今年は春休みを利用して、おしかばあさんに会いに行くところです。
どうにもならない私を社長が、おぼこのあきちゃんは、長い目で見るしかないので、大沢温泉におしかばあさんというすごいおばあさんがいるから、修業しておいでと言われ、一人で旅立ったのが昨日のことのように思い出されます。
当時は、不安で、不安でどうにもなりませんでしたが、今回は、おしかばあさんに会いたくてたまりません。
どうにもならない私を、ここまでしてくださった人なんです。
育てのおばあちゃんですかね。
そうとう怒られましたが、もうなつかしいです。
今では、やまと堂の私もおしかばあさんですかね。社長も安心しているようです。なんちゃって、ここでの話しですが。
そんなわけで、お土産をいっぱい持ってきました。
あらもう、新花巻の駅ですよ。あそこにちっちゃなおばあさんが見えましたが、もしかしておしかばあさんですかね。あ~あ~、涙が止まりません。おしかばあさ~ん、会いたかったよ。
おい、おぼこ。私だよ、ばあさんだよ。
はい、あのおぼこです。おしかばあさん、小さくなりましたね。
もうすぐ、お迎えが来るから、あの世に運んでもらうには、小さくて軽い方がいいだろうよ。
うれしいよ、会いに来てくれて。みんな元気かね。
はい、社長もうめ爺もうめ子も元気です。
おまえさんは、こんなにでかくなっちまって、その太い腕は、いったいどうなっているんだね。
おばあさんが鍛えてくれたおかげですかね。
たいしたものだね。やっぱり、私の一番弟子だね。
温泉に入ってゆっくりしな。今日、明日は、おまえの専属の仲居をつとめさせていただくよ。
さあ~、私の最後の勤めになるかもね。よく見ておくんだよ、おぼこのあきちゃん。
私は、迎えが来るまで、この大沢温泉の仲居さんで終わるつもりだよ。会長は、もう嫌だね。
さあ、宿に行きますかね。お荷物を持たせてくださいな、おぼこのあきちゃん様。
はい、よろしくお願いします。 つづく
『梅酒をつける季節になりました。』
作り方
青梅:1kg、氷砂糖1kg、ホワイトリカー1.8ℓ
梅をきれいに洗い、へたをとります。水に3時間ぐらいつけ水気を切ります。
梅の実を一つずつキッチンペーパーに焼酎をふくませふきます。(きれいな実になります)
青梅、氷砂糖を交互にいれ、最後にホワイトリカーをそそぎます。
濃厚な梅酒を飲みたいと思いますので、来年の今ごろまで熟成させます。