱいに買います。農家のおじちゃん、おばちゃんに感謝です。ありがとうございます。

それから、最後に私の尊敬するおばちゃんがいます。100円玉を手ににぎり、会いに行きます。いるといいんですが。富岡で売店をしているおばちゃんです。

ここの野菜は、ちょっと他とは違います。本当においしいんです。
無賃の100円売店なのに、いつも出てきてあいさつをしてくれます。観音様から野菜を分けてもらっているようです。

帰りは、この売店のバス停の前からバスに乗って帰ります。

一月に2回ほどですが、私の楽しみなんです。
みなさんも、歩いて歩いて、疲れた先で食べるアイスクリームはいかがですか。

もう秋は来ています。ぼっち歩きもいいものですね。

コロナがおさまりますように…。

まあ、彼岸花があたりいちめんに咲いています。はい、パチリですね。

第17話 おぼこのあきちゃん 夏休みはカッパです。

2021/08/31

ことねも私も一人前になることがおしか婆さんへの恩返しなのね、と考えているうちに楽しみにしている夏休みが近づいてきたようです。テレビのBS番組でいつも楽しみにしている「ひろしのぼっちキャンプ」を私も挑戦することにしました。

社長に相談したところ、まだおぼこのあきちゃんは、「ひろしのぼっち、ぼっちキャンプ」にした方がいいよと言われましたので、うめ子を誘って行くことにしました。

目的地は、富岡の土地にすることにしました。キャンプに必要なリュックや一人用のテント、キャンプ道具は、ほぼ西友でそろえることができました。

練習をかねてやまと堂前の駐車場で夕方にテントを張り、一泊して次の日は、やまと堂から8kmほど歩いて富岡に向かいます。

途中、うめ子と食料を調達しながら、塩船観音によってお参りをして、岩倉温泉郷を目指します。

今回は社長から、フライフィッシングの手ほどきを受けましたので、富岡から川筋を歩きながら岩井堂観音まで釣りをしようと思っております。

魚が釣れれば最高ですが、釣れなくっても初めての体験ですのでこれも楽しみです。

何よりも富岡のキャンプは、うめ子とぼっち、ぼっちキャンプですが、星を眺め、川音を聞きながら、燃える炎でバーベキューするのは楽しみです。

うめ子は、水着まで用意して川遊びをするつもりです。

今年の夏は、いい思い出になると思いますので、思いっきり楽しみたいと思います。

どこか、岩があれば川に飛び込むところがあれば挑戦するつもりです。今年は、カッパになります。

魚が釣れますように…。お参りをしていきましょう。

第16話 おぼこのあきちゃん ことねちゃんも元気です。

2021/07/29

おしか婆さんのお手紙にはいつもびっくりさせられます。

「おまえと一緒に修行していたことねがまいっているらしいので、おぼこのあきちゃんおまえが行ってカツを入れて来てくれ」というお手紙です。張本さんじゃあるまいし、どうしましょうかね。何でも社長にいってあるらしいので、2、3日休んで、古川温泉に行くことになりました。
ことねちゃんのおでこにカツというシールをつけるわけですから2、3枚用意しておきますか。
よく話を聞いてからにしますけど、話によっては、やりますよ。

修行に入る前の日、おしかばあさんに言われて、私は、化粧道具一式を、ことねは持ってきた楽器と楽譜を豊沢川に捨てたんです。もうやるしかないねといった友が待っているようです。

赤谷川の源流域にある一軒宿を父、母が守ってきた宿です。原始林に囲まれた露天風呂は、本当に素晴らしいものです。その秘湯の宿を守ることを決めたことねです。早く行ってやりたいです。

猿ヶ京手前のバス停で降りると、車が止まっておりました。車から降りてきたのは、お父さんとぷくぷく太ったことねでした。

おぼこのあきちゃん、元気でしたか。

はい、私は元気よ。ことねはどうしたの。

はい、母が亡くなったんです。さびしくって、ついおしか婆さんに手紙を書いてしまったの。

そうだったのね、ことね。
今日は、宿に行って修業時代にやった、つらい時ほど徹底的におそうじをしましょうよ。
どこまでも、お客様のためにきれいに磨きをかけましょう。リュックには、お掃除道具が入っているのよ。
日本一きれいなことね旅館にしますよ。ことね、いいかい。

はい、おぼこのあきちゃん。

ことね、おしかばあさんなら、同じようにしますかね。

やっぱり、おぼこのあきちゃんは、おしかばあさんの一番弟子です。

おしか婆さんは、ことねのこと、亡くなったお母さんと同じ思いでいるから、何かあったら連絡してあげてください。そしたら、私も来ますね。

ことねも、お父さんやお母さん、そしておしか婆さん、それに私も、ことねのこといつも思っているのよ。助け合って生きてきた二人ですもの。これからも、切磋琢磨して、ことねは、日本一の秘湯の宿に、私は、日本一の薬屋さんになるよう、がんばりましょうね。

さあ、朝までお掃除ですよ。ことね。

ありがとう、おぼこのあきちゃん。

いつ来てもきれいなお寺です。聞修院の奥に黒沢川の源流域があるようです。また今度行ってみたいと思います。
今日は、古民家のようなお家が建ちますようにと、ことねが元気になりますようにお願いしてきます。